トップページ > 子育て・教育 > 江戸川区児童相談所(はあとポート) > 事業案内 > はあとポートだより > 【コラム】子どもとのスムーズな対話術「機中八策®(きちゅうはっさく)」
更新日:2024年1月4日
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「機中八策®」は千葉県の児童相談所長(渡邉直氏)が考えた、子どもとのスムーズな対話術です。
あなたが「してほしいこと」を子ども(人)が「してくれない」とき
あなたが「してほしくないこと」を子ども(人)が「した」とき
あなたはどの色の行動(言動)のカードを切りますか?
「ブルーカード」?「オレンジカード」?
人は、子ども(相手)から「してほしいことをしてもらえなかったとき」「してほしくないことをされたとき」に、子ども(相手)が青ざめてしまいそうな行動・言葉のカードである「ブルーカード」をとっさに切る傾向にあります。
(注)「ブルーカード」とは、「(ひ)否定」「(ど)怒鳴る・たたく」「(い)嫌味を言う」「(お)脅す」「(と)問う・聞く・考えさえる」「(ぎ)疑問形」「(ば)罰を与える」「(なし)なじる・人格否定する」、暴力的でわかりにくいコミュニケーションをいいます。
意識して練習することで、子ども(相手)がほっこりあたたかい気持ちになれる「オレンジカード」に切り替えていけます。
(注)「オレンジカード」とは、「(ほ)ほめる・認める」「(ま)待つ」「(れ)練習する」「(か)代わりにする行動を示す」「(が)環境づくり(い・ち・お・し環境づくり)」「(や)約束する」「(き)気持ちに理解を示す」「(を)落ち着く」、わかりやすく伝わりやすいコミュニケーションをいいます。
「ほめられる」、「認められる」、「気持ちを理解してもらえる」などオレンジカードをたくさん切られた子ども(相手)には、「(私は、)(私のしたことは、)これでいいんだ」という自信・自己肯定感・効力感がだんだん育ちます。
子育て中のご家族だけでなく、ご近所、地域の人にも、ぜひ「機中八策®」をご覧いただき、身に付けていただければと思います。また、周りの人に広めていただければと思います。
ぜひ、ブルーカード、オレンジカードを印刷して、いつでも見える場所に貼ってみてください。
冊子は機中八策®冊子(PDF:1,471KB)からダウンロードできます。
(資料は、千葉県の児童相談所長(渡邉直氏)の機中八策の考えを福岡県芦屋町がまとめたものです。両者の許可を得て掲載しております。)
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