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更新日:2023年6月2日
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真正双子葉類 モクセイ科 ヒトツバダゴ属
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20mにもなる落葉性の高木、日本では岐阜県の東濃地方と愛知県の木曽川流域、およびそこから大きく飛んで長崎県の対馬に分布しています。このような極度の飛び地分布にはどんなわけがあるのでしょうか。かつては広く分布した集団が環境変化でぽつぽつと残された?あるいは種が偶然鳥に運ばれた?生物地理学で話題となる樹木です。
長い葉柄の先に長楕円形でつやのない葉がつきます。すぐそばに植えてある同じモクセイ科のトネリコのつやつやの葉と比べてみるのも一興です。 |
初夏に開花し、深く裂けた白い花弁を持ちます。モクセイ科にふさわしく芳香があります。ゴールデンウィークに未来館を訪れた方は白い花盛りを目にしたことがあるのではないでしょうか。 |
都内にはもともと野生していないのでレッドリストの対象外です。
未来館周辺では篠崎町2丁目の街路樹でみられます。
標準和名「ヒトツバタゴ」よりも「なんじゃもんじゃの木」の名のほうが有名です。これも木曽川沿いに細々と生えている希少種のなせるわざ。
初夏に咲く清楚な花が好まれて全国各地に移植されますが珍しいだけに移植先でこの木は「なんじゃもんじゃ?」とやり取りがあったことは想像に難くなく、明治神宮外苑のものが「なんじゃもんじゃ」のイメージの代表格とみなされています。
篠崎子ども図書館の月刊冊子のタイトル(「なんじゃもんじゃ」)にもなっています。
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