更新日:2022年1月31日
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1-2家をつくる場合の注意点は?
快適で便利な住まいをつくるポイントを紹介します。
専門家をパートナーにしましょう。
ある程度の間取図(プラン)は、自分で描くことができるでしょう。
しかし、明るくて風通しがよく、物が片付き、さらには丈夫というように、希望の全てを満たす計画を具体化することは色々な意味で難しいことです。
そこで、長年の経験や技術、アイディアなどを豊富に持つ建築士などの専門家をパートナーにすることが希望に合った住まいをつくる近道になります。
家族構成を考慮しましょう。
人生80年を超える長寿社会を迎えています。このことは家族の構成人数の変化とあいまって、ライフスタイルや住まいのあり方にも影響してきます。しかし、必要なたびに住まいを増改築することは大変なことです。
そこで、少なくとも近い将来の変化を見通し、住まいづくりの初期段階から、臨機応変に対応できるよう準備しておくことが大切です。
こうした配慮をしておけば、建物の耐久性が増すばかりでなく、増改築やリフォームによる思わぬ出費を回避することにもつながります。特に、台所、トイレ、浴室などの水廻りについては十分に検討しておくことをお勧めします。
収納スペースを十分にとりましょう。
「物が片付かない」との声をよく聞くことがあります。
この原因の一つに収納スペース不足が考えられます。
押入れやタンスなどに収納する物がどれだけあり、どのように収納するかを十分に把握し、そのために必要な収納スペースを確保することが大切です。
地震や火災に対して安全な住まいにしましょう。
地盤
区内には地盤があまり良くない場所がありますので、十分に検討してください。
建物の形と重さ
一般的に建物の平面、立面の形状を単純にし、屋根を軽くしたほうが地震に強くなります。
基礎と土台
鉄筋を入れたコンクリートの連続基礎とし、土台をアンカーボルトで緊結します。
防腐と防蟻
日当たりや風通しの悪い部分、または、風雨にさらされる部分、水廻りなどは腐りやすいものです。地盤より上部1m部分と水廻りには必ず防腐剤や防蟻剤などで処理しましょう。
家具の転倒防止と補強
タンス、本棚、戸棚など、比較的背の高い家具類は転倒しないよう固定しましょう。
また、ピアノなどの重いものは、最初から置く場所を決め、必要な補強をしておきましょう。
ブロック塀と石塀
敷地の境などにある塀はブロックやコンクリート板、石などがよく使われています。しかし、鉄筋が入っていなかったり、鉄筋が不足していると、地震等の災害時には人命にかかわる危険な工作物になりかねません。万一の事故につながらないよう、特に安全な構造とする必要があります。
また、道路に面する側は、生垣緑化に努めましょう。生垣は、美しい街並みをつくり、人の心に安らぎと潤いを与えます。そして、災害時には、火災の延焼防止や避難、救助を容易にする空間を確保します。
出火防止と延焼防止
地震の直接被害にもまして、地震火災は大変恐ろしいものです。大地震の時には消防隊による消火活動が行えなくなる場合もあります。
台所、浴室など火気を使う場所の周辺は、燃えにくい材料を使い、燃えやすいものは遠ざけておきます。
また、隣家からの火を防ぐと同時に、自らも延焼させないように、窓や出入口には網入りガラス等の防火設備を設けるようにしましょう。
適法な計画であるか確認しましょう。
せっかく計画をつくっても、建築基準法などの法律に適合していなければ建てることができません。ある程度の計画ができた時点で、建築士等の専門家と相談しておきましょう。
工事監理者を定めましょう。
一定の規模、構造の建物工事をする場合、建築主は建物が設計どおりにつくられているか等を監理する者(工事監理者)を定めなければなりません。
工事監理者は工事をしている大工さんなど(工事施工者)に注意を与えたりして、工事監理を行います。
設計した建築士であれば、その建物の詳細まで熟知しています。工事監理者を定めるときは、設計した建築士を選ぶと良いでしょう。また、工事監理者が必要でない規模、構造の建物(木造2階建て、延べ面積が100平方メートル以下など)の場合でもできるだけ工事監理者を定め、設計どおりの建物をつくりましょう。
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