2024年(令和6年)4月19日「メタバース区役所」プロジェクト発足式26日開催

都内自治体初！メタバース上で式典を開催

「メタバース区役所」の実現に向け、江戸川区と東京情報デザイン専門職大学（小松川2丁目）は26日（金曜日）、プロジェクトチームを発足します。発足式はメタバース上で開催し、同大学の中鉢良治（ちゅうばちりょうじ）学長と斉藤猛（さいとうたけし）江戸川区長が参加します。

区は、自宅や会社などから手続きや相談を行うことができる「来庁不要の区役所」を目指し、電子申請化やオンライン相談を推進。その一環として、メタバース上で全ての手続きや相談を行うことができる「メタバース区役所」の実現を目指しています。昨年9月から、区内障害者団体の協力による実証実験を実施し、課題の抽出を行ってきました。

「東京情報デザイン専門職大学」は、昨年4月に区内に開設された4年制の専門職大学。システムエンジニアやプログラマーなど、DX時代を担う人材を育成しています。区は、同大学を運営する「学校法人滋慶学園（理事長：浮舟邦彦／東葛西6丁目）」と2021年3月、地域社会の活性化などを目的に包括的連携協定を締結。福祉や健康など、様々な分野で協働しています。

区では、誰もが使いやすい「メタバース区役所」を実現するため、専門的知見や人的資源を有する同大学との連携を決定。元株式会社バンダイナムコスタジオマネージャーで、プロジェクトリーダーの大舘隆司（おおだてりゅうじ）准教授のもと、技術的課題の解決に向けた連携を図ります。6月からは、メタバースを活用した一般区民向けの相談・申請支援対応を予定しています。利用者の意見や要望等を同大学と共有し、必要な機能の整理などを行います。

26日（金曜日）16時から、メタバース上の式典会場で、同大学の中鉢学長と斉藤区長のアバターによる発足式を開催。両出席者のあいさつとフォトセッションのあと、区担当者からプロジェクト概要説明を行います。また、発足式後には、「行政分野におけるメタバース活用」をテーマに、大舘准教授らによるパネルディスカッションを開催します。なお、報道機関の方はメタバース上でアバターとして参加が可能です。