更新日:2022年4月26日

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春花園BONSAI美術館

盆栽について~盆栽からBONSAIへ~

中国の唐の時代に行われていた「盆景」が起源といわれている。平安時代に日本へ伝わり、現在の「盆栽」へ発展した。代表的な日本文化の一つである。「BONSAI」という言葉が、そのまま海外で通じるほど世界からの注目を集めている。

木や苔などを鉢に植えて、枝ぶりや鉢との調和等、全体の姿を鑑賞するもの。自然の風景を切り取って再現させることで、自然の雄大さを表現している。大きく分けて、「松柏」「葉物」「花物」「実物」の4種類があり、剪定や針金で固定をする等、長い年月をかけて作っていく。生きた植物であるため、時間とともに姿を変えていき、一つとして同じものはない。

春花園BONSAI美術館公式YouTube別ウィンドウで開きます

小林國雄氏について~空飛ぶ盆栽作家~

園芸農家に生まれたが、28歳のときに展覧会で盆栽と出会い、盆栽づくりの道へ進むことを決めた。特定の師はおらず、独学で盆栽の技術を習得し、世界を代表する「空飛ぶ盆栽作家」として活躍。

約30ヶ国から招待され、150回以上の海外講演や実技演習を実施。国内外から140人以上の弟子を受け入れる等、盆栽文化の普及・伝承に尽力している。

受賞歴も数多く、日本盆栽作風展では「内閣総理大臣賞」を4回受賞し、最多受賞者となっている。令和2年に文化庁長官表彰、令和3年には江戸川区文化賞を受賞した。

映像作家柴田真之助作品「WABISABI-THE-ART-OF-BONSAI」別ウィンドウで開きます

春花園BONSAI美術館について

盆栽の素晴らしさを多くの人に味わってもらうため、平成14年(2002年)に、小林國雄氏が開館した。

建物や庭にも日本情緒があふれ、美術館全体で四季折々の美しさを楽しめる造りとなっている。メディアでも多数紹介され、年間3万人の来館者が訪れる人気のスポットになっている。

盆栽体験のほか、茶の湯や着付け等の日本文化の体験ができます。詳細については、上記「春花園BONSAI美術館」のホームページをご覧ください。

施設見学後のお茶

盆栽体験

着付け体験

茶の湯体験

盆栽飾り景道体験

代表作品

樹種名「真柏」

固有名「双龍の舞」

樹齢500年

樹高(高さ)110センチ

研ぎ澄まされた刃のような動き

樹種名「真柏」

固有名「昇龍」

樹齢450年

樹高(高さ)120センチ

激しく捻転する幹に荒々しい自然味を感じる

樹種名「五葉松」

固有名なし

樹齢350年

樹高(高さ)102センチ

一つの根から7本の幹が立ち上がる

樹種名「真柏」

固有名「飛天」

樹齢450年

樹高(高さ)116センチ

樹上の枯れた枝の動きは「天ジン」と呼ばれ龍が舞うかのよう

樹種名「黒松」

固有名「雷光」

樹齢350年

樹高(高さ)95センチ

屈曲する幹はまさに稲妻

樹種名「真柏」

固有名「旭光(きょっこう)」

樹齢400年

樹高(高さ)91センチ

白く枯れてもなお生き続ける生命力に圧倒される

春花園BONSAI美術館紹介

写真撮影:写真家 竹田武史

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