更新日:2024年8月20日
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エムポックス
- 2024年8月14日、世界保健機関(WHO)の緊急委員会が開催され、コンゴ民主共和国及び周辺国におけるエムポックスの急激な感染拡大について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」が宣言されました。都内においては、令和6年8月現在、海外と接点のないエムポックス症例も継続して発生しており注意が必要です。
- エムポックスは、1970年にザイール(現在のコンゴ民主共和国)でヒトでの感染が初めて確認された、オルソポックスウイルス属のエムポックスウイルスによる感染症です。
- 令和5年5月26日に「サル痘」から「エムポックス」に感染症上の名称が変更されました。
エムポックスとは
- 2022年5月以降、これまで主にアフリカ大陸で発生が報告されていた「エムポックス」の患者について、欧米を中心に感染事例が報告されており、国内でも感染者が確認されました。
- エムポックスはウイルスによって感染する病気です。
- 一般的には発熱や発疹、リンパ節の腫れ等の症状がみられますが、多くの場合、2~4週間で自然に治ります。
感染経路
- 感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液との接触(性的接触を含む)が中心ですが、患者と長時間、近距離で対面することでの飛まつ感染もあります。
注意すべき症状
- 体の部位に関係無く、発疹や水ぶくれなどがないかどうか注意してください。特に顔、口、手足、肛門、性器、臀部(尻)での発生に注意してください。
- 発熱、頭痛などの症状が見られる場合があります。
- 水ぼうそうなどの他の発疹を生じる病気との区別が難しいことがあります。
疑う症状があった場合
- エムポックスを疑う症状が見られた場合、最寄りの医療機関に相談してください。
- 医療機関を受診する際には、マスクの着用や発疹部位をガーゼなどでおおう等の対策をした上で受診してください。