更新日:2022年1月27日
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コンポスト容器方式
コンポスト容器方式とは
コンポスト容器を使った生ごみのリサイクルは、生ごみを土に接触させて、土の中の微生物やミミズなどの働きで分解して堆肥化します。
コンポスト容器方式には、地上式、地中式の2種類があります。
地上式
大きなバケツのような容器(直径60から70センチメートル)の下部を10から20センチメートル埋めます。
地中式
格子状の大きなバケツのような容器(60から70センチメートル)をふたの部分だけ残して地面に埋めます。
地上式
地中式
コンポスト容器方式の特徴
- 生ごみ、食べ残し、枯葉、枯草、小枝などを堆肥にできます。
- 生ごみが多く出るご家庭にも対応可能です。
- 生ごみを投入する際に水きりをしっかりすること、適度にかき回すこと以外は、あまり手間がかかりません。
やり方
器材と設置方法
土に埋めて設置します。(理想的には南側で日当たり、水はけ、風通しのよいところ)[容器は雑貨店・ホームセンターなどで購入できます。]
ハエが入らないように埋めた容器の周りにしっかり土をかぶせて、足で踏み固めます。
入れ方
生ごみの投入
生ごみは水切りをしっかりして、新鮮なものを入れましょう。
生ごみを入れる前には、コンポスト内の発酵生ごみの固まりをよく混ぜ合わせ空気を入れましょう。(生ごみの発酵を促進する微生物は酸素を十分に必要とします)
魚のハラワタや水分の多い生ごみは、コツをつかんでから入れましょう。
毎日ではありませんが、適当な頻度で
お天気の良い日にはふたを開けて、風と太陽の光を一杯いれる。(虫の侵入に注意)
一杯になったら
生ごみの上に土をかぶせて、発酵→分解→堆肥になるのを待ちます。
もう一箇所、コンポストを設置できる場所があれば、交互に使用して、効率的な生ごみのリサイクルができます。
堆肥になるまでの期間は
夏:2から3か月位、冬:4から6か月位
堆肥が完熟してくると材料にかかわらず、色は黒くなって、わずかにカビくさい感じです。強いアンモニア臭や腐ったような臭いがする場合は成熟が不十分です。]
上手にやるコツ(こんな時には、こんな対応策)
生ごみを入れる前に
底に3センチメートルくらい米ぬかを入れて、その上に枯葉、枯草を敷いて床をつくります。
(微生物の活動が活発になって発酵が促進されるようです。)
水分の多いものを入れる場合
- すいかやメロンなど水分の多いものは、刻んでいれたほうがいいようです。
- 魚のハラワタなどは、米ぬかをまぶして(唐揚げを作る時に粉をつけるような感じ)からコンポストに入れると臭いや虫の発生もないようです。
水分が多くなったら
水分調節には、乾いた土、枯草、枯葉、米ぬかなどを入れます。
(枯草は、刻んで入れましょう。大きなまま入れると、分解に時間が掛かります。)
虫が発生したら
- ウジムシなどが発生した場合は、石灰(苦土石灰)を投入すると効果があります。
- コバエなどの虫よけには、木酢液、竹酢液も効果があるようです。
適当な頻度で
時々、発酵促進材を入れると臭いや虫の発生がないようです。
途切れなく効率的に
コンポスト容器に生ごみを一杯まで入れると、容器を抜く際にかなり力がいるのと、かぶせる土も多量に必要です。そこで、もう一箇所別の場所に容器を設置できるスペースがあるご家庭には、つぎの方法をおすすめします。
生ごみが容器の3分の1から2分の1程度になったところでコンポスト容器を次の場所へ移動させることで少し楽になります。
- (1)地上式ですが、穴を20から30センチメートル掘ります。
- (2)米ぬかと枯草などで床をつくり、容器を設置します。
- (3)最初の容器をはずした上の部分の発酵生ごみ(発酵ははじまっているが分解とまでは、達していない)を新しく設置した容器の中に入れます。
- (4)掘った土を最初の発酵生ごみにかぶせて成熟を待ちます。この方法で2から3箇所回せれば途切ることなく生ごみのリサイクルが行えます。
モニターに参加した感想
- 以前、自分で行った時には虫の発生等のトラブルに悩んで、どこに相談したらよいかもわからずにやめてしまいました。モニターとなって、皆さんと一緒に成功例・失敗例・についての情報交換等、一年間取り組んだ結果、ちょっと自信もついて毎日楽しく行っています。
- 可燃ごみは紙ごみだけ、「ごみを少しでも減らそう」と心掛けるようになって、生ごみが減った分以上にごみ量が減っています。
- コンポスト容器方式は、あまり手間もかからず生ごみが減って大助かりです。
- あまり神経質にならずにできるので、長続きしそうです。
- 出来上がった堆肥に植物を植えるのが楽しみです。
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