更新日:2024年3月21日
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「小松菜」命名のお話
「小松菜」命名のお話
江戸時代のころ、徳川八代将軍吉宗をはじめ、代々の将軍は、冬になると江戸川区の村にたびたび鷹狩りに訪れました。そこで小松菜の名の由来に関してこんな昔話があります。
ある時、鷹狩りに来た将軍に昼食時に何も料理するものがなくて、東・西小松川村あたりでとれた冬菜をすまし汁にいれてさしあげたところ、それを召し上がった将軍は、「おお、これはうまい。この菜のなまえはなんと申すのか」とたずねられました。「とくになまえはついておりません」と答えると「このようなうまい菜になまえがないのは残念なことじゃ、この村のなまえをとって、これからは小松菜とよぶようにせよ」といわれました。それから、このあたりでとれる冬菜を小松菜と呼ぶようになったとの話しです。
八代将軍吉宗が命名したといわれていますが、五代将軍綱吉という説もあります。
江戸時代後期に書かれた「新編武蔵風土記稿」には「菜は東葛西領小松川辺の産を佳作とす。世に小松菜と称せり」とあり、小松菜が広く江戸っ子に賞味されていたことがわかります。
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