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更新日:2024年2月1日

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ベール品質調査

ベール品質調査とは

みなさんが日ごろ集積所に出している容器包装プラスチックやペットボトルは、中間処理施設で選別され、圧縮し結束材でブロック状のベール(大きさ 容器包装プラスチック:約1メートル×1メートル×1メートル、ペットボトル:約0.6メートル×0.4メートル×0.4メートル)にした上で、リサイクル事業者へ引き渡されリサイクルされています。

このベールの品質改善を図るため、公益財団法人日本容器包装リサイクル協会(以下:「容リ協会」)が年に一度、中間処理施設ごとに「ベール品質調査」を実施し、ベールの汚れ具合や異物の混入割合を調べています。

過去7年分の調査結果(令和5年度の容器包装プラスチックの品質調査は令和5年年内実施予定)は下表のとおりです。容器包装プラスチックは6年連続、ペットボトルは7年連続でAランクの評価をいただいております。これはみなさんの分別への協力、回収作業員や中間処理施設の作業員の協力があってはじめて達成できるものです。

またベール品質調査を受け、汚れの具合や異物混入の程度が優れリサイクル費用の低減化に貢献したとして、容リ協会から「再商品化合理化拠出金」の配分があり、区の財源に充てています。みなさんに感謝申し上げるとともに、引き続きご協力をお願いします。

ベール品質調査結果と合理化拠出金の配分

年度 容器包装プラスチック ペットボトル 再商品化合理化拠出金
中間処理施設1 中間処理施設2
令和5年度

A

容器包装比率:99.87%

Aランク

合計点数:82点

Aランク

合計点数:82点

未定

(令和6年9月配分予定)

令和4年度

A

容器包装比率:99.15%

Aランク

合計点数:84点

Aランク

合計点数:86点

約90万円

(令和5年9月配分予定)

令和3年度

A

容器包装比率:99.10%

Aランク

合計点数:89点

Aランク

合計点数:77点

配分なし

(令和4年9月配分)

令和2年度

A

容器包装比率:98.21%

Aランク

合計点数:91点

Aランク

合計点数:93点

配分なし

(令和3年9月配分)

令和元年度

A

容器包装比率:97.29%

Aランク

合計点数:80点

Aランク

合計点数:84点

約35万円

(令和2年9月配分)

平成30年度

A

容器包装比率:96.83%

Aランク

合計点数:93点

Aランク

合計点数:81点

配分なし

(令和元年9月配分)

平成29年度

A

容器包装比率:96.57%

Aランク

合計点数:132点

Aランク

合計点数:134点

約15万円

(平成30年9月配分)

容器包装プラスチックにおける容器包装比率とは、調査したベールの中に占める容器包装の割合(重量ベース)のことで、数値が高いほど品質がよい。(容器包装比率が90%以上でAランクとなる)

ペットボトルは調査項目毎の点数の合計が75点以上(100点満点)でAランクとなる。(平成29年度以前は150点満点で120点以上でAランクとなる。)

容器包装プラスチックにおける再商品化合理化拠出金の配分を受けるには、容器包装比率で95%以上が必要。

ベール品質調査の実施方法

ベール品質調査は、容リ協会が委託した調査員立合いのもとリサイクル事業者の施設で行われます。
容器包装プラスチック及びペットボトルの調査の流れは以下のとおりです。

容器包装プラスチックの場合

  • (1)あらかじめリサイクル事業者の施設に保管されているベールの中から、調査対象となるベールを2個選びます。
  • (2)各ベールの重量を測定後、各ベールから約30キログラムを取り出し、合計約60キログラムのサンプルを床に広げます。
  • (3)広げた容器包装プラスチックを一つひとつチェックし、品質基準に合致しない異物を取り出します。取り出されず最後まで残ったものが、品質基準に適合した容器包装プラスチックとなります。
  • (4)取り出された異物は品質基準の項目ごとに分類され並べられます。
  • (5)品質基準の項目ごとに分類された異物の重量を測定し、異物全体の量を算出します。
  • (6)サンプル重量に対し、品質基準を満たした容器包装プラスチックの重量割合(容器包装比率)を算出し、90%以上であればAランク85%以上90%未満はBランク、85%未満はDランクとなります。
  • (7)上記の容器包装比率評価以外にも、みなさんが集積所に容器包装プラスチックを出す際に使用した袋が破られているか(破袋度評価)、注射器や注射針などの医療系廃棄物、カミソリや乾電池などの危険物が混入されていないか(禁忌品評価)を調査し、異物割合に応じてAまたはDの評価を行います。


(1)調査対象となるベールを選ぶ


(2)ベールからサンプルを取り出す


(3)サンプルより異物を取り出す


(4)取り出された異物の例

(5)異物の重量を測定

 

ペットボトルの場合

  • (1)あらかじめリサイクル事業者の施設に保管されているベールの中から、調査対象となるベールを2個選びます。
  • (2)ベールの汚れ具合等を確認後、解体しペットボトルを広げます。
  • (3)広げたペットボトルを一つひとつチェックし、品質基準に合致しないもの(キャップやラベルが付いたままのものや汚れているもの)や異物を取り出します。取り出されず最後まで残ったものが、品質基準に適合したペットボトルとなります。
  • (4)取り出されたペットボトルや異物は品質基準の項目ごとに分類され並べられます。
  • (5)品質基準の項目ごとに分類されたペットボトルや異物の重量を測定し、異物全体の量を算出します。
  • (6)異物混入率等の配点基準に従って点数を合計し、75点以上であればAランク、50点以上75点未満はBランク、15点以上50点未満はDランクとなります。


(1)調査対象となるベールを選ぶ


(2)ベールを解体しペットボトルを広げる


(3)品質基準に合致しないペットボトルや異物を取り出す


(4)取り出されたペットボトルの例


(5)取り出されたペットボトルや異物の重量を測定

 

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このページは環境部清掃課が担当しています。

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