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更新日:2024年6月15日

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特集 「自分らしく」働く

CCBY 但し、画像データは除きます

 

 

年齢、性別、国籍、個人の能力などに関係なく、「働きたい」という気持ちがある方が自分らしく働くことができる──。そんな誰もが安心して暮らせる社会を目指す区の就労支援を活用し、一人ひとりに合った環境で生き生きと働く区民の方々を紹介します。

公園清掃

東京ソテリアエンプロイメントの皆さん

公園清掃は大変だけれど…

今年完成したばかりの北小岩八丁目公園。そこには汗をにじませながら草刈りなどの清掃業務を行う阿部さんたちの姿がありました。

阿部さんたちは区内の障害者就労継続支援事業所「東京ソテリアエンプロイメント」に通い、農作業やポスティング、移動販売などさまざまな仕事に取り組んでいます。今回の公園清掃は、区の支援の下に設立された「みんなの就労センター」を通じて、同事業所に依頼のあった新しい仕事です。週2回のペースで公園の清掃業務を行っているそうですが、希望を取った上でシフトが組まれるため、そのメンバーは毎回異なります。

「公園清掃の仕事をするのは、今日で4回目です。屋外での仕事は大変ですね」と話す阿部さん。「でも草刈りなどの公園清掃はシンプルな仕事なので、あっという間に時間がたっていきます」。そう話すとまた黙々と作業を進めていきます。

近くで作業をする鹿島さんも「暑い、寒い、虫がいる…など公園清掃も大変なことが多いよね」と笑いながら話します。鹿島さんはもともと“食”に興味があり、その影響で農園での仕事も積極的に行っているそう。「公園清掃のほかにも農園で野菜作りの仕事も行っているんですよ。どちらも自然を相手に無心で作業できるのが楽しいですね。今後は食と健康に関わる仕事に携わりたいと思ってるんです」。お二人とも大変な公園清掃の中でも楽しさを見つけ、業務を行っているようです。


黙々と手を動かし、草を刈っていく阿部さん。「今、目の前にある仕事を頑張っていきたい」と話します。

“協働”を心がけて

この公園清掃のサポートを行っているのが、同事業所職員の小山さんです。常に“協働”を心がけながら業務を行っているという小山さん。「足りないところがあれば助言をすることもありますが、まずは一緒に作業を行うことを大切にしています。事業所から公園までの移動中に『今日は奥の花壇の草刈りをしようか』『次回はこんなところに気を付けよう』などみんなで話し合って業務に臨んでいるんですよ」。取材中も困ったことが起きたときには小山さんを中心に話し合い、作業に当たる姿が見られました。

また、一緒に作業を行うメンバーが「自分らしく」働くことができるようサポートすることも小山さんの大切な仕事。「みんな、さまざまな事情を抱えていますが、どの方も気持ちよく出勤・作業ができるように導くのが私の役目だと思っています。声かけする時の表情や言葉選びも気を付けています」と小山さんは話します。


小山さん(奥)と共に作業を進める鹿島さん(手前)。「こっちはまだ草がたくさん残っているね」「そろそろ1カ所に集めようか」などとコミュニケーションを取りながら作業を進めていきます。


作業が終わると、さらにきれいな公園に

やりがいを持って仕事に取り組む皆さん

太陽が照りつける中、1時間30分の公園清掃を終えた皆さん。刈った草を両手いっぱいに抱え、1カ所に集めると大きな山に。草を入れたごみ袋はパンパンになりました。作業後の皆さんは疲れている様子ではありましたが、その表情はとても明るく達成感に満ちていました。

また、後片付けをしながら「これからもっと暑くなるから熱中症の対策が必要だね」「バケツがあれば水をまいてもっときれいにできますよね」などと次回の公園清掃に向けて話す姿も。皆さんが業務にやりがいを持って、工夫を重ねながら取り組んでいることが伝わってきました。


