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赤ちゃんの栄養:離乳食
生まれたての赤ちゃんは、母乳や育児用ミルクを飲みます。成長すると、少しずつなめらかにすりつぶした食べ物を飲むことができます。慣れてくると、形のある食べ物をかんで飲むことができるようになります。このように、成長にあわせて、ミルク以外の食べ物からも栄養をとるために、離乳食を始めます。
大切な赤ちゃんのために~初めての離乳食教室~(動画)
離乳の進め方:開始から完了まで
規則的な食事のリズムを整え、食べる楽しさを体験していきましょう。
注意
- 上記はあくまでも目安です。赤ちゃんの食欲や、成長に応じて、食事の量を調節してください。
- 離乳食を始める前の赤ちゃんは、母乳やミルクで栄養をとります。離乳食を始める前に、果汁などは与えません。
- 離乳の始めは、赤ちゃんが味やスプーンに慣れるように、ゆっくりとすすめていきます。
成長の目安
親子健康手帳(母子手帳)にある、成長曲線のグラフに体重と身長を書いて、成長曲線のカーブに沿っているか、太りすぎや、やせすぎていないか確認します。
(参考:厚生労働省雇用均等児童家庭局母子保健課授乳離乳の支援ガイド)
食べ方の目安
- 初めて離乳するときは、赤ちゃんの様子を見て少しずつはじめます。
- 離乳に慣れてきたら、1日2回、3回と食事のリズムをつけ、生活のリズムを整えていきます。
- 味や舌触りを楽しむ、家族と一緒に食べる、自分で手で食べるなど「食べる楽しさ」の体験を増やしていきます。
食品の種類と組み合わせ
- 離乳は、米のおかゆから始めます。慣れてきたら、じゃが芋や野菜、果物、豆腐や白身魚など、種類を増やしていきます。
- はちみつは、乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳までは使いません。
- 卵は卵黄から全卵へ進めます。魚は白身魚から赤身魚、青皮魚へと進めます。乳製品は、ヨーグルト、塩分脂肪の少ないチーズを与えます。脂肪の少ない鶏肉や緑黄色野菜なども取り入れ、種類を増やしていきます。
- 生後9か月が過ぎたら、鉄分が不足しやすくなります。赤身の魚や肉、レバーや、調理用に育児用ミルクを使うなど工夫をします。
- フォローアップミルクは生後9か月が過ぎてから使えます。
- 離乳の進行に応じてベビーフードを利用することができます。
- 家族の食事から調味する前のものを取り分けることができます。
離乳食の形や調理のしかた
- 離乳の初めは、食品を細かくなめらかに調理します。慣れてきたら、粗く調理していきます。
- 衛生面には十分に気を付けます
- 味付けは、離乳の初めは必要ありません。離乳が進んだら、少しずつ味付けします。
- 調味料を使うときは、食品のもつ味を生かしながら、薄味で調理します。
食事量の目安
身長・体重が成長曲線のカーブに沿っているかを確認し、判断の目安とします。
お問い合わせは各健康サポートセンター栄養士まで。
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