更新日:2024年10月20日
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区民アンケートを実施します!あなたはどの江戸川区を選びますか?
~江戸川区の将来に向けて~
今回の特別号には、区のこれからについて、誰もがあまり触れたくないことも正直に載せています。その上で、区の考えをお示しし、広く皆さんのご意見をお聞きしたいと思います。
ぜひアンケートにお答えください。
江戸川区は将来に向けてこのように考えます
広報えどがわ8月15日号に掲載した主な内容をご紹介します。
(注)一部情報を更新しています。
(1)区の人口・お金・職員数の将来の予測は…
- 2020年(推定値ピーク)が69万3669人のところ、合計特殊出生率が1.20前後で推移すると区の人口は半減し2100年には35万4544人に
- 2024年が1935億円のところ、区に入るお金は6割減で2100年には763億円に
(注)一般財源(特別区民税や都からの交付金など)の推計
- 2020年が3792人のところ、区役所で働く人の数が半減して2100年には1886人に
区の人口は、今後少しずつ減り続け、2100年には現在の半分にまで減っていくと推計されます。それに伴って区に入るお金も減るため、人口減少に合わせた行政サービスの見直しが必要です。
(2)行政サービスの水準と区民負担のバランス
行政サービスに使うお金(行政サービスの水準)
社会保障(福祉・子育てなど)、災害対策、ごみの収集、まちづくり、教育 など
区に入るお金(区民の皆さんの負担)
特別区民税、公共施設の使用料、健(検)診の費用、窓口での証明書等発行手数料 など
区では、区民の皆さんに納めていただいた特別区民税や、公共施設の使用料などの区に入るお金を基に、社会保障(福祉・子育てなど)や災害対策、まちづくりなどの行政サービスを提供しています。区政を運営していくためには、上の図のように区に入るお金(区民負担)と行政サービスに使うお金(行政サービスの水準)のバランスを取っていくことが必要です。
- 人口減少…区に入るお金 減少
- 少子高齢化…社会保障費 増加
これらによりバランスが崩れると…行政サービスの提供ができなくなる恐れ
(3)将来にわたって「持続可能な江戸川区」にするための区の考え
- 行政サービスの水準を現状維持(高サービス)・区民の皆さんの負担は大幅に増える(高負担)
- 行政サービスの水準を一部見直し(中サービス)・区民の皆さんの負担は一部増える(中負担)
- 行政サービスの水準を大幅に見直し(低サービス)・区民の皆さんの負担は現状維持(低負担)
江戸川区の考えは「2.行政サービスの水準を一部見直し(中サービス)・区民の皆さんの負担は一部増える(中負担)」です。
区は、人口減少に合わせて行政サービスの水準を見直し、区民の皆さんに適正な負担をお願いする取り組みを進めていきたいと考えています。このことについて、皆さんの考えをお聞きするため、今回アンケートを実施します。
(4)いつ行動に移すべきか
区は、人口や区のお金が減っていくこと、施設の老朽化が進むことなど、「将来に見込まれるリスク」が見え始める前に、今から必要な対応をし、現在の住みよい江戸川区を将来につないでいきたいと考えています。
急激な変化
- 当面、時代に合わせた見直しは行わず、財源不足が深刻になった時点で大幅な見直しをしていく(急激な変化)
- 財源不足に陥り大幅な見直しが必要となる
緩やかな変化
- 時代に合わせた計画的な見直しをする(緩やかな変化)
- リスクへの備えを毎年少しずつ行い計画的な見直しへ
→江戸川区の考えは「時代に合わせた計画的な見直しをする」です
