更新日:2024年5月7日
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ペットの災害対策
目次
災害時に備えて覚えておきましょう
大地震などの災害が起こったら、まずは自分自身と家族の安全を確保しましょう。ペットの命を守るのは飼い主の皆様です。飼い主が無事でないとペットを守ることはできません。
もし、避難が必要になった場合は、ペットも一緒に避難することになります。しかし、避難所には動物が苦手な人や動物アレルギーの人、他の動物などとの共同生活になります。
家族とペットが安全に避難し、避難所でペットが他の避難者の方からあたたかく受け入れていただくために、どのような準備が必要か考えてみましょう。
災害時のペットの取り扱いについて
- 避難の時はペットも同行避難しましょう
- 防災用品など必要な品物を避難所に持参しましょう
- ペットは避難所内の指定の場所へ。居室には持ち込めません
- ペットに付き添うのはご家族1名まで
- 避難所内で飼主のグループを作り自己管理を行います
1.避難の時はペットも同行避難しましょう
避難しなくてはならない場合は、ペットと離れ離れにならないようキャリーケースなどの運搬具に入れて同行避難してください。
ペットは世話をしてくれる人がいないと生きていけません。災害時にペットを置き去りにしたり、むやみに放したりしないでください。後で連れに戻ろうとして二次災害に遭ったり、まちに放たれたペットが人に被害をおよぼすことがあります。
2.防災用品など必要な品物を避難所に持参しましょう
避難の時に必要!ペットの防災用品
- ペットフード、水(最低5日分、できれば7日分以上)
- キャリーケースなどの運搬具(キャリーケースは避難所でペットのハウスになります。)
- トイレ用品(ペットシーツや猫砂、フン取り袋、新聞紙、ウエットティッシュなど)
- 首輪(胴輪)、リード、ハーネス等の繋留具、迷子札(犬の場合は鑑札と注射済票)
- 食器(水・フード用)
- 持病用の内服や外用薬、ノミ、ダニ、フィラリアなどの各種予防薬
- 健康記録やペット手帳(鑑札やマイクロチップ番号を控えたもの、ワクチン接種や既往症の記録)
- ペットの写真(飼い主さんと一緒に写っているもの)
- ペットの愛用品(オモチャや敷物など)
- その他にも用意しておいた方がよいものとして、タオル類、ポリ袋、ガムテープなどがあります。
3.ペットは避難所内の指定の場所へ。居室には持ち込めません
避難所の中のペットの居場所
避難所には動物の好きな人だけでなく、動物の嫌い・苦手な人やアレルギーを持った人などがいることに配慮し、不安感や不快感を与えないように注意し、動物が受け入れられやすい環境づくりを心掛けましょう。原則として、避難者が生活するスペースとペットの飼育スペースは完全に分けて用意します。ペットはキャリーケースに入れたり、繋ぎとめます。
避難所に同行できるペットは犬、猫、その他小動物(小鳥や小型げっ歯類など)です。それ以外のペットを飼育されている方は、一時的に預かってもらえる先を探しておきましょう。
4.ペットに付き添うのはご家族1名まで
飼育スペースのペットに付き添うのは1名までになります。鳴き続けてしまうような場合はそばに行き落ち着かせましょう。
5.避難所内で飼主のグループを作り自己管理を行います
避難所でのペットの管理はグループで!
給餌や排泄物処理など避難所でのペットの世話は飼い主自身が行います。飼育環境を清潔に保つようにしましょう。人と同じく、動物も不安やストレスが溜まりますから、いつも以上に体調に気を配ってあげましょう。避難所に集まった飼い主同士でグループを作り、協力し合うことが大切です。
いざという時に備えた日頃からの心がけを!
1.身元表示
突然の災害でペットが驚いて逃げてしまったり、飼主が不在の時に災害が発生したりして、ペットと離れ離れになってしまった場合に備え、飼主の特定ができる迷子札(犬の場合は鑑札と狂犬病予防注射済票)を着けておきましょう。マイクロチップを挿入すると半永久的に個体識別が可能となります。マイクロチップを既に装着している場合は、最新の飼い主情報になっているか確認しておきましょう。
2.健康管理
普段から体を清潔に保ち、定期的にノミや外部寄生虫の駆除、、狂犬病予防注射(犬)、その他ワクチン接種をおこないましょう。また、不妊去勢手術を受けていれば、避難所で他の動物とのトラブルも防止できます。
3.しつけ
いざという時に飼い主がきちんとペットをコントロールできるよう、基本的なしつけをしておきましょう。緊急時に迅速に避難でき、避難所でもトラブルを避けることができます。また、避難所では見知らぬ環境や人に囲まれストレスから思わぬ行動をすることもあります。狭いケージでもストレスをあまり感じずに生活できるよう、普段から家族以外の人や動物に触れあう社会化トレーニングをしておくことも大切です。飼い主も近所の方や他の飼い主とコミュニケーションを取り、いざというとき協力し合える環境を作っておきましょう。
参考資料
- 災害時対応マニュアル(危機管理部)
- 江戸川区地域防災計画
- リーフレット「わが家の防災」 避難所での過ごし方などは別ページをご覧ください。
問合せ先
江戸川保健所生活衛生課動物管理係(東小岩3丁目23番3号小岩健康サポートセンター内2階)
電話番号:03-3658-3177(内線31から33)