更新日:2019年6月5日
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平成31年1月より、大阪府・三重県で麻しん(はしか)患者の発生報告がでています。3月以降では、関東、関西、東海地方を中心に発生しています。また、東南アジアで麻しんの大きな流行が発生しているため、フィリピン、ベトナム、ミャンマー等に渡航歴のある患者の報告があります。
麻しんは、麻しんウイルスの感染によって起こる感染症です。ウイルス感染後、約10日から12日の潜伏期の後、発熱や鼻水、咳、目の充血等が認められます。
この症状が数日続いた後、全身性の発疹が現れ高熱は更に3日か4日続きます。
麻しんには特異的な治療法が無く、対象療法が中心となります。感染から回復までの約1か月間は免疫機能が低下するため、脳炎や肺炎等の重篤な合併症を引き起こす場合もあり注意が必要です。
麻しんは感染力がきわめて強いため、1人の発病者から多くの人に感染します。唯一有効な予防方法はワクチン接種をして免疫を予め獲得しておくことです。麻しんに罹ったことのない方で、予防接種を受けていない方は、自分と周囲の方の健康を守るため、予防接種を受けましょう。
MR(麻しん・風しん)ワクチン任意予防接種の接種費用助成の実施について
定期予防接種以外で任意に予防接種を受ける場合には、麻しんの予防接種(MRワクチン等)を実施している医療機関で接種が可能です。
定期接種の対象者だけではなく、医療・教育関係者や海外渡航を計画している成人も、罹患歴や予防接種歴が明らかでない場合には、かかりつけの医師に相談し、予防接種を検討してください。
旅行前に、旅行先の衛生状況や流行している病気等を調べておきましょう。予防接種が必要な場合には、体調を整え、余裕をもって接種をしましょう。
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