目黒不動

落語「目黒のさんま」より

落語「目黒のさんま」の発端は、殿様が目黒不動参詣に行くところ。その目黒不動に行ってみると、さすがに大きなお不動さん。

江戸川画像文庫で高画質の絵を見る

あらすじ

目黒不動への参詣をかねて鷹狩りに出かけた殿様がお腹を空かせていると、近所の百姓家で焼いているさんまのいい匂いが。この殿様が「庶民の食す下魚」のさんまを苦しゅうないと食べてすっかりその味が気に入ってしまいます。お屋敷に帰ってからも忘れられず家来に所望。それではと房州の網元から立派なさんまを取り寄せ同じように焼くのですが、あまり塩や油の強いものを殿様に出してはという心遣いから塩気と油気をすっかり抜いたものを出します。これを食べた殿様がちっとも美味しくないさんまに「このさんまはどこから取り寄せた」「房州の網元から」「それはいかん、・・・。」