更新日:2025年6月19日
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2025年6月19日 「区特産アサガオ」 生産最盛期
夏本番を前に、来週から出荷開始
区内園芸農家では、色鮮やかな区特産のアサガオの生産が最盛期を迎えています。「有限会社江戸川園(鹿骨4丁目)」では本日(19日)、来月行われる「入谷朝顔まつり(朝顔市)」などに向けて、「つる巻き」や「花摘み」などの作業を行っていました。
例年、7月6日から8日にかけて開催される「入谷朝顔まつり(朝顔市)」。周辺の植木屋の廃業により同まつりは一度姿を消しましたが、地元住民らが切り花の生産が盛んな江戸川区の園芸農家に生産を依頼し、1948年に復活しました。今年のまつりには約3万鉢のアサガオが並びますが、その約6割が江戸川区産です。
江戸時代末期から続く園芸農家「有限会社江戸川園」では、寒い時期の2月から土づくりを始めます。5代目の半谷善之(はんやよしゆき/入谷朝顔組合長/68歳)さんが毎年4月中旬に種をまき、10日ほど苗床で育てます。その後、4色の苗を組み合わせて一つの鉢に植え替えを行い、温度管理に気を配りながら成長を待ちます。暑い日には一日で5センチから10センチもつるが伸びるため、出荷間近の繁忙期には朝5時頃から夜7時頃まで半谷さん一人で作業をこなしています。今年は気温が高い日が続いた影響で全体的に成長が早かったものの、成長速度を調整しながら丹精込めて育て、出荷に合わせてまさに花盛りを迎えました。同園では、赤や白、青紫など色とりどりの品種約1,000鉢を生産しており、23日(月曜日)から月末にかけて続く出荷に向けて、作業は大詰めを迎えています。
本日(19日)、同園では、半谷さんが早朝から、伸びたつるを行灯(あんどん/つるを絡ませるための円柱形の骨組み)に巻き付ける「つる巻き」や、つぼみに栄養が届くよう花を摘む「花摘み」など、一つ一つ丁寧に作業を行っていました。半谷さんは、「今年も満足のいく出来栄えのアサガオを生産することができました。日中は日なたに置いたり、夏の終わりに大きい鉢に植え替えたりと、丁寧にお世話をすれば秋まで花を咲かせるので、長く楽しんでほしい」と話しています。
区内では、今月28日(土曜日)に「第47回江戸川松江銀座朝顔市」が東善寺(松江1丁目)で、7月13日(日曜日)に「第36回小岩あさがお市」がJR総武線小岩駅南口の各商店街で、それぞれ開催されます。
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