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更新日:2019年12月6日

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中学生の税についての作文

「中学生の税についての作文」は、全国納税貯蓄組合連合会と国税庁が共催し、租税教育の一環として中学生の皆さんに「税金」についてより関心を持っていただこうと、毎年募集しています。

江戸川区内では、江戸川北・南納税貯蓄組合連合会と江戸川北・南税務署の共催で募集され、33校から3,957名の応募がありました。審査の結果、多くの優秀な作品が入賞しました。そのうち、区長賞を受賞した2編を紹介します。

区長賞受賞作品

選ぶことの大切さ 小松川第二中学校 三年 高野桜輔さん

土用の丑の日、我が家の食卓にうなぎが並んだ。いつになく大きくて立派なご馳走だ。そのうなぎは、ふるさと納税の返礼品として届いたのだと父が言った。どんな返礼品があるのか、あれこれと選りすぐって納税先を決めたそうだ。こんなにおいしいものがもらえるのなら、ふるさと納税をしない手はないな、と思った。うなぎを送ってくれたのは、和歌山県の湯浅町という自治体だ。この町は私たち家族にとって「ふるさと」ではない。自分たちが住んでいる江戸川区に納税しても何ももらえないのに、知らない町に納税するとお礼がもらえるということなのだろうか。

ふるさと納税とは、自分の選んだ自治体に寄附を行った場合に、寄付額のうち二千円を越える部分について、所得税と住民税から原則として全額が控除される制度なのだそうだ。つまり、江戸川区に納税するはずのお金を湯浅町に寄附することで、寄付金額から二千円を除いた金額を江戸川区に納税しなくてすむという仕組みだ。あのうなぎは、二千円では買えないだろうから、やはり私たちにとって、得には変わりない。寄附を受けた自治体も返礼品の負担はあるが、やはり得をしている。そうなると、江戸川区だけが損をしている気がしてきた。よく考えてみると、江戸川区の財政が減るということは、そこに住んでいる私たちの暮らしに影響が出るということだ。

調べてみると、ふるさと納税に伴い、寄附額が住民税控除を下回る自治体は、都市部に集中していると分かった。横浜市の約五十五億をはじめとして江戸川区でも約六億九千万円の赤字だった。これだけのお金があったら、保育園をつくったり、バリアフリーの設備を整えたりできる。目さきの利益にとらわれず、本来の税金の使われ方を考えなければいけないと気づいた。

そもそも、ふるさと納税は「地方創生」のためにある。人口の少ない地方と都市部との税収の格差は現実問題なので、とてもよい制度だと思う。ただ、その寄附する自治体を安易に返礼品で決めてはいけない。寄付したお金がどのように使われるのかを知る必要がある。湯浅町のホームページでそれを確認してみた。歴史的文化財の保全、災害に備えた町づくり、地場産業の育成に使っていくそうだ。美しい町の風景写真を見て、よかったなと安心した。自分の住む町に対して、納税しても返礼品がないなんて考えることは間違っていた。安心して毎日暮らせているのは、税金のおかげだ。来年は、ふるさと納税をするかどうか、するならどの自治体か、自分の住む町を第一に考えた上で家族で話しあって決めることにした。

税について考える 葛西中学校 三年 中森未貴さん

「十月から増税かぁ」「それまでに色々買わなきゃねえ。」なんて最近は、こんな会話をよく耳にする。やはり世間では、税金についていいイメージを持っていない人が多いのかもしれない。けれど私は違う。むしろ感謝する立場だ。

正直言えば、中学生の私達には、税金なんて消費税しか直接的な関わりはないだろうと思われがちだ。しかし実際、身のまわりにある道路や公園、施設など身近に利用する様々なものが税金によって支えられている。

例えば病院では、区の医療費助成制度によって、中学三年生までの子供達が皆平等に受診することが出来る。この制度も税金に支えられ、私たちは豊かに過ごせるのだ。それだけではない。最近の出来事で特に感じたことは、学校の有り難みだ。私達の学校は、今年度から新校舎になり、小学生と共に生活している。それまでの二年間は、仮校舎で離れたところへの通学をしなければならなかった。その際私達は、バスでの通学となり、そのお金も又、税金で賄われていたということを知った。通学で通る道だって、橋だって、税金のおかげで造られたから学校に行くことが出来るし、学校にある椅子や机、黒板、授業に使う機材など、ありとあらゆる物は全て税金があるからこそ勉強することが出来るのだ。

税金の有り難みは知らないと分からない。実際、少子高齢化の進む日本では、これから先更に、税金が重要になってくるだろう。そんなときに税金に興味を持つこと、自分から学ぼうとすることは、税金に対する見方や考え方が変わる大きなきっかけになると思う。

そこで挙げられるのは、税金の使い道に関する国民の代表者を決める「選挙」に参加するということだ。選挙権が十八歳に引き下げられたこの時代。私達にも四年後には、その選挙権が与えられる。自分が十八歳になったとき、この人だったら大丈夫。その気持ちも大切だが、私は、税金の使い道をしっかり示している代表者に責任を持って投票しに行こうと思う。

税金は、こうしている間にもきっと誰かの手助けをしている。そして私達も知らない間で支えられている。まさに「人と人との輪」とも言える税金は、希望の税であり、未来の税だ。中学生の自分に出来ることは、数少ないが、税金への感謝を忘れず将来、税から考える社会の在り方について自分の意見をはっきりと述べられるような大人になりたい。

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