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更新日:2026年2月16日

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ブラウンケナガクモザルの赤ちゃん すくすく成長中

双子×祖母が育児 奇跡の連続

「江戸川区自然動物園(北葛西3丁目)」では、絶滅危惧種の「ブラウンケナガクモザル」の赤ちゃんが2025年7月に誕生しました。双子で生まれたことはクモザルとしては珍しく、さらに母の代わりに祖母が育児を担う奇跡も重なり、元気に成長しています。

ブラウンケナガクモザル1

ブラウンケナガクモザルは、主に南アメリカの熱帯雨林に生息し、額に三角形の模様があるのが特徴。国際自然保護連合(IUCN)が絶滅の危険性が非常に高いとする「絶滅危惧種IA型(CR)」に指定しています。国内で見ることができるのは、同園を含む3園のみ。同園では現在27頭を飼育しており、「群れ飼育」を国内で唯一行っています。

2025年7月5日(土曜日)、メスの「ミーナ(12歳/出産当時は11歳)」に双子のオスの赤ちゃんが誕生。クモザルに双子が生まれることは珍しいと言われています。そうした中、過去に2回の出産を経験しているミーナが、子育てに意欲を示していない様子が見られました。すると、ミーナの母の「ナミ(18歳)」らが生後まもなく育児に参加。1頭は生後1週間ほどで死亡してしまいましたが、残る1頭はナミが引き続き子育てを担いました。同種は本来、生後1年ほど母乳が必要ですが、ミーナが授乳している姿は見られず、一方で赤ちゃんがナミから離れないことなどから、ある時期からナミの授乳が始まったと考えられます。一般的に母親のみが担う育児を祖母にあたる個体が行っており、さらに直近で出産していないにもかかわらず授乳していることは例を見ないことです。こうして奇跡的に育った赤ちゃん「ミラクル」は、生後半年以上が経った現在も順調に成長中。木々や岩山を素早く渡り歩くナミにしっかりとしがみつく愛くるしい姿が見られます。

ブラウンケナガクモザル2

飼育を担当する田島拓弥(たじまたくや)さんは、「双子を出産したとわかったときは驚きとともに心配もありましたが、順調に育ち一安心です。今後も母子のケアに気を配っていきたい」と話しています。

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