財政指標等

（1）実質収支比率

実質収支比率は8.9％、1.4ポイント増

地方自治体の黒字又は赤字の率を示す実質収支比率は、一般的に3～5％程度が望ましいとされています。
本区の場合、前年度比1.4ポイント増の8.9％となり、23区平均を2.5ポイント上回っています。

【第6表】実質収支比率の推移

区分	令和2年度	令和3年度	令和4年度	令和5年度	令和6年度	増減
実質収支(A)	11,383	12,033	11,985	14,411	17,411	3,000
標準財政規模(B)	164,986	168,761	181,251	192,079	196,295	4,216
実質収支比率 (A／B)	6.9	7.1	6.6	7.5	8.9	1.4ポイント
23区平均	7.0	8.6	7.2	6.2	6.4	0.2ポイント

（単位：百万円、％）
区分毎に表示単位未満を四捨五入しました。したがって増減等の計算が合わない場合があります。

（2）経常収支比率

経常収支比率は73.0％、2.5ポイント減

財政の弾力性を示す指標である経常収支比率は、前年度を2.5ポイント上回り73.0％となりました。分子となる経常経費充当一般財源は、人件費の増などにより前年度比8,522百万円の増（+6.2％）となりました。分母となる歳入経常一般財源は、地方特例交付金の増などにより前年度比4,982百万円の増（+2.6％）となりました。その結果、分子の伸びが分母の伸びを上回ったことにより経常収支比率は、2.5ポイント増加しました。

【第7表】経常収支比率の推移

区分	令和2年度	令和3年度	令和4年度	令和5年度	令和6年度
江戸川区	77.9	75.5	71.7	70.5	73.0
23区平均	81.9	78.6	76.7	76.5	77.7

（単位：％）

（3）実質公債費比率

実質公債費比率は△4.2％で極めて良好な水準を維持

令和6年度は、前年度から0.8ポイント増の△4.2％となりました。23区平均△1.6％を2.6ポイント下回り、全国的に見ても極めて良好な水準を保っています。

【第8表】実質交際費比率の推移

区分	令和2年度	令和3年度	令和4年度	令和5年度	令和6年度
江戸川区	-5.7	-5.7	-5.6	-5.0	-4.2
23区平均	-3.4	-3.3	-3.1	-2.6	-1.6

（単位：％）
23区平均値は加重平均です。

（4）地方債現在高（区の借金）

地方債現在高は全国的にも低い水準に

令和6年度末の地方債現在高は、231百万円となり、前年度比11百万円の減となりました。令和元年度に繰り上げ償還したことにより、ピークであった平成10年度の86,620百万円に比べ、86,389百万円減少（△99.7％）しています。

【第9表】地方債現在高の推移

令和2年度	令和3年度	令和4年度	令和5年度	令和6年度	増減
327	168	253	242	231	-11

（単位：百万円）
区分毎に表示単位未満を四捨五入しました。したがって増減等の計算が合わない場合があります。

（5）積立金現在高（区の貯金）

積立金現在高は268,900百万円、前年度比1,306百万円の増

積立金の令和6年度末現在高は、大型区民施設及び庁舎等整備基金及び教育施設整備基金への積立などにより、前年度に比べて1,306百万円増（+0.5％）の268,900百万円となりました。今後も老朽化施設への対応や学校改築など将来的に需要が見込まれる事業に備えて積み立てを行っていきます。

【第10表】積立金の（基金）の推移

令和2年度	令和3年度	令和4年度	令和5年度	令和6年度	増減
210,561	217,951	245,718	267,594	268,900	1,306

（単位：百万円）
区分毎に表示単位未満を四捨五入しました。したがって増減の計算が合わない場合があります。