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更新日:2026年2月15日

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江戸川区橋梁等長寿命化修繕計画(更新案)(テキスト版)

長寿命化修繕計画の目的

背景

現在、本区では53の橋梁(道路橋、歩道橋、溝橋(ボックスカルバート))及び2箇所の大型カルバートを管理している。そのうち、建設後50年以上を経過した老朽化橋梁の管理数に占める割合は26%(14橋)であり、10年後には38%(20橋)、20年後には64%(34橋)まで増加する。
このように今後急速に老朽化が進む管理橋梁等に対して、事後保全型の維持管理ではコストが膨大となり、適切な維持管理を続けることが困難となる。

計画更新の目的

本区が管理する橋梁等の急速な老朽化に対応するために、平成23年5月に「江戸川区橋梁長寿命化修繕計画」を策定し、従来の事後保全型の修繕及び架替えから、長寿命化修繕計画に基づき予防保全型の修繕及び架替えへと円滑な政策転換を図ってきた。そして、前回の定期点検(令和2年度)から5年が経過したことから、令和7年度に改めて専門技術者による詳細な定期点検を実施した結果を踏まえ、長寿命化修繕計画を見直す必要が生じたため、計画の更新を行う。
今後も橋梁等の長寿命化並びに修繕・架替えに係る費用の縮減を図りつつ、地域の道路網の安全性・信頼性を確保することを目的とする。

長寿命化修繕計画の対象橋梁等

長寿命化修繕計画は、本区が管理する55の橋梁等のうち、表-1に示す45の橋梁等に対しては予防保全型の管理を行う。これらの橋梁等は路線種別や交差物件等により分類し、橋梁等重要度に応じた修繕計画を策定する。

表-1予防保全型として管理する橋梁等

  道路橋 歩道橋 溝橋 合計
予防保全型管理橋梁数 37橋 2橋 4橋

43橋

大型カルバート 2箇所

健全性の把握及び日常的な維持管理に関する基本的な方針

健全性の把握の基本的な方針

健全性(1~4)は、本区が作成した点検マニュアルに基づき1年に1回実施する年次点検と、道路橋定期点検要領、横断歩道橋定期点検要領、シェッド・大型カルバート等定期点検要領等に基づき5年に1回実施する専門技術者による定期点検の二つの点検により把握する。

日常的な維持管理に関する基本的な方針

橋梁等損傷の早期発見を目的とした点検マニュアルを活用し、清掃や土砂詰まりの除去、伸縮装置の漏水対策等、対応が比較的容易なものは、日常の維持作業及び維持工事により措置する。

対象橋梁等の長寿命化及び修繕・架替えに係る費用の縮減に関する基本的な方針

健全性の把握及び日常的な維持管理に関する基本的な方針とともに、予防保全型の管理を徹底することにより、修繕及び架替えに関わる事業費の増大を回避し、ライフサイクルコスト(LCC)の縮減と管理コストの平準化を図る。

新技術等の活用方針

維持管理の効率化、管理コストの縮減を図るため、点検や修繕における新技術等を積極的に活用する。導入にあたっては、従来工法に新工法や新材料等を加えた比較検討を行い、有用性を確認する。
今後は、令和12年度までに長寿命化修繕工事の計画がある10橋のうち3橋について新技術を活用し、約5.6億円のライフサイクルコスト縮減を目指す。

橋梁の集約化・撤去に関する検討方針

本区が管理する橋梁は、市街地や住宅地に架設されており、交通量も比較的多く、区民生活に欠かせない施設となっている。このため、集約化・撤去は、区民生活に大きな影響を及ぼすことから、本計画では予定しない方針とする。
今後、橋梁の利用状況が変化した場合などは、集約化・撤去によるライフサイクルコストの縮減を検討していく。

長寿命化修繕計画の基本方針(表-2参照)

点検計画

定期点検は、5年間隔で実施することを基本とする。平成22年度から4回(H22、H27、R2、R7)実施しており、次回は令和12年度に実施する。

修繕計画

定期点検の結果による健全性の診断区分及び耐荷性能の技術的評価、そして利用形態や架橋状況により定めた橋梁等重要度に基づき、適切な時期に計画的に修繕を行う。ただし、年次点検の結果により、損傷の判定が大きいと判断した場合は、随時修繕を図っていく。

架替え計画・時期

鹿本橋(鹿本橋歩道橋)、春江橋、瑞江大橋は、「新中川橋梁整備基本計画(昭和63年策定)」において架替えると整理されており、現在以下に示す通り架替事業が実施されている。

  • 鹿本橋、(旧)鹿本橋歩道橋
    鹿本橋は、令和6年度に人道橋化した。また、劣化が進んでいた鹿本橋歩道橋は、令和7年度に撤去を実施した。
  • 春江橋
    春江橋は、現在架替工事を実施しており、令和11年度に完了予定である。
  • 瑞江大橋
    瑞江大橋は、春江橋の架替工事が完了するのに合わせ、令和11年度より架替工事に着手予定である。

