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更新日:2022年2月3日
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神楽は、古来より神への奉納の舞としておこなわれてきました。とくに宮中や一部の神社でおこなわれていたものを「御神楽」、それ以外に各地でおこなわれていたものを「里神楽」といいます。江戸時代になると、江戸を中心に「江戸里神楽」が誕生します。
「葛西の里神楽」は、埼玉県久喜市の鷲宮(わしのみや)神社に伝わる土師流催馬楽神楽(はじりゅうさいばらかぐら)から分かれた江戸流神楽(※注)のひとつです。江戸川区にひろまったのは明治初年といわれています。神話に取材した黙劇のため、身振り手振りが中心ですが、哀調をおびた笛の音にのって演ずるさまは、敬虔な祈りとともに人びとの神への感謝の気持ちが込められているようです。
東京都指定・江戸川区登録無形民俗文化財で、保持団体である東都葛西神楽保存会によってその伝統芸能の技が継承されています。各神社の祭礼での舞の奉納、またイベントや各種発表会での上演などがおこなわれています。
※注 江戸里神楽は、大きく分けて江戸流と相模流があります。
「三番叟付五人囃子」
「悪鬼退治」
これまでの「葛西の里神楽」上演映像(DVD)の貸出しをおこなっています。ご希望の方は、江戸川区教育委員会事務局教育推進課文化財係までお問い合わせください。
※江戸川区郷土資料室「映像コーナー」でも見ることができます。
江戸川区教育委員会事務局 教育推進課 文化財係
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