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更新日:2024年7月12日

2月の行動:とにかくリサイクルをしよう!

もったいないから制服リユース

入学式の時には大きめだった制服を、3年後にはちょうどいい具合に着こなして卒業式を迎える―。成長期真っ盛りの中学生ならではの、ほほ笑ましい事情です。でも、しっかりした仕立ての制服は3年間着てもまだまだ着られそうで、“もったいない”ということも。そんな卒業生の制服を、PTAなどの力で先輩から後輩に引き継ぐ「制服リユース」(注)が各校で行われています。

(注)「リユース」:例えば飲料用のガラス瓶を回収・洗浄して、再び瓶として用いるような工程は「リユース」と呼ばれます。おなじみの「リサイクル」や、資源の使用量を減らす「リデュース」と共に、資源節減のための重要なキーワードです。

1着千円で“販売”

「このブレザーはボタンが少しほつれているけれど、状態はとってもいい。きれいに着たんでしょうね」
慣れた手さばきでPTAに寄付された制服の状態をチェックするのは、松江第五中学校PTA会長の堀江徹さんです。
ずらり約50着の制服が並ぶハンガーラックの前に立つとまるでテーラー(洋服職人)のようなたたずまいですが、堀江さんの本業はサラリーマン。同校では堀江さんと同じくボランティアのPTAメンバーが時間をやりくりして学校に足を運び、ストックした制服の管理をしています。
「さすがにPTAで繕いまでやる余力はありませんが、集めたらクリーニングに出してから保管しています」
販売会は、PTAの役員会に合わせて2カ月に一度ほど。“販売”といっても制服1着千円ですから、ほぼクリーニング代の実費負担といってよいかもしれません。

保管中にカビや虫にやられたら申し訳ないから、いろいろ工夫して状態を保っています 校内PTA室に保管された制服を手に取る堀江さん

「もったいない」の気持ちに応えて

「私の地元は区外ですが、昔に比べればどの土地でも隣近所のお兄さんお姉さんからの“天然モノのお下がり”がもらえるような機会は減っているんだろうと思います」と堀江さん。「この活動には、そうした時代であっても皆さんが感じる“もったいないな”、“誰かにもっと使ってほしいな”という気持ちに応えられているんじゃないかという手応えがありますね」
堀江さんのお子さんはこの春、同校を卒業予定の3年生。「まだ本人から直接には聞いてはいないけれど、卒業したらPTAの制服リユースに協力しようと思ってくれているようです」

昔ながらの形も

在校生の2年生ではどうでしょうか。撮影に協力してくれた生徒2人に、いずれ寄付する予定はあるかを聞いてみると、「(弟・妹がいるから)もう予約済みなんです」という答えが。もちろんそれだって“リユース”です。
家庭内でのお下がりという昔ながらの形で、時にはPTAが間を取り持つ新しい形で――いずれにしろ、「もったいない」の精神は江戸川区の子どもたちに確かに根付いているようです。

女子生徒2人

男子生徒2人

実施状況は各校で異なります
制服リユースは多くの区立中学校で実施されていますが、大部分が各校PTAによるボランティア事業として行われています。このため、回収・販売(譲渡)の規模や頻度、対象者、品目などは各校の事情によりさまざまです。
在校・進学予定の中学校での実施状況・利用方法を知りたい方は、各中学校か、区の資源循環推進係(電話:03-5662-1689)にお問い合わせください。

Act!さあ行動しよう

古着・古布回収でリサイクル軍手をプレゼント

軍手区の「古着・古布リサイクル回収」を利用したことはありますか?2月の回収では、通常回収(区内23会場)と臨時回収(2会場)に持ち込まれた方に、古着・古布を再生して作られた「ただいま‼軍手」をプレゼントします(数量限定、葛西清掃事務所と小松川清掃分室での常設回収は対象外)。
古着・古布をごみとして捨てる前に、資源としてリサイクルに出せないかぜひ見直してみてください。
詳しくは区ホームページをご覧ください。

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資源循環推進係 電話:03-5662-1689

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