財政指標等

（1）実質収支比率

実質収支比率は6.4％、2.4ポイント低下

地方自治体の黒字又は赤字の率を示す実質収支比率は、一般的に3～5％程度が望ましいとされています。本区の場合、前年度を2.4ポイント下回る6.4％となりました。23区平均の5.9％に近づいたものの、やや高めの水準となっています。

第6表実質収支比率の推移

区分	平成21年度	平成22年度	平成23年度	平成24年度	平成25年度	増減
実質収支A	9,583	9,383	10,809	12,240	9,169	-3,071
標準財政規模B	159,441	152,752	143,970	139,703	142,462	2,759
実質収支比率 A／B	6.0％	6.1％	7.5％	8.8％	6.4％	-2.4ポイント
23区平均	5.0％	4.1％	4.9％	5.1％	5.9％	0.8ポイント

（単位：百万円）
※区分毎に表示単位未満を四捨五入しました。したがって増減等の計算が合わない場合があります。

（2）経常収支比率

経常収支比率は79.8％、4.7ポイント低下

財政の弾力性を示す指標である経常収支比率は、前年度を4.7ポイント下回る79.8％となりました。これは、分子となる経常経費充当一般財源等が、施策の見直し等により前年度比4億円の減となったこと。さらに、分母となる歳入経常一般財源等が財調交付金で59億円の増、特別区税で9億円の増となったためです。
なお、経常収支比率の適正水準は一般的に70～80％とされており、4年ぶりに適正水準になりました。

第7表経常収支比率の推移

区分	平成21年度	平成22年度	平成23年度	平成24年度	平成25年度
江戸川区	79.9	83.0	84.6	84.5	79.8
23区平均	82.1	85.7	86.4	85.8	82.8

（単位：％）

（3）実質公債費比率

実質公債費比率は-5.7％で極めて良好な水準を保つ

平成25年度は、前年度を0.5ポイント下回る-5.7％となりました。23区平均-1.3％を4.4ポイント下回り、全国的に見ても極めて良好な水準を保っています。

第8表実質公債費比率の推移

区分	平成21年度	平成22年度	平成23年度	平成24年度	平成25年度
江戸川区	-2.5	-3.8	-4.5	-5.2	-5.7
23区平均	2.1	0.9	0.0	-0.7	-1.3

（単位：％）

（4）地方債現在高（区の借金）

昭和49年度以降、最低の現在高を更新

地方債現在高は、平成25年度末現在高14,874百万円となり、前年度比623百万円（-4.0％）の減で、平成24年度に引き続き昭和49年度以降最低の金額となりました。ピークであった平成10年度の86,620百万円に比べ、71,746百万円（-82.8％）減少しました。

第9表地方債現在高の推移

平成21年度	平成22年度	平成23年度	平成24年度	平成25年度	増減
18,531	18,367	19,839	15,497	14,874	-623

（単位：百万円）
※区分毎に表示単位未満を四捨五入しました。したがって増減等の計算が合わない場合があります。

（5）積立金現在高（区の貯金）

積立金現在高は108,236百万円、前年度比13,119百万円の増

積立金の平成25年度末現在高は、財政調整基金への積立金の増により、前年度に比べ13,119百万円増加し、108,236百万円となりました。今後も需要が見込まれる区立小中学校の改築等への対応のため、計画的な積み立てを行っていきます。

第10表積立金（基金）の推移

平成21年度	平成22年度	平成23年度	平成24年度	平成25年度	増減
103,299	105,089	101,971	95,117	108,236	13,119

（単位：百万円）
※区分毎に表示単位未満を四捨五入しました。したがって増減の計算が合わない場合があります。