2023年（令和5年）8月31日　放置自転車返還業務における個人情報の流出について

区が業務を委託する放置自転車対策において、撤去した放置自転車を返還する際に自転車の所有者ではなく使用者に返還した後に、所有者に使用者の個人情報を提供する事案が発生しました。自転車使用者に謝罪するとともに、受託事業者に個人情報保護の徹底と再発防止を図るよう厳重に指導しました。

1　概要

（1）発生経緯

• 7月24日（月曜日）JR小岩駅周辺にて当該放置自転車を撤去。小岩集積所で保管。
• 8月1日（火曜日）返還通知はがきを当該自転車に記載のあった法人（所有者）宛てに発送。
• 8月3日（木曜日）当該自転車を使用していた方（後に自転車所有者の元関係者であることが判明。）が小岩集積所に来所。返還通知はがきを持参していなかったが、運用ルールに沿って身分証明書と返還請求書の氏名・住所・電話番号を照合・確認のうえ自転車を返還。
• 8月24日（木曜日）自転車所有者（法人）の方が返還通知はがきを持参し、小岩集積所に来所。係員が返還済みである旨説明したところ、当該自転車を受け取った人の個人情報の開示を強く求められたことから、返還請求書のコピーを渡した。

（2）流出した個人情報

当該自転車使用者の氏名・住所・電話番号

2　発生後の対応

受託事業者から自転車を使用していた方への謝罪をするとともに、所有者に対し渡した返還請求書のコピーの返還を要請し回収した。なお、現在のところ、これ以上の個人情報流出がないことを確認した。

3　再発防止策

個人情報保護の徹底を図るよう受託事業者を厳重に指導。

駐輪場スタッフに対する個人情報の取り扱いに関する研修の実施。

駐輪場内の窓口・保管キャビネット・保管ファイルに個人情報の開示は如何なる場合も行わない旨を掲示するなどの情報セキュリティ対策の強化を実施。

4　土木部施設管理課長藤戸潤のコメント

「関係者の皆さまにご迷惑をお掛けしましたことを心よりお詫びいたします。再発防止に向け、適正な個人情報の管理を徹底するよう指導してまいります」