更新日:2024年10月3日
ページID:7463
ここから本文です。
AED(自動体外式除細動器)
AEDとは
自動体外式除細動器(AED=Automated External Defibrillatorの略)は、突然心停止状態に陥った時、心臓に電気ショックを与えて、正常な状態に戻す、誰にでも簡単に取り扱える医療機器です。
心停止は、しばしば心室細動という重症の不整脈により引き起こされます。心室細動とは、心臓の心室が不規則に細かく震え、心臓からの血液の流れが止まり、急速に死に至るきわめて危険な状態です。その唯一の治療法が除細動という電気ショックであり、そのための機械が、AEDです。
AED(自動体外式除細動器)の設置施設
スタンドに設置してあるAED
AEDの写真
倒れている人を見たら(AEDの使い方)
心停止後、1分経過するごとに救命率は7%~10%低下するといわれています。そのため、救急隊員が到着するまでの間、居合わせた人の救命活動が重要となります。AEDは音声などで指示が出されるため、誰でも簡単に操作することができるます。
東京消防庁ではJRC(日本蘇生協議会)蘇生ガイドラインに沿った応急手当の手順などを紹介しています。
救命の連鎖
心停止者の救命のためには、救命の連鎖に示されているように4つの輪が連続して、うまく機能することが大切です。
- 119番へ通報する
- 救急車またはAEDが到着するまで、心臓マッサージと人工呼吸を行う
- AEDが到着したら、AEDを使用する
- 救急車へ引き継ぎ、病院で救命治療を行う