検討している施策の見直しの内容

区では、財政の危機的局面を打開するため、24年度当初から下記の視点を基に、大規模な施策の見直しを検討しています。これまで、1,300を超える事業について検討を重ね、200以上の事業について見直し内容をまとめました。

見直しの視点

福祉推進課孝行係　電話：03-5662-0314

これまで、在宅介護を受けている要介護4・5の方を対象に、一定の手当を支給してきました。ところが、高齢化に伴って対象者が増えると、予算（下図）が大きく膨らんでいくため、今後は、現行受給者・新規受付者の双方に所得制限を設け、新規受付者の支給金額を引き下げる方向で検討しています。

グラフ　予算の推移

学務課学事係　電話：03-5662-1624

本来、保護者の方に全額ご負担いただく学校給食費の約3分の1を補助してきました。補助金の総額は毎年5億円を超え、23区の中でも特に高いことから、補助を廃止する方向で検討しています。なお、一定所得以下の世帯には、これまでどおり就学援助による支援を行っていきます。

福祉推進課孝行係　電話：03-5662-0314

75～99歳の方への長寿祝品（区内共通商品券3,000円分）や101歳以上の方への記念品、金婚・ダイヤモンド婚を迎えたご夫婦への結婚記念品などを廃止する方向で検討しています。喜寿・米寿のお祝いについては、祝品に代わり、祝状をお贈りする予定です。

事業名	見直しの内容
紙おむつ等支給・使用料助成（熟年者・障害者）巡回入浴（障害者）寝具乾燥消毒等サービス（熟年者・障害者）福祉理美容サービス（熟年者・障害者）	1割負担の導入
補聴器購入費助成（熟年者）民間賃貸住宅家賃等助成（熟年者・障害者）	所得制限の導入
心身障害者福祉手当難病患者福祉手当児童育成（障害）手当	併給制限の導入
福祉タクシー利用助成（障害者）	助成額の半減
各種イベントの経費	削減

区では、限られた財源で時代に即した区政を展開していくために、これまで行ってきた行財政改革を更に積極的に進め、経費の節減や施策の思い切った見直しに取り組んでいきます。
みなさんのご理解・ご協力をお願いいたします。