栄子さんスタイル

栄子さんが80歳を過ぎたころよりスタイリングを担う、長女くぼしまりお（作家・アーティスト）自筆のメモ。
母の健康を気づかうおしゃれのコツが書きこまれています。

アトリエコート

さっと羽織れば仕事モードになるアトリエコート。
近所にお買い物に行くのにも便利。
鉛筆やインクの跡が服につくのを何とかしたいと思ったときに、ヨーロッパのお母さんたちが仕事をする時に着ていた上着を思い出し、真似をしてみようとアレンジして仕立ててもらったそうです。
襟を付けた前開きのデザイン、明るくカラフルな生地。
便利で気軽で、かわいらしく、栄子さんの毎日に欠かせないアイテムになりました。

魔法のワンピース

栄子さんの装いの基本は、ラクチンで便利なワンピース。
かわいいものが好きですが、お店では体に合うものに出会えないため、生地を選んで仕立ててもらいます。
年齢がでる襟ぐりは小さめに、背中のボタン３つで楽に脱ぎ着でき、ポケットは大きめ。
裏地は重たくなるのでつけません。
同じ型紙でも生地を変えたり、アクセサリーやスカーフなどコーディネートによっても全く印象が変わる、魔法のようなワンピースなのです。