- 将来に向けた区の考えについて、詳しくは広報えどがわ8月15日号の特集内容をご覧ください。
- 広報えどがわ8月15日号で紹介した区の考えに対して、お寄せいただいたご意見は下記をご覧ください。
区民の皆さんから頂いたご意見の一部を紹介します
広報えどがわ8月15日号でお示しした区の考えに対して、賛同するご意見の他、厳しいご指摘も含めさまざまな声を頂きました。ここでは、その一部を紹介します。この他のご意見は区ホームページでご覧いただけます。
(注)掲載内容は一部要約しています。
(注)8月20日に行われた、小・中学生(小学5年生~中学3年生)を対象としたワークショップにて、児童・生徒の皆さんから頂いたご意見も紹介しています。
頂いたご意見の中に多く使われている単語を“AI(人工知能)”で抽出しました
多く使われた単語が大きくなっています!【青色:名詞、緑色:形容詞】
(注)ユーザーローカルAIテキストマイニングによる分析の内容を一部加工して使用。
受益者負担
- 施設を利用しない人との不公平感もある。そういう点で受益者負担の適正化は必要だと思う
- 健(検)診の一部自己負担導入は、健(検)診を受けない区民が増加する可能性が考えられ、福祉関連費用の増大が懸念される
- 人口が減る中で、これまで無料だったサービスが一部有料になることは理解できる
- 区の人口予測は不透明。施設使用料の値上げ、健(検)診の一部自己負担の導入は反対
人口減少
- 生産性が向上することで、人口が減っても歳入を維持することは可能
- 人口が減少しないように、江戸川区のよいところをアピールしていくべき
- 人口減少に対する取り組みについておおむね賛同
- 来庁しなくてもよい区役所なら、区の職員は減らすべき
公共施設
- 公共施設の使用料値上げはやめてほしい
- 公共施設の積極的な再編整備に期待
- 公共施設の使用料見直しはよいと思う
- 公共施設の再編をいうなら、庁舎の設計を見直すべき
- 公共施設は住民の福祉を増進するためのもの。現在の水準で継続してほしい
- 公共施設の使用料は区民と区外の人など、もっと細かな料金設定にするべき
- 公共施設の集約、使用料改定により、少しでもかかっているコストを回収すべき
2100年
- 2100年に向けてどのように行動するべきか考える、子ども向けのワークショップをまたやってほしい
- 2100年が遠い未来ではないと感じた。将来の江戸川区のために、自分にできることをやっていきたい
- 2100年といわず、10年、20年で少子化対策を早急に進めるべき
- 2100年を描いたことは素晴らしい。収入・支出の構成を示して、増やす・減らす・強化するところの戦略も示してほしい
子育て
- 区は昔から子育て施策に力を入れている。「50の子育てプラン」の推進で人口増につながるとよい
- 安心して子育てができる環境を整えることを最優先にしてほしい
- 今の子育てに関する取り組みを維持・拡充してほしい
- 少子化対策で一番必要なのは、子育て世帯への住宅支援だと思う
福祉
- 福祉サービスの見直しを他の自治体の水準に合わせて行うのではなく、江戸川区独自に必要な見直しを考えて実施するべき
- 福祉サービスの再構築についての取り組みは賛成
- 他の自治体の進んだ施策を取り入れて、現在の福祉サービスをより充実させてほしい
高齢者
- 使用料の減免制度などの見直しは、高齢者が生きがいを持って暮らすことの妨げになる
- 今を生きる高齢者が暮らしやすい江戸川区であってこそ、未来に希望が持てる区になるのでは
- 車いすが借りられるなど、高齢者の外出を支援してくれるサービスがあると助かる
区が目指すべき方向性について、区民の皆さんにアンケートを実施します
(1)~(3)の中で、あなたはどの江戸川区を選びますか?
