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更新日:2023年7月1日

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特集 2100年に向けて、今から、わたしたちから、できること

CCBY 但し、画像データは除きます

 

 

江戸川区の誕生から90年

昭和7年に誕生した江戸川区。長い年月をかけて、私たちの暮らしを支えるインフラや施設が整えられ、住みよい環境が作られてきました。また地域のさまざまな課題に立ち向かう中で、人々の絆が育まれてきました。現在、70万人の区民が生活を営む「住みよいまち」となっていますが、それはこれまで努力を積み重ねてきてくださった先人のおかげでもあります。

2100年に向けて住みよい江戸川区を引き継いでいきたい

2100年は「今日生まれた赤ちゃんが生きる時代」であり「今、建てた建物がまだ使われている時代」です。今を生きる私たちも、未来の区民から「あの時代の人たちが頑張ってくれたおかげ」と言ってもらえるように、この住みよい江戸川区を引き継いでいかなければなりません。

このままなりゆきまかせで大丈夫?

しかし2100年にかけて、区の人口やお金、行政職員の数は減少していくことが推計されています。計画的に行動することなく、今までどおり2100年を迎えたら、長い年月をかけて創り上げてきた住みよい江戸川区が失われてしまうかもしれません。

なりゆきまかせにしないために

「右肩下がり」が見込まれる時代において、江戸川区が目指す2100年のまちの姿とは。その問いかけに対して頂いた9千件以上のご意見をもとに、昨年、区の長期計画となる「2100年の江戸川区(共生社会ビジョン)」をまとめました。また2021年には、共生社会実現のために区の果たすべき役割などを定めた「ともに生きるまちを目指す条例」を制定しています。
今後は、この条例や共生社会ビジョンの理念を実現するため、具体的な行動に移していく必要があります。

実現に向けた3つの取り組み

現在、区では共生社会ビジョン実現のための「2100年に向けたアクションプラン」と、2100年の公共施設の姿を描く「公共施設の再編・整備計画」、そして「ともに生きるまちを目指す条例」の考え方をより具体的に示す「関連条例」の3点の作成に取り組んでいます。2100年に向けたアクションプランから、それぞれの概要や考え方を紹介します。
なお8月1日に、これらの計画案や条例案の詳細版(本編)を公表し、意見募集(パブリック・コメント)を行う予定です。

一つずつ紹介するクワッ

2100年に向けたアクションプラン

8月1日詳細版公表&意見募集

今を生きる私たちが、未来の世代のために取り組むべきこと

2100年に向けて、区の人口やお金、行政職員の数が減少するリスクがある中、これまでと同じやり方を続けていては、未来の世代に負担を先送りすることになってしまいます。今を生きる私たちにとって耳の痛い話や、我慢が必要なこともあるかもしれません。しかし、「ともに生きるまち」を実現するために、今から議論して取り組んでいかなければなりません。

1 人とともに生きる

不安な未来

介護や障害者福祉、医療などのサービスを今と同じように続けていくことが難しくなり、性別や国籍、障害などによって生きづらさを感じる人が多い社会になってしまいます。

Action! そうならないために…

  • 誰もが自己実現できるまちを目指し、ハード・ソフトの両面の取り組みで「生きづらさ」の壁を解消します
  • 「生きがい」につながる文化・スポーツの活動を支援します
  • 時代に合わせて手当・補助金などを見直します
  • 区が行う健(検)診や予防接種などの効率的な実施方法(医療機関や企業との連携など)を検討します
  • 感染症への備え(体制強化、訓練実施)を進めます
  • 障害の重度化や障害者の親亡き後問題への対応を進めます

2 社会とともに生きる

不安な未来

町会や自治会などさまざまな団体の担い手が減り、おまつりやイベント、美化活動や防犯活動などができなくなります。

Action! そうならないために…

  • 地域の組織・団体の活動継続や担い手の育成を支援します
  • 各団体の声を聴きながら、機能集約や再編も視野に入れて、よりよいあり方を探っていきます
  • 学校をさまざまな活動(文化・スポーツ・コミュニティなど)の拠点にしていきます

