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更新日:2025年11月1日

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特集 認知症とともに生きる。

CCBY 但し、画像データは除きます

 

 

認知症は、高齢の方だけでなく、若い方もかかる可能性のある脳の病気です。認知症を正しく理解し、自分事として考えてみませんか。

認知症とは?

認知症は、さまざまな原因で脳の細胞が損傷を受けたり働きが悪くなったりすることで、記憶や判断力などといった認知機能が低下し、生活のしづらさが現れる状態を指します。症状に応じて適切な支援を受けることが大切です。

区内の85歳以上の方の約2人に1人が認知症に…

85歳以上で認知症のある方の割合

認知症 約48%
「江戸川区熟年しあわせ計画及び第9期介護保険事業計画」を基に作成

早期診断対応が大切です

アルツハイマー型認知症の進行例

何も治療しない場合に比べて、薬を使用した場合症状の進行が緩やかに
江戸川区「知って安心認知症」パンフレットを基に作成

認知症を正しく知ろう!

認知症になると急に全てのことができなくなるわけではありません。周囲の理解や少しの工夫があれば、みんなで支え合いながら地域で安心して暮らしていくことができます。

認知症になってもできることはたくさんある!

認知症になっても地域の一員として活躍できる!

他人事と思わず自分事として向き合い、備える!

認知症になっても生き生きと


3年前に認知症と診断された片岡秀朗(かたおかひでお)さん

片岡さんは66歳の頃、久しぶりに始めた仕事がなかなか覚えられずに困っていた様子を家族の方に心配され病院を受診したところ、認知症と診断されました。当時のことを「もしかして…と思ってはいたものの、いざ診断されると受け止めきれない複雑な気持ちになった」と話します。地域に相談できる場所があると聞いた片岡さんは、熟年相談室に話を聞きに行ってみることに。担当の職員と話をする中で、仕事や社会参加につながるさまざまな取り組みがあることを知り、「諦めなくてもいいんだ」と思ったそうです。現在は、「認知症サポーター養成講座」の受講をきっかけに自身も講師となり、病院や介護施設などで話をしたり、認知症の方同士の交流の場に参加したりしています。

また、高校時代からギターを弾くことが好きだった片岡さんは、バンドをつくりたいと思い立ち、熟年相談室や地域の方の協力を得ながら「なかよしバンド」を結成。昨年の冬にタワーホール船堀でライブを開催し、70人以上のお客さんの前で演奏を披露しました。「たくさんの人に演奏を聴いてもらえたことや、バンド活動を通していろんなつながりができたことがうれしかったです。これからもたくさんの出会いを楽しみに、活動を続けていきたい」と今後への思いも語ってくれました。


なかよしバンドのライブの様子

希望をもって暮らせる地域を目指して

その人らしい過ごし方ができる場所

西葛西熟年相談室が設置されているなぎさ和楽苑の若年性認知症専門デイサービス「フリーサロンあしたば」では、1カ月に一度、“誰でも楽しめるアート”をコンセプトにした「あしたばアート」が開催されています。創作活動を通して認知症の予防や改善、心の開放や意欲向上を促すことを目的とする臨床美術を用いた活動です。ある日の活動では、「宇宙」をテーマに黒い紙にキラキラのペンや絵の具を用いて、利用者の方やスタッフ、ボランティアの方など、みんなで和気あいあいとした雰囲気の中、それぞれの作品を作り上げていました。参加された皆さんは、「楽しかった」「満足いく作品ができた」と感想を話してくれました。

このように区内には、身体機能などの維持・向上を目的とした訓練やその他の支援、交流の場などがあり、その人らしい過ごし方ができる場所があります。

認知症のある方もない方もみんなで支え合う活動

認知症になっても住み慣れたまちで仲間と希望をもって暮らせる地域を目指す活動「チームオレンジ」。認知症サポーターを中心とした「支える人」と「認知症のある人やその家族」をつなぐ取り組みが全国的に進められています。江戸川区でも「江戸川チームオレンジ」の皆さんが、認知症のある方やない方、その家族も一つのチームとして支え合い、一緒に料理をしたり散歩に出かけたりするなど、さまざまな交流を楽しみながら活動しています。

さらに 認知症について知る

認知症や介護に不安を感じている方必見!「2025介護の講演・相談会」


老後の不安などについて考えてみませんか?解決のヒントが盛りだくさんです。

【日時】11月15日(土曜日)10時~15時30分

【場所】タワーホール船堀2階瑞雲

【内容】(1)講演会、(2)介護や医療のお悩み相談コーナー、(3)健康測定コーナー(血管年齢・自律神経など)・若年性認知症フリーサロン「あしたば」美術作品展示

【申し込み】(1)前日17時までに区ホームページ別ウィンドウで開きますまたは電話(下記)で、(2)(3)不要

(注)講演内容など詳しくは区ホームページ別ウィンドウで開きますをご覧ください。

認知症サポーター養成講座

認知症のある方やその家族をサポートするために、正しい知識や望ましい接し方を学べる講座です。開催予定は区ホームページ(イベントカレンダー)や広報えどがわでも随時お知らせしています。

日程 時間 場所 定員
(申込順)
申し込み 問い合わせ先
11月21日(金曜日) 13時30分〜15時 長島桑川コミュニティ会館 20人 11月4日(火曜日)から
電話(右記)で
東葛西熟年相談室なぎさ和楽苑 電話:03-3877-8690
11月27日(木曜日) 10時30分〜12時 小岩区民館 15人 東小岩熟年相談室泰山 電話:03-5889-1165

11月30日(日曜日)

14時〜15時 中央東四会館 40人 中央熟年相談室江戸川区医師会 電話:03-5607-5591

問い合わせ

事業者調整係 電話:03-5662-0032

一人で悩まずに相談を

  • 認知症ホットライン 電話:03-3652-2300=9時~18時(日曜日を除く)
    もの忘れが気になる、認知症への対応や介護の仕方が分からないなど、お悩みの本人や家族の方の相談に応じます。気軽にご相談ください。
  • 熟年相談室(地域包括支援センター)
    区内27カ所で、専門の職員や認知症地域支援推進員が認知症や介護などあらゆる相談に応じ、解決に向けて支援をしています。詳しくは区ホームページをご覧ください。

ご活用ください! 冊子「知って安心 認知症」を配布しています

認知症のことや認知症支援、相談窓口、交流の場などを紹介しています。熟年相談室や健康サポートセンター、介護保険課窓口などで配布している他、区ホームページ別ウィンドウで開きますからもご覧になれます。


症状の段階に応じたサービスなどがよく分かります!

もの忘れ、最近気になっていませんか?

お手元に通知が届いた方はぜひ受診してください!

2026年3月31日(火曜日)まで

認知症に早く気付くことで…

  • 今後の生活の準備をすることができます
  • 病気の進行を遅らせることができる場合があります
  • 早めの治療で症状が改善できる場合もあります

上図の受診券が届いている方で、最近もの忘れが気になる方は、この機会にお早めの受診をお願いします。

受診までの流れについて詳しくは区ホームページ別ウィンドウで開きますをご覧ください。

【対象】長寿健診などのフレイル質問票の結果により受診券が送付された、65・67・69・71・73・75・77・79・81・83歳(2025年7月31日時点)の区民の方 など

問い合わせ

事業者調整係 電話:03-5662-0032

 

 


本誌掲載の事業などの実施に当たっては、江戸川区議会の審議・議決を要する場合があります。

このページに関するお問い合わせ

このページはSDGs推進部広報課が担当しています。

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