大気環境情報

はじめに

大気汚染物質には二酸化硫黄、一酸化炭素、浮遊粒子状物質、二酸化窒素、オキシダント、微小粒子状物質などがあり、江戸川区では、大気汚染状況を常時監視するため、区内3ヵ所で測定を行っています。また、東京都も都内82ヵ所に測定局を設置しており、内3ヵ所が区内に設置されています。

江戸川区が設置している測定局
測定局	種類	所在地	測定項目
中央局	一般局	環境測定分析室中央1丁目13番2号	一酸化炭素、浮遊粒子状物質、二酸化窒素、オキシダント、炭化水素類、風向、風速
篠崎局	自排局	篠崎小学校篠崎町3丁目2番18号	二酸化窒素、浮遊粒子状物質
上一色局	自排局	上一色中学校上一色1丁目8番11号	二酸化窒素、浮遊粒子状物質

東京都が設置している測定局
測定局名	種類	所在地	測定項目
江戸川区鹿骨	一般局	農林総合研究センター鹿骨1丁目15番1号	二酸化硫黄、一酸化炭素、浮遊粒子状物質、二酸化窒素、オキシダント、微小粒子状物質、炭化水素類、温度、湿度、風向、風速
江戸川区春江町	一般局	二之江中学校春江町5丁目3番1号	二酸化窒素、浮遊粒子状物質、オキシダント、微小粒子状物質、温度、湿度、風向、風速
江戸川区南葛西	一般局	葛西南高校南葛西1丁目11番1号	二酸化窒素、浮遊粒子状物質、オキシダント、微小粒子状物質、炭化水素類、温度、湿度、風向、風速

環境基準は、人の健康を保護し生活環境を保全するうえで「維持することが望ましい基準」として、環境基本法第16条において主要な大気汚染物質に設定されています。

環境基準
物質名	環境上の条件
二酸化硫黄	1時間値の1日平均値が0.04ppm以下であり、かつ、1時間値が0.1ppm以下であること。
一酸化炭素	1時間値の1日平均値が10ppm以下であり、かつ、1時間値の8時間平均値が20ppm以下であること。環境基準を達成するための年平均値の目安は5ppm。
浮遊粒子状物質	1時間値の1日平均値が0.10mg/立方メートル以下であり、かつ、1時間値が0.20mg/立方メートル以下であること。環境基準を達成するための年平均値の目安は0.035mg/立方メートル。
二酸化窒素	1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内またはそれ以下であること。環境基準を達成するための年平均値の目安は30ppb。
オキシダント	1時間値が0.06ppm以下であること。
微小粒子状物質	1年平均値が15μg/立方メートル以下であり、かつ、1日平均値が35μg/立方メートル以下であること。

（注）工業専用地域、車道その他一般公衆が通常生活していない地域又は場所については適用しない。

評価方法
物質名	評価方法
一酸化炭素	年間の1日平均値のうち、高い方から2％の範囲内にある値を除外した後の最高値である「2％除外値」（測定日数335日だと8番目に高い値）を、環境基準と比較して評価します。ただし、日平均値が環境基準値を超える日が2日以上連続した場合は非達成と評価します。
浮遊粒子状物質
二酸化窒素	年間の1日平均値のうち、低い方から98％に相当する値「98％値」を、環境基準と比較して評価します。
微小粒子状物質	長期基準に関する評価は、1年平均値を環境基準と比較します。短期基準に関する評価は、年間の1日平均値のうち、低い方から98％に相当するもの「98％値」を環境基準と比較します。長期・短期基準に関する評価両方を満足した場合に環境基準達成と評価します。