更新日:2026年1月1日
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特集 夢と希望に満ちた明るい将来に向けて~新春区長インタビュー~



明けましておめでとうございます。今年も、区民の皆さまにとって良い1年となりますよう、私たち行政もさまざまなことに一生懸命取り組んでいきたいと決意を新たにしたところです。
50回の節目を迎えた江戸川区の夏の風物詩
─昨年を振り返ると、区内ではさまざまな出来事がありました
50回の節目を迎えた「江戸川区花火大会」が開催され、「富士の大仕掛け」の花火が、「最も高い山型の仕掛け花火」のギネス世界記録Ⓡに認定されました。花火の打ち上げは、第1回大会から宗家花火鍵屋の皆さまが担当されています。夏の夜空を彩る、本区の一大イベントとして毎年開催できているのも、実行委員会や周辺の町会・自治会をはじめ、多くのボランティアの皆さまのご協力があってこそだと思いますので、第100回に向けて、引き続きのご協力をお願いしたいと思います。
また、この江戸川区が誇る「花火」と特産品の「金魚」が描かれた江戸川ナンバーの交付が、昨年5月から始まりました。交付開始からわずか5カ月で2800件を超える申し込みをいただいています。こうした取り組みを通じて、江戸川区の魅力を広く発信していきたいと思っています。

「富士の大仕掛け」の花火が世界一に
区民アスリートの活躍
─日本で初めて「東京2025デフリンピック」が開催。多くの選手が活躍されました
デフリンピックは、耳がきこえない・きこえにくいアスリートのための国際大会で、今回は100周年の記念すべき大会でした。この大会には、江戸川区から5人の選手の皆さまが出場し、女子バレーボールの長谷山(はせやま)選手が金メダル、女子サッカーの久住呂(くじゅうろ)選手と國島(くにしま)選手が銀メダルを獲得するなど、それぞれの競技で見事な活躍をされました。
夢や希望が“かなう”まちに
─昨年は、昭和元年から換算して100年目の年
江戸川区は昭和7年に誕生し、現在に至るまでの間、先人の皆さまは将来へ向けた大きな夢や希望、まちの姿を思い描いて、それを一つひとつ実現してこられました。今度は、今を生きる私たちが「次の100年」に向けて、将来への夢や希望を持って、それをしっかりと実現できるよう、行動していきたいと考えていますし、そうした取り組みもすでに始まっています。
区では、令和4年に2100年を見据えた長期計画「共生社会ビジョン」を策定しました。人口の推計や施設の在り方など将来を見据えた取り組みを着実に進めていますが、将来のまちを築いていくのは、私たち行政だけではありません。区民の皆さまの思いも大切です。夢や希望、そして思い描く将来のまちの姿、そうしたことが“かなう”まちにしていきたいと思っていますし、これからも多くの皆さまのご意見を頂戴していきたいと思っています。
─子育て支援にも積極的に取り組む
区内には、楽しい遊具がある身近な公園が多く、葛西海浜公園では、夏の期間、海水浴を体験することができます。セントラルステーションから15分で海水浴が体験できる場所は、ロンドン・パリ・ニューヨークにもないといわれています。また、区内の河川敷や親水公園・緑道などでは、家族でゆったりとした時間を過ごすことができます。こうした水とみどり豊かな環境は、私たちの心を癒やしてくれますし、多くの生き物も生息しているので、子どもたちの学びの場ともなっています。さらに、自然動物園やポニーランドも家族連れに大人気で、都会にありながら、楽しくゆったりと、安心して子育てができる環境は江戸川区の大きな魅力の一つだと思っています。
そして、区では出会いから結婚、さらにはその先の妊娠・出産、乳児期から学齢期に至るまで、一人ひとりのライフステージに合わせて幅広く子育てをサポートする取り組み「えどがわ50の子育てプラン」を展開しています。これらはあくまでも希望する方が、その望みをかなえることができる地域にしていきたいという思いで取り組んでいます。

