更新日:2024年4月26日
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カラスについて
カラスに限らず全ての野生鳥獣は、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護法)により、許可なく捕獲したり処分したりすることは禁じられています。
うるさい、迷惑だからといって、捕まえることはできません。
カラスの生態
東京周辺では巣作りが3月~4月、卵やヒナを温める時期が4月~5月、ヒナの世話をする時期が5月~6月で巣だったヒナが多くみられるのが6月~7月、群れが見られるのが8月ごろになります。
卵は18日~20日でかえります。巣立つまでは30日~35日かかり、巣作りから巣立ちまで約2か月ほどかかります。一度巣立ってしまえば、ほとんど巣には戻りません。巣立った後は1週間~2週間ほどは巣の周りで過ごしています。
繁殖は普通年1回ですが、早い時期に失敗するともう一度やり直すこともあります。
樹木に作られた巣
電柱に作られた巣
高速道路の下に作られた巣
巣を作らせないために
カラスは木やハンガーをうまく利用し巣を作ります。
巣を作らせないためには、
- 戸外にハンガーを置かない。
ハンガーを使用するときは、物干しざおに縛り付けるなどしてとられないようにする。 - 過去に巣を作られた木は早めに剪定する。
- 木の枝などをこまめに清掃する。
等の対策をしましょう。
ハンガーに注意!!
巣が作られないように木の剪定
巣の材料となる枝等を掃除
威嚇行動
人を攻撃する例がありますが、これは主に繁殖期のことでヒナを守ろうとする行動です。
ハシブトガラスはいきなり人を襲うわけではなく、攻撃に至るまでいくつかのプロセスがあります。
- 巣に目を向けた人を目を離さず見張ります。歩いて移動して陰に入ればその人の見えるところまで飛び監視を続けます。
- 危険を感じると「カウ、カウ、カウ」と比較的ピッチの早い声で鳴きながら頭上を飛び回ります。カラスによってはかなり近くまで来て鳴きます。
- さらに敵が去らないと近くにとまり「ガーッ、ガーッ、ガーッ」と少し濁った声で鳴きながら、とまっている電線や木の枝をつつく行動をします。
- これでも去らない場合木の枝を折ったり、木の葉をむしって落とします。
この段階で人が立ち去れば威嚇ですみます。
攻撃行動
威嚇行動をしても立ち去らない場合、攻撃的になったカラスが初めて人に攻撃をします。攻撃の仕方としては後ろから頭の上をかすめるように飛んでいきます。このとき脚で頭を蹴ることがあります。
カラスの行動を知って威嚇段階で近くから立ち去るようにしましょう。また、どうしてもそこを通らなければならない時は、傘をさす、帽子をかぶる等して頭を守るようにしましょう。
カラスの巣を発見した場合
カラスの巣を見つけても、被害のない時は、特に撤去する必要はありません。しかし、カラスに威嚇されるなどの被害が発生した場合は、巣を撤去する必要があります。この場合は、巣のある場所(樹木、電柱など)の管理者を確認し、管理者に被害状況を説明して、巣の撤去を依頼してください。
区では私有地内の巣の撤去は行っていません。
巣のある場所 | 担当窓口 | 連絡先 | |
---|---|---|---|
電柱(東京電力所有の場合) |
東京電力パワーグリッド カスタマーセンター |
電話: 0120-995-007 |
|
都道の街路樹等 | 東京都建設局第五建設事務所 |
電話: 03-3692-4574 |
|
国道357号線の街路樹等 | 東京国道事務所品川出張所 |
電話: 03-3799-6315 |
|
国道14号線の街路樹等 | 東京国道事務所亀有出張所 |
電話: 03-3600-5541 |
|
首都高速道路 | 首都高お客さまセンター |
電話: 03-6667-5855 |
|
区道の街路樹及び区立公園、親水公園内の樹木等 | (新大橋通り以北・新中川以西) | 環境部水とみどりの課 みどりサービス第一係 |
電話: 03-5662-5543 |
(新大橋通り以南) | 環境部水とみどりの課 みどりサービス第二係 |
電話: 03-5662-1934 |
|
(新中川以東) | 環境部水とみどりの課 みどりサービス第三係 |
電話: 03-5662-0321 |
|
都立公園内の樹木等 | 篠崎公園サービスセンター |
電話: 03-3670-4080 |
|
葛西臨海公園サービスセンター |
電話: 03-5696-1331 |
||
大島小松川公園サービスセンター |
電話: 03-3636-9365 |
||
都営住宅の敷地内 | JKK東京お客さまセンター |
電話: 0570-03-0072 |
|
公社賃貸住宅の敷地内 |
電話: 0570-03-0032 |
||
UR賃貸住宅の敷地内 | 東京東住まいセンター |
電話: 03-5600-0811 |
|
上記以外の区施設 | 各区施設管理者に直接ご連絡ください | ||
その他の私有地 | 当該施設の管理者 | 当該施設の管理者 | |
助成制度について
区内の個人の住居(事業所、マンションの共有スペース、賃貸住宅等は除く。)でヒナ又は卵がある巣を撤去する場合、助成制度があります。
詳しくは以下のページをご参照ください。
カラス及びスズメバチの巣を除去した経費の一部を助成します
捕獲の許可について
巣の撤去と同時に、ヒナや卵を処分する場合や、農作物などに被害が発生した場合で、追い払いや防除対策などを実施しても被害が軽減しない場合は、有害鳥獣捕獲の許可を受けて捕獲することができます。区内における捕獲の許可については、都の相談窓口にご相談ください。
東京都環境局
自然環境部計画課鳥獣保護管理担当
電話:03-5388-3505
落下ヒナを発見した場合
親カラスがヒナを守ろうとして威嚇してくることがありますので、落下ヒナがいた場合には以下の連絡先までご連絡ください。
環境部環境課相談係
電話:03-5662-1996(ダイヤルイン)
巣の撤去を実施している民間事業者について
巣の撤去を実施している民間事業者が分からず、紹介してほしい場合は以下の業界団体にお問い合わせください。
公益社団法人東京都ペストコントロール協会
電話:03-3254-0014
カラスがごみを荒らしている場合
生ごみが見えないように
餌となる生ごみが外から見えないよう、不要な紙などで包んだり、ごみ袋の中心に入れたりするなどの工夫をしましょう。
ごみ出しの日を守る
カラスはとても早起きです。収集日の前日からごみを出すとカラスの格好の餌食になってしまいます。
防鳥ネットを活用
カラスがごみをあさることができないように、ネットでごみ全体を覆いましょう。
ごみ集積所での飛散防止・カラス対策として、管轄の清掃事務所で集積所用ネットを貸し出しています。
防鳥ネット貸し出し希望の方はこのページをご参照ください。