更新日:2025年1月14日
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自転車の利用
自転車の危険な運転に新しく罰則が追加(令和6年11月1日に改正されました)
令和6年11月1日から道路交通法の改正により「運転中のながらスマホ」と「酒気帯び運転および幇助」について新しく罰則が整備されました。
運転中のながらスマホ
スマートフォンなどを手で保持して、自転車に乗りながら通話する行為、画面を注視する行為が新たに禁止され、罰則の対象となりました。(停止中の操作は対象外です)
- 違反者
6ケ月以下の懲役又は10万円以下の罰金 - 事故などの交通の危険を生じさせた場合
1年以下の懲役又は30万円以下の罰金
酒気帯び運転及び幇助
自転車の酒気帯び運転のほか、酒類の提供や同乗・自転車の提供も罰則の対象となりました。
- 違反者
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金 - 自転車の提供者
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金 - 酒類の提供者・同乗者
2年以下の懲役又は30万円以下の罰金
ご存じですか?「自転車利用のルールとマナー」
身近で便利な自転車
日本国内の自転車保有台数は、自動車と同程度(約7,200万台)で増加を続けています。
自転車は、身近で気軽に乗れ、日常生活や通勤の手段としても利用されていますが、駅周辺の放置自転車や交通ルール違反やマナーの低下により自転車の交通安全事情は社会問題化しています。
改正道路交通法
平成27年6月1日より、ルール違反を繰り返す自転車運転者(3年以内に2回以上)には、安全運転(14歳以上対象)を行わせるための講習(有料)の受講が義務付けられました。未受講者は罰金刑が適用されます。
対象となる危険行為
- 信号無視
- 通行禁止違反
- 歩行者用道路徐行違反
- 通行区分違反
- 路側帯進行方法違反
- 遮断踏切立入り
- 優先道路通行車妨害等
- 交差点優先車妨害
- 環状交差点通行者妨害等
- 指定場所一時不停止等
- 歩道通行時の通行方法違反
- 制度装置(ブレーキ)不良自転車運転
- 酒気帯び運転等←令和6年11月1日施行
- 安全運転義務違反
- 携帯電話使用等←令和6年11月1日施行
- 妨害運転
交通事故・件数
江戸川区の令和6年の交通事故件数は、1,316件で、死者は4名でした。
特に高齢者及び自転車が関わる事故が増えています。
交通事故は、ルール違反とちょっとした不注意によって起こっています。
加害者になっても被害者になっても肉体的、精神的に多大な影響を及ぼし、解決までに多くの期間を要します。
日頃の何気ない自転車運転から大きな事故に発展するかもしれません。
今回は、よくある自転車の運転の状況から設問しました。クイズを解きながら安全運転を考えてみましょう。
「自転車利用のルールとマナー」クイズ
1.自転車利用時の飲酒について、正しいと思うことを一つ選んでください。
- 普段は自動車で移動しているが、今日は送別会があり、飲酒運転になるため自転車で会場へ向かった。
- 帰宅途中に実家に立ち寄り、ビールを少量ご馳走になった。ほとんど酔っていなかったので、自転車に乗って帰宅した。
- 普段は自転車通勤だが、今夜は職場の送別会があるため、バスで出勤した。
2.自転車走行可の歩道での自転車走行について、正しいと思うことを一つ選んでください。
- 急いでいたので、安全に十分注意をして、歩行者の間を縫うように走行した。
- 歩行者にベルを鳴らして道を譲ってもらった。
- 歩行者の安全を十分注意して、車道寄りを走行した。
3.雨の日の自転車走行について、正しいと思うことを一つ選んでください。
- 買い物帰りに雨が降ってきたので、傘を差して自転車で帰宅した。
- 自転車に乗っていると雨が強くなってきた。カッパは着ているが、雨で前方が見えずらい。そこで、透明のビニール傘で視界を確保して走行を続けた。
- 帰宅途中に雨が降ってきた。カッパを持っていなかったので駅の駐輪場に自転車を預けて、バスで帰宅した。
4.一時停止の標識について、正しいと思うことを一つ選んでください。
- 「止まれ」の標識があったが、自動車に対する標識なのでそのまま走り抜けた。
- 「止まれ」の標識があったので、一時停止をして左右と後方の確認をして走り出した。
5.交差点の自転車走行について、正しいと思うことを一つ選んでください。
- 信号のない交差点で、自動車のエンジン音が聞こえなかったので止まらずに通過した。
- 見通しの良い交差点で、信号が赤に変わっていたが自動車が来なかったので急いで通過した。
- 交差点を右折するため、青信号を直進して道路を渡り方向を右に変えて赤信号を待った。信号が青になったので、左右と後方の安全を確認して交差点を通過した。