区民の憩いの場として親しまれる親水公園

安心して子育てができるよう、さまざまなサポートを行っています
脈々と受け継がれてきた人情味あふれる地域コミュニティ
区内では年間を通して、地域の特長を生かしたおまつりやイベントが各地で開催されています。おまつりは地域を元気にする、まさに江戸川区が誇る大切な文化の一つです。その運営に当たっては、実行委員会の皆さまなどが工夫を凝らしてまちを盛り上げようと、さまざまなことに取り組んでいただいています。その中には、平日、お仕事をされている方も多くいらっしゃいます。こうしたおまつりの他に、地域の住みよい環境を守る活動にも、多くの皆さまにご協力いただいています。さらに、まちににぎわいをもたらす商店街や地域を守る消防団、ボランティアの皆さまの活躍も、私たちの暮らしに欠かすことのできない大切な力であると思っています。

おまつりなどを通じて、人と人との絆が着実に受け継がれています
全ての世代が生き生きと過ごせるまち
今、人生100年時代といわれています。そうした中で、毎日を生き生きと過ごしていくためには、食事と運動、そして生きがいを持つことが大切です。区では、全ての世代の皆さまが、毎日を生き生きと元気に過ごせるよう、年齢に合わせた各種健診など、健康面でのサポートも行っています。そして区内では、健康を保つために大切なスポーツ活動も盛んに行われています。特に、ボッチャをはじめとしたパラスポーツでは、子どもから高齢者まで、国籍や障害の有無などにかかわらず、多くの皆さまが取り組んでいます。

区ではさまざまなパラスポーツができる環境を整えています
─障害のある方や就労が困難な方の働く機会を創出する取り組みも
就労が困難な方の就労機会の確保に向けて昨年立ち上げた「Edogawa Beer Project」では、「ともにビール」の愛称で、すでに多くの皆さまに親しまれています。区独自のクラフトビールの生産や販売などを通じて、売る人も買う人も、みんなが笑顔になる取り組みを進めています。
生活の中で、熱心に取り組めることがあると、人生に活気が生まれますし、心の豊かさにもつながると思っています。そして、そうした拠点でそれぞれの価値観について理解し、認め合い、互いに支え合う心を育むことも大切です。おまつりなどの会場に伺うと、年齢に関係なく声を掛け合いながら、区民の皆さまが楽しく過ごしている姿を多く見かけます。こうした豊かな地域コミュニティを育むことは、防災や防犯面など、いざというときの大きな力にもなります。

障害のある方々が働く事業所で製作された「ともにビール」オリジナルカップ
いつ起こるか分からない自然災害に備えて
私たち行政の大切な使命の一つが、区民の皆さまの生命・財産を守ることです。江戸川区は、陸域のおよそ7割がゼロメートル地帯で、大規模な水害への備えはとても重要な課題です。昨年7月には、「水害ハザードマップ」の内容を改定し、概要版を各家庭にお配りしました。
また、今後30年以内に高い確率で発生するといわれている首都直下地震などの大地震への備えも必要です。区立の小・中学校や区民施設などの公共施設は、平成22年までに耐震化率100%を達成しています。住宅の耐震化についても、区民の皆さまのご協力もあり、その耐震化率は23区でトップの98%となりました。さらに、広い範囲を俯瞰できる建物の上には高所カメラ、学校や区民施設などには市街地カメラの設置も進めています。これらのカメラの死角となる場所では、ドローンを活用して情報収集の迅速化を図ります。このように、まちの安全性を高める取り組みを区内全域で着実に進めています。

災害発生時、高所カメラで迅速に情報収集を行います
先人から受け継いだ思いを大切に
─改めて令和8年への思いは
区では現在、将来を見据えた取り組みを着実に進めています。子育て支援や教育、福祉に防災、区内産業への支援など、区政を運営する上で、さまざまな課題もあります。今年も、社会情勢や時代の流れを的確に捉えながら、区民の皆さまや関係機関と手を携えて、さまざまなことにチャレンジしていきたいと考えています。昭和の誕生から100年の時を経て、社会情勢やまちの姿は大きく変わりましたが、江戸川区には、先人の皆さまから受け継いできた良き風土やすてきな街並み、そして、ふるさとを思う区民の皆さまの熱い心意気があります。そうした思いを大切に、今年も区民の皆さまにとって素晴らしい一年になるよう、全力で区政運営に邁進してまいります。
中学生の皆さんにお話を伺いました

