更新日:2023年12月12日
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みんなのえどがわ健康いきいきプラン(江戸川区健康増進計画2023-2030)
みんなのえどがわ健康いきいきプラン(江戸川区健康増進計画2023-2030)は、区が令和4年度に策定した「2100年の江戸川区(共生社会ビジョン)」及び「2030年の江戸川区(SDGsビジョン)」を健康増進の面から推進・実現するための個別計画に位置付けられるものです。また、本計画は健康増進法第8条に基づく市町村健康増進計画であり、生活習慣の改善やこころの健康の向上を通して「健康日本21」において総合的な目標とされる「健康寿命の延伸」及び「健康格差の縮小」の実現を図るものです。
みんなのえどがわ健康いきいきプラン(江戸川区健康増進計画2023-2030)
みんなのえどがわ健康いきいきプラン(江戸川区健康増進計画2023-2030)(PDF:6,362KB)
計画の概要
計画策定の趣旨
平成12(2000)年に国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針「健康日本21」が策定され、以来様々な健康づくりの取組が行われる中で、健康寿命は着実に延伸してきました。令和6(2024)年からは女性の健康や自然に健康になれる環境づくりといった視点を加えた「健康日本21(第三次)」が開始されます。
区においても、平成16年度に「江戸川区生活習慣アクションプラン-行動指針-(健康江戸川21)」を策定し、区民一人ひとりの生活習慣の改善、健康寿命の延伸を目指して、平成23年度まで健康づくり施策を推進してきました。平成24年度以降も区実施計画や食育推進計画の推進と一体的に健康づくり施策を推進しています。
一方で、主要な死因であるがん、心疾患などの生活習慣病による死亡率は全国と比べて区の方が高く、平均寿命は男女ともに全国平均よりも短い状況にあります。区が実施している健診からは、喫煙習慣や朝食の欠食、睡眠による休養が十分とれていないといった課題も見えています。令和2(2020)年には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が蔓延し、新しい生活様式への対応、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速といった変化がありました。また、少子高齢化、女性の社会参画、育児・介護と仕事の両立など社会の変化や多様化は今後一層進んでいくことが予想されます。
区では、昨今の様々な変化にも対応しつつ、実効性のある健康づくり施策を一層推進していくため、長期構想及び中期計画にあたる「2100年の江戸川区(共生社会ビジョン)」及び「2030年の江戸川区(SDGsビジョン)」の策定と併せて、新たに区の健康増進計画『みんなのえどがわ健康いきいきプラン』を策定することとしました。
基本理念
「2030年の江戸川区(SDGsビジョン)」では5つの目指すべき姿と27の目標を定めています。本計画はその理念を具体化し、目標のひとつである「誰もが健康を心がけ、いきいきと暮らしている」まちを実現するとともに、更なる健康寿命の延伸を図る実施計画です。
疾病の早期発見・治療、食・運動・休養などの良い生活習慣、こころの健康、地域との関わりといった健康の基礎をあらゆる人が心がけ、お互いに支え合うことができるよう取組を推進していきます。
それぞれの取組を通して、QOL(Quality of Life:生活の質)を高め、健康だと感じている区民や高齢期においても元気で活躍できる人を増やし、一人ひとりが希望を持ち自分らしく輝ける、いきいきと暮らせるまちを目指していきます。
計画期間
本計画の実施期間は、令和5(2023)年度から令和12(2030)年度までの8年間とし、「2030年の江戸川区(SDGsビジョン)」並びに令和6年度から開始予定の健康日本21(第三次)及び東京都の次期計画をふまえて評価及び見直しを行います。
計画の推進主体
区民一人ひとりが健康づくりに主体的に取り組むために、区及び関係機関等がそれぞれの役割に応じた取組を実施するとともに、相互に連携することにより区民の取組を支援します。
(1)区民
- 健康づくりに主体的に取り組み、生活習慣病の発症予防、早期発見・治療、重症化予防に努めます。
- 家庭や子どもと関わる場面で協力して、子どもの頃からの健康的な生活習慣づくりを支えます。
- ボランティアや地域行事、スポーツ活動への参加などを通じて地域とつながりを持ち、心身の健康を保ちます。
(2)医療関係機関
- 区民の生活習慣病の予防、早期発見・治療、重症化予防のための指導助言を行い、適切な医療を提供します。
- 専門性を活かし、他の推進主体と連携して健康づくりに参画します。
(3)事業者・保険者等
- 従業員や被保険者に対する健検診の実施や普及啓発を行い、個人の健康づくりを支援します。
- 従業員等の健康づくりに積極的に取り組み、健康経営を推進します。
- 提供するサービス等を通して区民の健康増進を図ります。
(4)区
- 区民の健康づくりが一層進むよう普及啓発や施策を実施します。
- 関係機関等との連携を深め、地域一丸となった健康づくりを進めます。
- 計画指標などの状況を評価し、区民、関係機関等と共有することで計画の実効性を高めます。
計画の体系
本計画では健康増進の取り組みを3領域11分野に分け、それぞれについて「現状と課題」、「2030年の到達目標」、「目標達成に向けた主な取り組み」、「指標及び目標値」を設定することで着実な計画の推進を図ります。
がん・生活習慣病対策
- がんの発症予防と早期発見
- 生活習慣病の発症・重症化予防
生活習慣の改善
- 栄養・食生活
- 運動
- 休養・睡眠
- 歯・口腔の健康
- たばこ・飲酒
生涯を通じた健康づくりと健康を支える社会環境の整備
- こころの健康
- 次世代の健康
- 高齢者の健康
- 社会参加・地域のつながり
重点施策
区では主要な疾患による死亡率が、全国、東京都と比較して高い状況にあります。中でもがんは死因の約3割を占め、様々な生活習慣が影響する、最も身近で重大な生活習慣病の一つです。本計画では、前期4年間の重点施策として『がん』に焦点を当て、分野ごとの取組を推進します。このことにより健康づくり施策を強く印象付け、健康づくり全般の区民の行動変容を促していきます。
後期4年間は、中間評価結果、区民の健康づくりの定着状況及び分野毎の取組の進捗状況を勘案して重点施策を再設定していきます。
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