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更新日:2025年5月9日

ページID:63075

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百日咳にご注意ください

全国的に患者発生報告が増加しています。区内の医療機関からも報告されており、2025年の東京都全体の報告数は、4月27日時点で既に800件を超え、2024年1年間の報告数の倍以上となっています。

百日咳届出数グラフ

(出典)東京都感染症情報センターホームページ「WEB感染症発生動向調査」全数報告疾病届出患者数推移グラフ(週)

百日咳とは

長期間「せき」が続く感染力の強い呼吸器感染症です。大人では比較的軽い症状で長期に経過することが多く、感染していることに気づかずに感染源となっていることがあります。乳児(特に新生児や乳児期早期)が感染した場合は、重症になり、肺炎や脳症を合併し、まれに死に至ることもあります。生後6か月以下の乳幼児は特に注意が必要です。

主な症状

症状は3期にわかれ、全経過で約2~3カ月で回復するとされています。

  • カタル期(約2週間):普通のかぜ症状で始まり、徐々に咳が強くなっていきます。
  • 痙咳期(約2週間~3週間):短い咳が連続的に起こり、息を吸込む時に笛の音のような「ヒュー」という音がすることがあります。また乳児の場合、無呼吸や重症の呼吸不全をおこすことがあります。
  • 回復期(約2週間~3週間):激しい咳は徐々に治まり、回復に向かいます。

感染経路

百日咳菌が含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり(飛まつ感染)、手などについた百日咳菌が口に入る(接触感染)ことで感染します。

予防方法

乳幼児

予防接種(5種混合:ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、Hib)を受けることで重症化を予防することができます。生後2か月を過ぎたら早めに接種をしましょう。

大人

症状が出た場合、早めに医療機関を受診しましょう。他の人にうつさないためにマスクを着用し、咳エチケットと手洗いを心がけましょう。

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このページは健康部保健予防課が担当しています。

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