(注)下図は現時点でのイメージです。
本誌掲載の事業などの実施に当たっては、江戸川区議会の審議・議決を要するものがあります。
(1)高サービス高負担の江戸川区
区のサービスの水準→高い
- 福祉・子育て
- 今のサービスに加え、さらなるサービスの拡大を検討
- 今のサービスに加え、さらなるサービスの拡大を検討
- 公共施設
- 人口減少にかかわらず、今の数と規模を保つ
- 人口減少にかかわらず、今の数と規模を保つ
- 道路
- 現状どおり定期的な補修と大規模改修工事を行う
- 現状どおり定期的な補修と大規模改修工事を行う
- ごみの収集
- 今のまま
- さらなるごみの減量を進めていく
区民の皆さんの負担→高い
- 健(検)診の費用
- 一部自己負担になる(中負担よりも大幅に負担が増える)
- 一部自己負担になる(中負担よりも大幅に負担が増える)
- 税金(特別区民税など)
- 新たな税が検討され負担が増える可能性
- 新たな税が検討され負担が増える可能性
- 公共施設の使用料
- 料金が大幅に引き上げられる(中負担よりも大幅に負担が増える)
- 料金が大幅に引き上げられる(中負担よりも大幅に負担が増える)
- 窓口での証明書等発行手数料
- 窓口での申請時の料金が高くなる(中負担よりも大幅に負担が増える)
- 窓口での申請時の料金が高くなる(中負担よりも大幅に負担が増える)
(2)中サービス中負担の江戸川区
区のサービスの水準→中程度
- 福祉・子育て
- 時代に合わせたサービスの見直し(手当や福祉サービスの再構築)
- 平均的な水準に合わせた引き上げや引き下げ、支給要件・対象者などの見直し
- 公共施設
- 人口減少に合わせて、施設を統合・集約し、公共施設の数と規模を縮小
- 人口減少に合わせて、施設を統合・集約し、公共施設の数と規模を縮小
- 道路
- 安全性を維持しつつ、コストを削減するため計画的な補修を行い、大規模改修工事の回数を減らす
- 安全性を維持しつつ、コストを削減するため計画的な補修を行い、大規模改修工事の回数を減らす
- ごみの収集
- 今のまま
- さらなるごみの減量を進めていく
区民の皆さんの負担→中程度
- 健(検)診の費用
- 一部自己負担になる
- 一部自己負担になる
- 税金(特別区民税など)
- 負担は今のまま
- 負担は今のまま
- 公共施設の使用料
- 料金が少し引き上げられる
- 料金が少し引き上げられる
- 窓口での証明書等発行手数料
- 窓口での申請時の料金が高くなる
- 窓口での申請時の料金が高くなる
(3)低サービス低負担の江戸川区
区のサービスの水準→低い
- 福祉・子育て
- 区独自の手当・サービスの縮小・廃止を検討
- 区独自の手当・サービスの縮小・廃止を検討
- 公共施設
- 人口減少に合わせて、施設を統合・集約し、公共施設の数と規模を大幅に縮小
- 人口減少に合わせて、施設を統合・集約し、公共施設の数と規模を大幅に縮小
- 道路
- 補修・大規模改修工事の回数を大幅に減らす
- 補修・大規模改修工事の回数を大幅に減らす
- ごみの収集
- サービス水準の引き下げを検討(ごみの減量に加え、収集回数を減らす)
- サービス水準の引き下げを検討(ごみの減量に加え、収集回数を減らす)
区民の皆さんの負担→低い
- 健(検)診の費用
- 今のまま無料
- 今のまま無料
- 税金(特別区民税など)
- 負担は今のまま
- 負担は今のまま
- 公共施設の使用料
- 負担は今のまま
- 負担は今のまま
- 窓口での証明書等発行手数料
- 負担は今のまま
- 負担は今のまま
アンケートの回答方法 ぜひご回答ください!
アンケートの回答方法は2種類
いずれかの方法でご回答ください(1人1回)。
【対象】区内在住の方
(注)インターネットとハガキの重複回答は無効。住所・氏名・生年月日に記入漏れがある場合も無効。
- インターネット スマートフォン・パソコンなどから回答する場合
- 「2100年の江戸川区(共生社会ビジョン)」実現に向けたアクションからアクセスしご回答ください。
- 「2100年の江戸川区(共生社会ビジョン)」実現に向けたアクションからアクセスしご回答ください。
- ハガキ 郵送で回答する場合
- 広報えどがわ10月特別号8ページ右下のハガキにご記入の上、切り取ってお送りください。切手はいりません。
- 広報えどがわ10月特別号8ページ右下のハガキにご記入の上、切り取ってお送りください。切手はいりません。
締め切り
2024(令和6)年11月18日(月曜日)必着
本特集に関する問い合わせ
企画課 電話:03-5662-6045
回答に当たっての注意事項
- 頂いた書類や電子データなどは、返却しません。
- 回答にかかる費用は、規定の回答用紙の郵送料以外は全て、回答者の負担となります。
アンケート日程
- 今回 アンケート実施
広報誌(ハガキ)と区ホームページでアンケートを実施します。 - 11月18日(月曜日) アンケート回答締め切り
回答締め切り後、集計します。アンケート結果を踏まえて、区の今後の方向性を決定します。 - 12月頃(予定) アンケート結果・区の今後の方向性の公表
アンケート結果および、決定した区の今後の方向性をお知らせします。併せて、具体的な取り組み内容を提案します。