(左から)藺草青衣(いぐさあおい)さん、谷陽菜子(たにひなこ)さん、園田雄大(そのだゆうだい)さん、鈴木智咲子(すずきちさこ)さん、斉藤区長、ジャ・アプールバさん、カール・ラハットビールさん、石塚優海(いしづかゆう)さん、原田理子(はらだりこ)さん
─誰もが安心して自分らしく暮らせる共生社会「ともに生きるまち」を目指す江戸川区。今回は、将来を担う世代である中学生の皆さんに、共生社会についてお話を伺いました
あなたにとって共生社会とは
区長 共生社会は人によっていろいろな考え方がありますが、皆さんが思う共生社会とはどのようなものですか。
石塚 私は動物なども一緒に暮らせるような社会が共生社会だと思っています。人と動物がそれぞれ共存できる環境がつくれたらいいなと思っています。
区長 「ともに生きる」という中に動物も入っているということですね。植物なども含めて地球を構成している一つで、互いに共生しながら私たちが生きているということですよね。だから、人だけじゃないという素晴らしい考え方ですね。
カール 人はそれぞれ能力や価値観、背景が異なりますが、その多様性や個性を理解し、認め合うことが共生社会を実現できる第一歩になると思います。
区長 その通りだと思います。今、江戸川区には70万人が住んでいますが、同じ人は誰一人としていません。だからこそ、皆さんがお互いのことをしっかりと知って、いろいろ話し合いながら良い社会をつくっていくのが大事だと思います。
谷 いろいろな人が住んでいる中で、障害の有無や国籍の違いをみんなが知った上で、お互いに支え合って認め合っていくことが共生社会だと思います。
区長 お互いを知るというのが大事ですよね。自分のことももちろん大切にしないといけないですが、他人も大切にする。このためには相手のことが分からないといけないと思いますから、そういった考え方が共生社会につながるんだと改めて思いました。
藺草 私は保育園の頃から現在まで、さまざまな国籍の友達や障害がある友達と一緒に過ごしてきたのですが、その中であまり違いを感じずに生活してきました。私が思う共生社会とは、障害の有無や国籍、言葉の違いを意識せずに自然とみんなが生活できる社会だと思います。
区長 障害の話をしてくださいましたが、例えばバリアフリーのまちであれば、障害があっても一緒にいろいろな話ができますし、行動することもできます。障害や国籍などを意識しないようなまちをつくっていければと、私も改めて教えていただきました。

誰もが輝ける社会を実現するために
区長 今、共生社会についてお話しいただきました。皆さんのいろいろな考えを実現し、「江戸川区に住んでいてよかったな」と思ってもらえるまちをつくっていきたいと考えています。
これから夢と希望を持って、誰もが輝ける江戸川区を実現するために今やっていること、これからやってみたいことはありますか。
鈴木 外国人の方との言葉の壁を超えられるように、英語の教育がもっと進んでいったらいいと思います。私自身も日々、英語の勉強に取り組んでいます。
ジャ 私は小学生の時にボランティアで学校の周りをきれいにしたのですが、毎日とても気持ちよく登校できました。まちがきれいであることは大事だと思うので、これからもボランティアに参加したいと思います。
原田 昨年、区内で行われた防災フェスに参加し、防災について知っている人が少ないと感じました。海や川に囲まれた江戸川区は浸水する可能性があるので、防災について区民に知ってほしいと思いました。
園田 いろいろな人の考え方やどんな能力を持った人がいるのかを知って理解することで、誰もが助け合える社会をつくっていきたいなと思っています。
区長 皆さん、今日はありがとうございました。皆さんといろいろなお話ができて、私自身もとても素晴らしい時間を過ごすことができました。ぜひこれからも皆さんと一緒に、住んでいてよかったと思ってもらえるような江戸川区をつくっていければと思います。

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