3 経済とともに生きる

不安な未来

区内の事業所の数が大きく減少し、産業が衰退してしまうことで、働く場所も減り、まちの活力が低下してしまいます。

Action! そうならないために…

  • 事業者の起業支援、廃業・承継支援に力を入れます
  • 区内事業者の人手不足やデジタル化への対応を進めます
  • 企業、大学などの教育機関、病院の戦略的な誘致を検討します
  • 都市農業を守り、農の風景を保全します

4 環境とともに生きる

不安な未来

これまでと同じように公園や街路樹の整備や手入れをしていくことが難しくなり、区が誇る水とみどりの環境が維持できず身近な自然が失われてしまいます。また道路や堤防などの維持・管理も行き届かなくなるため、災害に弱いまちになってしまいます。

Action! そうならないために…

  • 学校跡地は公園として整備することを基本とし、将来の新たな活用に備えます
  • 地域の力で守り育む公園や、カブトムシが捕れる自然豊かな公園など、多様な公園を整備していきます
  • 二酸化炭素の吸収量が排出量を上回る「カーボン・マイナス」を実現します
  • 水害時、みんなが避難できる高台を整備するとともに、万が一浸水しても速やかに解消するまちを目指します
  • 災害時にも誰一人取り残さない「地域の力」を強化します
  • 歩行者が安全に通行でき、まちのにぎわいにもつながるよう、車中心から人中心の道づくりを進めます

5 未来とともに生きる

不安な未来

人と人との支え合いの力が弱くなり、区のお金も行政職員の数も減って、未来の世代のことを考えることのない社会になってしまいます。

Action! そうならないために…

  • 江戸川区のことをみんなで考える仕組み(区政参画の仕組み)を整えます
  • 家庭・地域・学校が連携した、生涯を通じた学習を推進します
  • 歩いて行ける身近な場所に区役所機能を整備し、それにあわせて事務所のあり方を見直します
  • 施設の使用料や手数料などが、適正で公平なものになるよう見直します
  • 区の収入を増やす仕組みを考え、将来への適切な備えを進めます

「不安な未来」を「明るい未来」に変えるために キーワードは人づくりとまちづくり

「少子化対策」と「人生を通じた学び」による“人づくり”

人口減少の幅を緩やかにするための取り組みも必要です。一人ひとりのライフステージに寄り添い希望をかなえる少子化対策と、家庭・地域・学校が力を合わせて取り組む人生を通じた学びによって、未来を支える「人づくり」を進めていきます。

「災害に強いまち」から「魅力あるまち」へ進化する“まちづくり”

区民の安全・安心を守るため、現在進めている「災害に強いまちづくり」を今後も着実に推進します。災害に強いまちの完成に近づく2050年頃からは、人口や財政状況に応じた「魅力あるまちづくり」に比重を置いて、まちの整備を進めていきます。

よりよい未来を目指すクワッ

公共施設の再編・整備計画

8月1日詳細版公表&意見募集

今、建てた建物は2100年まで残る

2100年のまちの姿を考える上で重要になるのが「公共施設」です。

建物の耐⽤年数は60〜80年のため、今、建てた建物は2100年まで使うことができると見込まれます。しかし、⼈⼝や区のお⾦が減少していくと推計されている中、古くなった建物をそのまま建て替えていては、いずれ施設を維持していくことができなくなり、未来の世代に⼤きな負担を残すことになってしまいます。

皆さんの声をもとに作った「2100年の江戸川区(共生社会ビジョン)」

“これまで区役所が行ってきた区民サービスの内容ややり方も、区内にたくさんある施設の数や大きさも、見直しが必要になります。”

