更新日:2025年3月31日
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令和6年度第2回江戸川区国民健康保険事業の運営に関する協議会における審議
令和7年2月5日(水曜日)に、令和6年度第2回江戸川区国民健康保険事業の運営に関する協議会が開催され、江戸川区国民健康保険条例の一部改正について審議の結果、原案のとおり承認されました(条例改正の内容については、別紙「諮問書」をご覧ください)。
なお、本協議会における質疑応答及び意見について、主なものを掲載します。
諮問事項:質疑応答
(質疑1)年収400万円の給与所得者で4人世帯、夫婦40歳未満、小学生2人という場合の国保料はどの程度引き下げになるのか。
(回答1)マイナス4.9%、金額にして2万7,867円の減となる。
(質疑2)5割、2割の均等割額軽減の原資は、補填されるという理解でいいのか。
(回答2)補助がある。
(質疑3)一般財源の法定外繰入の継続を検討してほしい。
(回答3)区は国の方針により、(保険料抑止目的の)法定外繰入を計画的に削減してきた。あるべき体制に立ち返るため、令和7年度は法定外繰入を行っておらず、今後もそのようにしていきたい。
(質疑4)去年民放で江戸川区の保険料が一番高いと出た。この引き下げにおいてどれだけ順位が下がるのか。
(回答4)令和7年度の保険料がまだ決定していないので、そのあたりの情報はないが、区の1人当たりの保険料というのは、高いという方ではない状況。他の自治体と比べて所得水準が決して高いものではないので、実際にいただいている保険料としては多くはない。
他の自治体では均等割の他に、平等割という世帯にいくらという金額があり、世帯人員が多くなれば保険料が薄くなるが、2人以下の世帯に対しては江戸川区の均等割より高い状況がある。区の場合、92、3%が1世帯当たり2人以下なので、一概に高いとは言えない。
(質疑5)健康保険組合の場合は、今回にように保険料を下げずに、そのまま積立金として積み立てをして、来年度、仮に赤字幅がかなり大きくなったとしてもそれを補填する対応をしている。下げる形が可能であるというご提案をいただいたが、積み立てていく考え、あるいは国保にそのような制度はないのか。
(回答5)国保について、基金を積み立てる手法というのは、法令上は取れないこともない。
諮問事項:意見
委員
- 子どもは収入が全くないのに、保険料を払わざるを得ないという仕組みそのものが問題だと改めて認識している。子育て支援として、子どもの均等割は高校3年生まで無償化するということを、ぜひ検討してほしい。
委員
- 法定外繰入の解消ということで、やはり本来のあるべき姿に努力をしていただいているんだなと思ってる。
報告事項:質疑応答
(質疑1)子ども・子育て支援金制度について、運協への提案は1年後になると認識していいか。
(回答1)令和8年度以降、医療保険の被保険者から保険料を徴収することとなっており、来年度の協議会で、改めて保険料についてお諮りすることになる。
(質疑2)特定健診、特定保健指導の率が大変よくなっている。どんな工夫をされているか。
(回答2)受診勧奨の工夫を行っている。未受診者の方への再勧奨、再々勧奨のハガキを送付、ナッジ理論を活用した通知、ショートメッセージによる勧奨、あとは幅広くX(旧ツイッター)、LINEといった情報発信もしている。受診のしやすさの工夫は、医師会医療検査センターで、通年で受診できる体制を整えていただいており、インターネットの予約を開始している。65歳以上の方は各医療機関で実施していただいているが、日頃の主治医より直接受診勧奨をしていただくことで、受診率がアップしている。特定保健指導は、医師会医療検査センターで受診した方が、同日に指導を実施できる体制を組んでいただいており、ここ何年も高い実施率を維持している。
(質疑3)健診の自己負担を導入することについて、この前区のアンケートがあったが、この運協とか、あとは広域連合の会で財源等を審議するのに、区が一方的に引き上げる予定ですっていうのはどういう根拠からか、またそれで可能なのか。
(回答3)区民の皆様に対してパブリックコメント、各関係する団体の方にも鋭意ご説明をし、引き続き様々な場面でご意見お考えを頂戴しながら、最終的には議会のご判断をいただきながらというような形になる。情報提供、議論を継続させていただきながら検討させていただければと思っている。
(質疑4)高額医療制度の見直しについて、国会で総理が再考する意向を示したが、この引き上げをすると、どういう部分がどう変わってくるのか、何か想定されるようなことが、もし教えていただけるようでしたらお願いします。
(回答4)改めてこのようにしますといった通知など、情報がまだ江戸川区の方に入っていないため、今後情報が入りましたら、適宜区民の方を含めて情報提供することになると思う。
(質疑5)中負担・中サービスの考え方の中で、健診の自己負担も中負担にするのか、枠組みの中で議論されるということなんでしょうか。
(回答5)お話しいただいた通り。その考え方での検討事項というような状況。
報告事項:意見
委員
- 高額療養費の自己負担限度額の引き上げに関して、江戸川区でどうこうできることではないのですけれども、もっと慎重な判断を。
- いわゆる受益者負担っていうのが前面に出ると、それは当然自己負担が出てくる。今までの江戸川区の良いところはぜひ残して、無料でやるべき。他区は健診を有料から無料にすると発表した。江戸川区が先陣を切ってたところは大事にしてほしい。
委員
- 今までゼロ負担だった健診を一部でも有料にすると必ず受診率が下がると考えている。当然有病者が増えてくる。そうなると、今度国保の保険料の値上げをせざるを得ない状態になってくるかと考えるので、自己負担というのはぜひ考え直してほしい。
お問い合わせ先
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電話:03-5662-0540
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