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更新日:2025年6月4日

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熱中症予防には早めの暑熱順化(しょねつじゅんか)が有効です

暑さに体が慣れていないと熱中症の危険性が高まります。本格的な夏を迎える前に、無理のない範囲での運動や入浴によって汗をかくなど、「暑熱順化」で体を暑さに慣らすことが熱中症予防に有効です。

熱中症は7月が最も多い

例年7月は熱中症の患者が多く発生します。暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて暑さに強くなるため、8月以降は減少傾向となっています。

グラフ:令和6年の熱中症患者数は過去最多

グラフ:江戸川区内では7月上旬から暑さ指数が28を超える(指数28以上は熱中症患者が著しく増加する傾向)

暑熱順化が熱中症予防に有効

暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。具体的には、汗をかきやすくなること、体温調節能力が高まることなど、意識的に暑さに強い体づくりを目指します。

暑熱順化で暑さに負けない体づくり

人は運動や仕事などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇します。体温が上がった時は、汗をかくこと(発汗)による気化熱や、心拍数の上昇や皮膚血管拡張によって体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で、体温を調節しています。この体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇し、熱中症が引き起こされます。暑熱順化がすすむと、発汗量や皮膚血流量が増加し、発汗による気化熱や体の表面から熱を逃がす熱放散がしやすくなります。

暑熱順化は日常生活の中からできます

体を暑さに慣れさせることが重要なため、実際に気温が上がり、熱中症の危険が高まる前に、無理のない範囲で汗をかくことが大切です。
日常生活の中で、運動や入浴をすることで、汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう。

  • ウォーキング・ジョギング
  • サイクリング
  • 筋トレ・ストレッチ
  • 入浴

(注)上記はあくまで目安となります。上記を行っても必ず暑熱順化できるわけではありません。
また、実施時は個人の体質・体調、その日の気温や室内環境に合わせて無理のない範囲で行ってください。運動時は屋外や室内の天気や気温などの環境の変化に注意し、水分や塩分を適宜補給して、熱中症に十分注意してください。

暑熱順化は今から必要です

東京都では5月下旬から暑熱順化が必要になってきます。暑熱順化には個人差もありますが、数日から2週間程度かかります。暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始め、暑さに備えましょう。

暑熱順化前線

参照:一般財団法人日本気象協会「熱中症ゼロへ」プロジェクト

参考情報サイト

このページに関するお問い合わせ

このページは環境部気候変動適応計画課が担当しています。

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