計画的に施設の再編・整備を行うために

持続可能な江戸川区にしていくためには、⼈⼝の減少に合わせて公共施設の総量を適正な量にしていかなければなりません。

そこで区では、施設の数や面積が減る中でも必要な行政サービスを提供していくために、2100年を見据えた「公共施設の再編・整備計画」の策定に取り組んでいます。

この計画では、公共施設の再編・整備における基本的な方針を示します。また、コミュニティ施設や行政系施設など、施設の種類ごとの整備の具体的な方針や、大型施設の再編の方向性を定めていきます。さらに、未活用財産の運用や施設の整備手法、民間との協働についての検討も行っていきます。

人口の減少に合わせて公共施設を適正量に

公共施設再編・整備の3つのポイント

  1. 将来世代の負担とならない施設の再編・整備
  2. ⽂化・スポーツなど、趣味や⽣きがいづくりができる環境の確保
  3. 災害対策の充実

未来のために今から考えないといけないピヨ

ともに生きるまちを目指す条例の関連条例

8月1日詳細版公表&意見募集

「誰もが安心して自分らしく暮らせる共生社会」とはどんなまちでしょうか?

区では区民の皆さんが共通のイメージや目標を持ちやすいように「ともに生きるまちを目指す条例」を作りました。

この条例の考え方をもとに、高齢者や障害のある方などがそれぞれ自分らしく暮らせるように、区の役割や政策の方向性を表した関連条例の準備を進めています。

みんなで支え合えるといいクワッ

ご意見をお寄せください

2100年に向けたアクションプラン、公共施設の再編・整備計画、ともに生きるまちを目指す条例の関連条例について、皆さんからのご意見を募集します。

応募方法

  • 郵送
    広報えどがわ7月1日号7ページのハガキにご意見を記入し、郵送してください。切手は不要です。
  • インターネット
    応募フォーム別ウィンドウで開きますにアクセスし、ご意見を入力してください。

締め切り2023年7月20日(木曜日)必着

応募に当たっての注意事項

  • 頂いた書類や電子データなどは返却しません
  • 頂いたご意見は今後区の発行物やホームページなどで公開する場合があります
  • 個人情報を記載していただく必要はありません

問い合わせ

2100年に向けたアクションプラン:企画課 電話:03-5662-6045
公共施設の再編・整備計画:計画課 電話:03-5662-9017
条例関係:ともに生きるまち推進課 電話:03-5662-0091

区民と区の職員による政策提案プレゼンテーション開催決定!!

区に政策提案するイベントを初開催

区民の皆さんと区の若手職員による、政策提案のプレゼンテーションイベントを開催します。プレゼンテーションの持ち時間は5分間、使用できる資料は1枚のみ。限られた条件の中で、魅力的な政策を提案してみませんか?内容は子育て・福祉・まちづくりなど何でも結構です。

頂いた提案は区ホームページで公開します。また、イベント当日の様子はライブ配信もする予定です。たくさんの方の参加をお待ちしています。

日時
8月23日(水曜日)13時~16時
8月24日(木曜日)18時~21時

場所
グリーンパレス2階 高砂・羽衣

あなたのアイデアが江戸川区を動かすかも!?

参加者を募集しています!!

参加要件 以下を満たす3人程度のグループ

  • 区内在住、在勤、在学の方を1人以上含む
  • 上記日時のどちらかに参加してプレゼンテーションを行うことができる

(注)当日の様子は区ホームページでライブ配信を行い、その後も一定期間動画として公開する予定です。参加希望の方は、撮影・配信に同意の上、お申し込みください。
(注)応募者多数の場合は、抽選で参加者を決定します。
(注)イベントに参加できない方でも、政策提案の提出はできます。
(注)営利目的の提案や、特定の個人・団体に対する誹謗中傷、公序良俗に反する内容などを含む提案は対象外とします。

提案・参加希望の締め切り 2023年7月31日(月曜日)

  • 提案・参加希望の方は、詳細を区ホームページにて確認の上、応募フォームよりご応募ください

皆さんの参加をお待ちしてるクワッ!

問い合わせ

企画課 電話:03-5662-6045

このページに関するお問い合わせ

このページはSDGs推進部広報課が担当しています。

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