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更新日:2023年7月3日

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六価クロム鉱さいによる汚染土壌

これまでの経緯

昭和50年7月、住民団体が江戸川区堀江町(現:南葛西)に大量の鉱さいが埋め立てられていると発表したことを契機に、江東・江戸川両区に多くの六価クロム鉱さいが埋め立てられている事実が明らかになりました。

本区では、昭和50年8月「六価クロム対策本部」を設置し、健康調査や環境調査、江戸川区小松川にあった日本化学工業株式会社南北工場への立ち入り調査を実施し、さらに東京都と協力し、六価クロムの飛散と滲出を防ぐため日本化学工業株式会社に還元剤の散布やアスファルト舗装等の応急対策を実施させました。

昭和55年からは東京都の指導のもと、日本化学工業株式会社の費用と責任において、日本化学工業株式会社南北工場跡地で恒久処理事業が進められました。当該地は鉱さいで満杯となり、公園の整備が行われ、平成3年10月から一般に開放しています。また、平成元年12月には江戸川区小松川に新たな処理地を建設し、小松川再開発地区内の鉱さいを処理した後、平成13年には広場として開放しています。

経過

いつ 事項
昭和50年7月 区内に六価クロム鉱さいが埋め立てられている事実が明らかになる
昭和50年8月 本区「六価クロム対策本部」を設置
昭和50年9月 東京都「六価クロムによる土壌汚染対策専門委員会」を設置
昭和52年10月 東京都が日本化学工業株式会社に対し恒久処理の実施を要請
昭和52年12月 「住民参加による日本化学工業株式会社クロム公害対策会議」が発足
昭和54年3月 東京都と日本化学工業株式会社が「鉱さい土壌の処理等に関する協定」を締結
昭和55年 江戸川区小松川にて六価クロム鉱さいの封じ込め処理工事が開始
平成13年 封じ込め処理工事完了、公園等として開放

また、平成4年7月、風の広場西側の旧中川護岸から六価クロムを含む水が流出しているとの報道があり、東京都で水処理施設の設置や旧中川護岸の整備工事を実施しました。

健康影響調査

昭和48年に江東区で、昭和50年に本区で問題が明らかとなったため、地区住民の健康調査を実施しました。その後、東京都は昭和52年11月の都知事の対話集会での表明、クロム対策会議の提言を受け、昭和54年3月から平成3年まで住民健康影響調査を実施しました。その結果は「クロム被爆との関連を特定できる健康障害を認める所見はなかったが、一般的な健康不安は強く、加齢とともに増大していた。」ということでした。そこで平成5年からは毎年健康相談事業を実施しています。

健康相談は、東京都保健医療局環境保健衛生課環境保健担当(電話:03-5320-4491)まで

関連リンク

六価クロム汚染土壌対策(東京都環境局)別ウィンドウで開きます

東京都は毎年、江東区と江戸川区内の処理地で大気と水質について六価クロム等のモニタリング調査を行っています。

問い合わせ

環境課指導係 電話:03-5662-1995

このページに関するお問い合わせ

このページは環境部環境課が担当しています。

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