修繕・架替えに係る全体概算事業費

令和8年度から令和17年度までに計画している橋梁の修繕・架替えに係る全体概算事業費は、約73億円である。

表-2橋梁及び大型カルバートの概ねの修繕時期又は架替え時期

施設名 橋長(m) 架設年 供用年数 R7年度
判定区分
対策内容・時期
上一色中橋 117.5 2014 12 1 令和16年度塗装、令和17年度塗装
辰巳新橋 120.3 1994 32 2 令和10年度塗装・吊り材補修(注)、令和11年度塗装
松本橋 115.0 2022 4 1 予定なし
鹿骨新橋 119.3 1995 31 2 令和13年度塗装
鹿本橋 118.4 1955 71 2 予定なし
大杉橋 119.0 1994 32 2 令和12年度塗装
新椿橋 119.5 1997 29 2 令和12年度塗装
南椿橋 119.3 1981 45 2 令和13年度塗装
春江橋 - - - - 架替え中(令和11年度に完了予定)
涼風橋 121.3 2006 20 1 令和15年度防水・舗装、令和17年度塗装
明和橋 136.6 1992 34 2 令和8年度塗装、令和9年度塗装
瑞江大橋 158.5 1959 67 3 春江橋の後、架替え
瑞穂大橋 163.3 2011 15 2 令和9年度伸縮装置(注)、令和15年度塗装、令和15年度防水・舗装、令和16年度塗装
新渡橋 28.9 2000 26 2 令和14年度防水・舗装
三角橋 78.5 2000 26 2 令和11年度防水・舗装
新川橋 38.0 2011 15 1 令和15年度防水・舗装、令和17年度塗装
新川口橋 25.7 1970 56 3 予定なし
つばさ橋 84.0 1991 35 2 予定なし
新左近橋 100.0 1975 51 2 予定なし
中左近橋 45.2 1980 46 2 令和14年度防水・舗装
松江橋 15.9 1931 95 2 令和14年度塗装
櫓橋 23.5 2009 17 2 予定なし
擬宝珠橋 23.9 2009 17 2 予定なし
忍者橋 20.6 2009 17 1 予定なし
小江戸橋 19.2 2007 19 2 予定なし
花見橋 19.4 2012 14 2 令和14年度防水・舗装
桜橋 17.8 2013 13 2 令和14年度防水・舗装
宝橋 20.0 2014 12 1 予定なし
花の橋 18.0 1991 35 1 令和16年度防水・舗装
富士見橋 51.0 1991 35 2 令和14年度防水・舗装
さくら橋 151.9 1988 38 2 令和10年度塗装(注)、令和12年度防水・舗装
葛西かもめ橋 260.0 1988 38 2 予定なし
臨海橋 515.1 1983 43 2 令和8年度塗装・伸縮装置(注)
葛西駅広場連絡橋 104.0 1984 42 2 予定なし
清新町陸橋 141.5 1991 35 1 令和16年度塗装
堀江陸橋 211.2 1987 39 1 予定なし
南葛西陸橋 95.5 1991 35 1 令和14年度塗装
船堀四丁目横断歩道橋 29.5 1983 43 3 令和9年度塗装・床版補修(注)
西葛西歩道橋 38.5 1980 46 2 令和11年度塗装・床版補修(注)
鹿骨新橋(右岸溝橋) 16.0 1995 30 2 予定なし
鹿骨新橋(左岸溝橋) 16.0 1995 30 2 予定なし
涼風橋(右岸溝橋) 16.0 2005 22 1 予定なし
涼風橋(左岸溝橋) 16.0 2005 22 1 予定なし
小松川第一トンネル 110.0 1996 30 2 予定なし
小松川第二トンネル 218.0 2009 17 2

予定なし

(注)今回点検の結果より
・新川口橋の工事時期については、都市計画道路補助第289号線整備の進捗状況により調整する。

長寿命化修繕計画による効果

予防保全を基本とした長寿命化修繕計画(橋梁43橋、大型カルバート2箇所)の実施により、事後保全型管理と比較して、50年間で約446億円[8.9億円/年]のコスト縮減が見込める。

表-3予防保全型と事後保全型の維持管理費・架替え費の比較

  予防保全型 事後保全型架替え費
維持管理費 架替え費

橋梁、大型カルバート

9,451百万円 4,885百万円 58,903百万円
合計 14,336百万円 -
  • 予防保全型架替費:長寿命化修繕計画に基づき架替え対象橋梁を計画的に架替えた場合の事業費
  • 事後保全型架替費:今後50年間で対象施設全てを架替えた場合の事業費
  • 50年間でのコスト縮減費:589億円-143億円=446億円[8.9億円/年]
    (維持管理費及び架替え費は現在の単価及び工事実績に基づき算出)

計画策定担当部署及び意見聴取した学識経験者等の専門知識を有する者

計画策定担当部署

江戸川区土木部保全課設計係
Tel:03-5662-8439


意見を聴取した学識経験者等の専門知識を有する者

芝浦工業大学
工学部土木工学課程教授
勝木太

このページに関するお問い合わせ

このページは土木部保全課が担当しています。

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