更新日:2022年1月31日
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1-3建てるときの基本である「建築基準法」という法律とは?
建物を建てる際には、様々な法令が関係してきます。その中で、建物及び敷地の安全や衛生を保ち、国民の生命、健康を守るために定められているのが「建築基準法」です。
「建築基準法」で規制している内容を、大きく2つに分けて説明します。
- 健全な環境を確保するために(集団規定)
- 建物の安全、衛生を確保するために(単体規定)
なお、建築基準法は、全国に適用される法律ですが、地域の実情や建物の用途、規模等により、細かい規制が必要になります。東京都では「東京都建築安全条例」が定められています。
みなさんの建物は、これらの法令等に適合したものでなくてはなりません。
健全な環境を確保するために(集団規定)
日照、通風を確保し、過密化を防止するために
建築基準法の制限
建ぺい率及び容積率制限
各種の高さ制限
壁面距離制限など
安全な街区形成を図るために
建築基準法の制限
道路位置の指定
道路内建築制限など
土地の合理的使用、環境を保護するために
建築基準法の制限
用途地域等の制限など
都市防災のために
建築基準法の制限
防火地域制限など
これらは、集団規定と呼ばれるもので、一定の地域地区を定め、それぞれの条件に合った建物になるよう、一様に制限をしている規定です。
建物の安全、衛生を確保するために(単体規定)
風や地震などに耐えられるために
建築基準法の制限
各種構造、構法、材料制限など
火災に対して安全性を高めるために
建築基準法の制限
耐火、防火性能の規定
防火区画の規定
内装材料の使用制限
危険物貯蔵等の制限など
その他の防災のために
建築基準法の制限
避雷針
工事現場の防災など
敷地内、室内の衛生確保のために
建築基準法の制限
排水、汚水処理
採光、換気、防湿など
これらは、単体規定と呼ばれているもので、個々の建物の用途、規模等により、必要な制限をしている規定です。
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