更新日:2025年6月13日
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2025年6月13日 夏を前に、昔ながらの「丸麦麦茶」出荷最盛期
伝統の製法と素材にこだわった江戸川生まれの麦茶
本格的な夏の到来を前に、区内で110年以上にわたって麦茶の製造を続ける小川産業株式会社(江戸川6丁目/代表取締役社長:小川良雄(おがわよしお)/70歳)では昔ながらの製法にこだわって、大麦の粒をそのまま使用した「丸麦麦茶」の出荷が最盛期を迎えています。
明治41(1908)年創業の同社では、初代社長である故・小川竹次郎(おがわたけじろう)さんが考案したこだわりの製法を現在も受け継ぎ麦茶を生産しています。使用しているのは国産の六条大麦の中でも高品質で香りと甘みがある富山産と茨城産のブレンド麦。初めに耐火性の高い大谷石を使って作られた一号窯に麦を入れ、250度の高温で1分間焙煎します。よく混ざりあうよう八角形をした特殊な構造の窯の中で砂と一緒に撹拌しながら焙煎し、ふっくらと丸く膨らんだところで隣に並ぶ二号窯に移し、今度は180度の低温で1分間加熱します。焙煎作業はその日の気温や湿度によって大きく左右されるため、三代目でこの道40年以上の良雄さんが、目と鼻で煎り具合を確認しながら窯の温度を調整することで、まろやかなうまみが凝縮された麦が出来上がります。同社では年間で約150トンを生産しており、繁忙期の5月から8月にかけては約80トンと年間生産量の半数以上を出荷しています。
夏日となった今日(13日)、香ばしい麦の香りが広がる工場では、小川さんらが額に汗をにじませながら作業をしていました。小川さんは、「近年は熱中症予防などもあり、昔ながらの麦茶を好んで飲む方が多くなってきた。麦茶の味と香りにこだわり手間ひまかけて作っているので、ぜひ多くの方に飲んでほしい」と話しています。
同社の人気ナンバー1は、麦を砕かず粒のまま使用した「つぶまる(13グラム×20パック/税別460円)」。麦茶本来の香りや甘みが楽しめる煮出し用の六条麦茶で、美しく澄んだ透明感のある色と後味がすっきりしているのが特徴です。さらに、時代背景やライフスタイルの変化に即し、ボトルに入れるだけで手軽に麦茶を作ることができる「つぶこ さわやかライト(3グラム×10パック/税別260円)」や、カフェインが苦手な人でもコーヒーのような深い香りが楽しめる「深煎りドリップバッグ(12グラム×5パック/税別400円)」などを発売しており、人気を集めています。
同社の商品は、篠崎文化プラザ内の「江戸川区名産品アンテナショップ(篠崎町7丁目)」やデパートなどのほか、同社ホームページから購入することもできます。
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