更新日:2024年2月29日
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えどがわ伝統工芸産学公プロジェクトとは?
1 概要と沿革
「工芸者と美大生が江戸川からこれからの伝統をデザインする」をコンセプトに、江戸川区の伝統工芸者と女子美術大学とが連携し、新しい伝統工芸製品を創る事業です。
(注)えどがわ伝統工芸産学公プロジェクトは2008年(平成20年)にグッドデザイン賞を受賞しました。
特徴
伝統工芸を文化財保護的に捉えるだけでなく、一つの産業として捉え、市場ニーズに合った商品を開発するところに特徴があります。
背景
江戸川区の伝統工芸産業は、後継者の確保や販路の拡大等について困難な状況でした。
そこで、2002年(平成14年)7月に策定した江戸川区長期計画では、高度な技術と製品を次代に継承していくために、これまでの文化財保護的な支援に加え、新たな産業の育成に向けた取組を始めることにしました。
それが、「えどがわ伝統工芸産学公プロジェクト」です。
2 産学公それぞれの役割
産(伝統工芸者)
- 商品としての製品開発を行う
- 学生を共同開発者と考え、積極的なコミュニケーションによる製品開発を行う
- プロジェクトへの主体的な参加(プロジェクトは、自分の商品の販売促進活動であるということを認識して、積極的に参加する)
- 学生への技術指導
- 学生のデザインを具現化する技術の考案、デザイン変更指示
- 外注先・調達先の確保
- 販売価格設定など
学(女子美術大学)
大学
- 製品開発における専門的アドバイス
- 参加学生への助言及び指導
学生
- 柔軟な発想と感性による新しい製品アイデアの提案
- 責任感と積極性のある共同開発者
- 商品パッケージ等の提案
公(江戸川区)
- 事務局として、産学の連携をスムーズにするための支援
- 選考会等のスケジュール調整及び会場設営
- 事業費の確保・支出
マッチング
工房での活動
3 年間スケジュール
次のスケジュールで製品開発及びPRを行っています。
- 参加学生募集・工芸者とマッチング(4月から5月)
- 学生が新製品のデザインを提案(6月から7月)
- 試作品製作・外注先選定・販売価格設定(7月から12月)
- 新作発表(翌年1月)
- 商談会(翌年2月 東京インターナショナル・ギフト・ショー)
新作発表会
東京インターナショナルギフトショー
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