更新日:2024年12月27日
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軽度外傷性脳損傷(MTBI)とは
事故や転倒などで頭を打ったり、乳幼児が前後左右に揺さぶられたりすると、脳に衝撃が伝わり、脳損傷が起こることがあります。WHO(世界保健機関)の報告によると30分以内の意識喪失、24時間未満の外傷後健忘を示す脳損傷はMTBIと呼ばれます。
普及啓発リーフレット
中学生以上向けMTBIリーフレット(PDF:1,144KB)
主な原因
- 交通事故
- 高所からの転落
- 転倒
- スポーツ外傷
- 乳幼児の揺さぶり
- 暴力 など
主な症状
~症状や程度には個人差があります~
- 高次脳機能障害(記憶力、理解力、注意・集中力の低下と情緒不安定)
- 発作性意識障害(てんかん発作)
- 手足の運動障害・知覚まひ(手足の動きが悪い、手足の感覚がにぶい)
- 脳神経のまひ(においがしない、見えにくい、味がしない)
- 尿や便の出方が今までと違う
頭を打った時の対応
CT検査やMRI検査などで異常が認められない場合でも、数時間から数日、数週間たってから症状が現れる場合があります。また、むち打ち症などの別の診断を受けていても後から症状が出ることもあり注意が必要です。次のような症状があるときは、医療機関を受診しましょう。
- 意識状態がいつもと違う
- 頭をぶつける前のことが思い出せない
- 手足がしびれる
- 手足の力が入らない
- けいれん
- 吐き気、めまい、頭痛
MTBIの予防
- 自転車や車に乗るときは体格の合ったシートベルトやチャイルドシートを使いましょう。
- 赤ちゃんを激しく揺さぶらないようにしましょう。
- スポーツをするときはルールを守り、防具などをきちんと使いましょう。
- 運動や体操などで足腰を鍛え転倒を予防したり、室内の環境を整えましょう。
問い合わせ先
保健予防課精神保健係
電話番号:03-5661-2479
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