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更新日:2023年1月5日
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バドミントン
クラス:SL3
SL3は、下肢に障害があるが立ってプレーできる選手のうち、障害の重いクラス。
1994年2月17日
ダイハツ工業株式会社
1994年2月、高知県に生まれた藤原選手は生後まもなく医療事故による感染症で左足を切断し、義足となりました。小学校3年生のときに姉の影響や友人の誘いでバドミントンを始めると、競技に熱中し中学校・高校とバドミントン部に所属しながら健常者とプレーを重ねました。そんな藤原選手に転機が訪れたのは高校2年生のとき、このときはじめて「パラバドミントン」に出合いました。
パラバドミントンは障害の種類や程度に応じて細かくクラス分けがされているため、藤原選手はパラバドミントン大会に出場すると、すぐにその実力が関係者の目にとまりました。藤原選手はパラバドミントンを始めた同年に日本選手権に出場すると初出場で準優勝、翌年には世界選手権に出場して銅メダルを獲得するなど、一躍トップ選手のひとりとなりました。
パラバドミントンでもラケットやシャトルは健常者と同じものを使用し基本的な競技ルールも概ね同じですが、障害を考慮して、クラスに応じてコートの広さが異なるなど、一部のルールが変更されています。競技は障害の種類や程度によって分けられたクラスごとに行われ、藤原選手は立位のSL3クラスに属しています。
写真:©2021JPBF
高校卒業後、藤原選手は全国レベルの強豪・筑波大学バドミントン部に所属し、更なる競技力向上に努めました。時を同じくして、東京2020パラリンピック競技大会の開催が決定、2014年にはパラバドミントンが大会の正式競技として採用されることが発表されました。
東京2020パラリンピックと言う大きな目標ができた藤原選手は2018年に開催されたインドネシア2018アジアパラ競技大会でベスト8、2020年の12月には日本選手権6連覇を果たし、目標に向けて道を切り開いていきました。
2021年、藤原選手はバドミントンのSL3クラス(重度の立位・下肢障害のクラス)で東京2020パラリンピック競技大会のバドミントン日本代表に選出、男子シングルス(SL3クラス)と混合ダブルス(女子SU5クラスの選手とのダブルス)に出場しました。
東京2020パラリンピック初出場の藤原大輔選手は、バドミントンの混合ダブルスSL3-SU5で杉野明子選手とペアを組み、銅メダルを獲得しました!
また、男子シングルスSL3では4位入賞を果たし、初めての大舞台で輝かしい成績を収めました。今後の活躍にも大注目です!
大会名 | 出場種目など | ||
---|---|---|---|
2022 | ヒューリック・ダイハツBWFパラバドミントン世界選手権2022 | 男子シングルスSL3 | 3位 |
4nations Para Badominton International 2022 | 男子シングルスSL3 | 3位 | |
YONEX Canada Para Badominton International | ミックスダブルスSL3-SU5 | 準優勝 | |
男子シングルスSL3 | 3位 | ||
4th Fazza Dubai Badominton International 2022 | 男子シングルスSL3 | 3位 | |
バーレーン国際大会 | ミックスダブルスSL3-SU5 | 3位 | |
ブラジル国際大会 | ミックスダブルスSL3-SU5 | 優勝 | |
男子シングルスSL3 | 準優勝 | ||
2021 | スペイン国際大会 | ミックスダブルスSL3-SU5 | 準優勝 |
男子シングルスSL3 | 3位 | ||
東京2020パラリンピック競技大会 | ミックスダブルスSL3-SU5 | 3位 | |
2020 | ペルー国際大会 | SL3男子シングルス | 3位 |
SL3-SU5ミックスダブルス | 3位 | ||
第6回DAIHATSU日本障がい者バドミントン選手権大会 | SL3・男子シングルス | 優勝 | |
2019 | 第5回DAIHATSU日本障がい者バドミントン選手権大会 | SL3・男子シングルス | 優勝 |
SL3-SL4・男子ダブルス | 優勝 |
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