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更新日:2019年9月1日

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学童疎開から75年 鶴岡市と江戸川区の絆(9月1日)

 

 今年の夏の甲子園大会に東東京代表として出場した関東第一高校は、堅守と積極的な走塁を武器にベスト8という成績を残しました。3回戦では本区の友好都市である山形県鶴岡市の鶴岡東高校と対戦。全国3730の参加校の中で、この2校が全国大会で相まみえたのは、奇跡的な巡り合わせと言わざるを得ません。

 鶴岡市との縁は戦時中の学童疎開にさかのぼります。当時、約3700人の学童が夜行列車で14時間もかけ鶴岡市に向かいました。少年期の多感な時代に親元を離れ、遠く知らない土地での生活を余儀なくされた不安はいかばかりだったか。一方で迎えた鶴岡の人たちはわが子同然に面倒を見てくれたそうです。

 その感謝の思いから発足した疎開団体は交流を重ね、昭和56年に両区市が友好都市の盟約を結ぶと、交流の幅は世代を超えて大きく広がっていきました。疎開50周年の年には180人の元学童が初めて集団で鶴岡を訪れ、市役所前に「学童疎開ゆかりの地」と記された記念碑を寄贈。碑には友好と繁栄、そして平和への願いが刻まれています。

 今年は疎開75周年。当時は考えもしなかった夢の舞台での延長11回の熱戦は、人々の記憶に残るとともに、長い友好交流の歴史の新たなページを開きました。

江戸川区長 斉藤猛

 

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