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更新日:2023年5月22日

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梅毒

梅毒とは~梅毒の患者が増えています!~

梅毒は、性的な接触などによってうつる感染症です。近年患者数が急増しており、治療をしなければ発疹やただれなどが出たり消えたりしている間に病気が進行し、脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
また妊娠している人が梅毒にかかると、流産、死産となったり、子が梅毒にかかった状態で生まれる先天梅毒となることがあります。早期の適切な治療が必要な感染症です。

都内、梅毒男女別患者の発生推移

(引用元)東京都感染症情報センター(梅毒の流行状況)(東京都2006年~2022年のまとめ)

感染経路

原因は梅毒トレポネーマという細菌です。菌を排出している感染者との粘膜や皮膚の接触を伴う性行為などで感染します。妊婦から胎児に感染する可能性もあります。免疫はできないので治療しても何度も感染します。

症状の経過~早期発見、早期治療が大切です~

  • 第1期:感染後、約1か月程度で感染した場所(性器、肛門、口など)に、できもの、しこり、ただれなどができます。股の付け根部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることがあります。治療しなくても数週間で症状は消えます。
  • 第2期:感染後、約3か月程度経つと、全身のリンパ節が腫れる他に発熱、倦怠感、関節痛などの症状が出る場合があります。「バラしん」と呼ばれる特徴的な全身性発疹が現れることがあり、赤い目立つ発疹が手足の裏から全身に広がり、顔面にも現れます。治療しなくても数週間~数か月で症状は消えますが、治療しない限り梅毒トレポネーマは体内に残っています。
  • 第3期:症状がないまま何年も経過することがありますが、皮膚や内臓で病気は静かに進んでいます。
  • 第4期:数年から数10年後に心臓、血管、神経の異常が現れることがあります。

梅毒の治療と感染予防

抗菌薬が有効です。最近では注射による治療も出来るようになっています。感染が疑われる場合、症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。

  • お互いに感染しない、させないためにパートナー同士の感染有無の確認が必要です。
  • 不特定多数との性行為、特に感染力の強い第1期及び第2期の感染者との性行為を避けることが基本です。
  • コンドームを正しく使用することが大切です。
  • 妊娠中の方は、妊婦健診を必ず受診し、その後の感染予防にも努めましょう。

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