皆さんと仲むつまじく話す小山さん。仕事の話はもちろん、時には雑談も交えながら和気あいあいとした雰囲気で作業に取り組んでいました。

金属製品塗装の準備作業

根本さん

試行錯誤して仕事に向き合う

みんなの就労センターの紹介でさまざまな仕事の経験を積んでいる根本さん。先日、金属製品塗装を行う株式会社折井電装(松江4丁目)で、ピン刺しの作業を行いました。

根本さんが行ったのは、たくさんの穴が開いた鉄板にピンを刺していく作業。塗装前の大事な工程の一つです。2日間の作業でしたが、はじめは非常に苦労したそう。「感覚もつかめていないですし、全ての穴にピンを刺すのも難しいんです。鉄板の置き方を工夫するなどさまざまなやり方を試しましたが、うまくいかずどうしたらいいか悩みました」と根本さんは振り返ります。

折井電装代表の折井さんとも相談し、2日目は別の作業で使っていた機械を応用して作業を行ってみることに。するとスムーズにピンが穴に入っていき、作業の効率化につながったそうです。


根本さん(右)と折井さん(左)。「1日目は大変だったね…」と作業を振り返ります。

「私も刺激を受けました」

1日目の試行錯誤する根本さんの様子を見ていた折井さん。「とにかく一生懸命取り組んでくれて、いろいろな工夫をしてくれました。機械を応用する方法は、根本さんの姿から刺激を受けて思い付いたんですよ」と話します。今回、初めてみんなの就労センターに仕事を依頼したそうですが、今後の依頼も考えているとか。「根本さんの仕事ぶりには本当に助かりました。不定期の業務ではありますが、また依頼できればと思っています」



機械で作業を行う様子(上)。機械に鉄板を挟み振動させることで、鉄板の上に置かれたピンが徐々に穴に刺さります(下)。刺さりきらないところは根本さんが手作業で刺していくそう。1日目はこの機械がなかったことを考えると、大変な仕事だということが分かります。

将来の目標に向かって

根本さんはこのほかにも、訪問調査に使用する地図作りや展示会の準備作業などさまざまな職種の仕事を行っています。みんなの就労センターへは、就労に向けて少しずつステップを踏んで進んでいきたいと思い、相談に行かれたそうです。「いずれは正社員やアルバイトとして、一つの仕事を長く続けられるようになりたい」と話す根本さん。将来の目標を力強く語ってくれました。

お気軽にご相談ください!みんなの就労センター

皆さんの「働きたい」という思いに寄り添って

ハローワークなど既存の枠組みでは就職先をなかなか見つけられない方へ、一人ひとりに合った環境で働くことができるよう支援を行っている「みんなの就労センター」。設立から3年が経ち、これまでに383人(4月末時点)の就労をサポートしてきました。

また、昨年からは「みんなのしごと受注開拓ネットワーク事業」の取り組みが始まりました。みんなの就労センターが中心となり、シルバー人材センター、障害者就労継続支援事業所などの就労支援事業所がネットワークを形成。より多くの就労機会や収入の増加を目的としてサポートを行っており、これまでに紹介した皆さんも、この事業を通して働いています。

区が目指す誰もが安心して自分らしく暮らせる「ともに生きるまち」の実現に向け、これからもより多くの方の「働きたい」という気持ちに寄り添い、誰もが自分らしく働くことができる場を提供していきます。

みんなの就労センターの特徴

  • 地域に密着した求人情報
    江戸川区の情報を中心に提供しています
  • 登録から紹介まで完全無料
    求職者の方は一切費用がかかりません
  • 共生社会の実現に向けて
    年齢や個人の能力などに関係なく働く意欲のある方の就労を支援します
  • 丁寧なフォロー
    履歴書の作成など一人ひとりの事情に合わせて丁寧にフォローします

一般社団法人 みんなの就労センター

【住所】西小松川町34番1号(中央くすのきカルチャーセンター1階)

電話:03-5879-6452=8時30分~17時(土曜日・日曜日・祝日を除く)

(注)「みんなの就労センター」ホームページ別ウィンドウで開きますで一部の仕事を紹介しています。就労について詳しくはお問い合わせください。

このページに関するお問い合わせ

このページはSDGs推進部広報課が担当しています。

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