児童相談所における一時保護中の児童の所持品等紛失について

事実の経緯等

2021年（令和3年）7月、江戸川区児童相談所において、一時保護していた児童の作成したテスト答案1教科分、及び所持品であるワークブック1冊が紛失したという事案が判明いたしました。

本件事案については、学校や当該児童らの問い合わせを契機として、児童相談所及び所属学校にて事実関係の調査を行った結果、テスト答案については児童相談所と学校とのやり取りの過程で紛失した可能性が高く、ワークブックについては一時保護所で紛失した後に同所内で発見された事実を確認しました。

上記事実を確認後、江戸川区児童相談所は児童及び保護者へ説明及び謝罪を行うとともに、児童相談所及び学校において原因検証、テスト紛失による児童の成績評価への影響が無いことの確認、再発防止策の実施等の対応を行って参りましたが、令和5年1月、これまでの経緯を踏まえた最終的な説明及び謝罪を児童及び保護者にさせていただいた次第です。

再発防止策

本件事案をふまえ、児童の安全確保のため緊急にその身柄を保護する一時保護児の対応において、児童の所持品等の確認、所属機関等と児童相談所の間における私物等の授受に係る連絡、確認等の方法を見直すとともに、物品の預かり時の対応やその後の連絡、確認の方法などについて運用ルールを定め、再発防止に向けて運用を開始しています。

江戸川区児童相談所長のコメント

今回の事態を受け、ご心配をおかけいたしました関係者の皆さまに深くお詫び申し上げます。今後このような事態が発生しないよう管理体制を再度見直し、再発防止の徹底を図ってまいります。