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更新日:2020年12月20日

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手を携えて難局を乗り越え 未来に向けた挑戦を

令和2年第4回江戸川区議会定例会 会期:11月24日(火曜日)から12月9日(水曜日)

 

 令和2年第4回区議会定例会の開会に当たり、ごあいさつを申し上げます。
 今年も残すところ1カ月余りとなりました。
 この1年の間に、世界は一変しました。新型コロナウイルスはいまだ衰えを見せず、感染の拡大は止まりません。感染への不安や、感染症の影響による収入の減少など、困難に直面している方々は区内にも多くいらっしゃいます。

高齢者施設などの職員を対象に無償のPCR検査を実施

 こうした日常生活の不安を少しでも取り除くため、本区ではこの11月から、施設を巡回するPCR検査を独自に開始いたしました。これは、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行の可能性が指摘される中、重症化リスクの高い高齢者・障害者の支援施設や、集団感染の恐れのある幼稚園、保育園、小・中学校に勤務する約2万2千人の方を対象に、無償でPCR検査を実施するものです。施設の巡回に当たっては、大変ありがたいことに区に無償で貸与していただいたバスを活用しております。
 また、新型コロナウイルス感染症による影響で経営に苦しむ事業者の皆さまも、区内には依然として多くいらっしゃいます。本区では、そうした皆さまの資金繰りの支援や固定費相当分の支援のため独自の融資制度を設けておりますが、経営の回復や安定化にはまだしばらく時間を要すると見込まれることから、なるべく多くの方々に融資制度をご利用いただけるようその受付期間を来年3月末まで延長いたしました。
 さらに、区内共通商品券まつりは例年より5ポイント上乗せし、15%お得にお買い物いただける形で実施いたしました。多くの皆さまにご利用いただき、販売目標額の10億円を達成して、区内共通商品券まつりは大好評のうちに終了いたしました。
 こうした取り組みが今後のさらなる区内経済の活性化につながることを願っています。

区民の皆さまに寄り添いながら 新型コロナ対策を推進

 一方、区民まつりや花火大会、産業ときめきフェアをはじめ、地域のおまつりやイベントは軒並み中止を余儀なくされています。
 しかし、そうした中でも友好都市の長野県安曇野市、山形県鶴岡市、新潟県南魚沼市などの特産品を販売する区民まつり物産フェアをオンラインで開催するなど、感染症対策と経済の活性化を両立させる工夫を続けてきました。
 また、俳優の斎藤工(たくみ)さんのプロデュースによる、屋外に停めた車の中から映画を鑑賞するドライブインシアターが、区内の医療従事者とそのご家族約1200名を無料招待し、10月に葛西臨海公園で実施されました。本区もその趣旨に賛同し、実行委員会の一員として開催に協力いたしました。
 今後もマスク、手洗い、換気、消毒などの基本的な感染症対策の徹底を広く呼び掛けていくとともに、区民の皆さまに寄り添いながら、さまざまな視点から新型コロナウイルス感染症への対応を進めてまいります。

SDGs(エスディージーズ)の視点から区政の課題解決に取り組む

 しかし、こうした昨今の状況を見るにつけ、やはり本区が目指す共生社会の実現、そしてSDGsの達成に向けた取り組みは、困難な課題を解決していくに当たって重要な意味を持つものであると強く実感しています。
 10月からは、さまざまなバックグラウンドを持つ有識者や区民の皆さまと本区の未来について議論を交わす場として、「えどがわ未来カンファレンス」をスタートさせました。来年度いっぱいかけて議論を重ね、委員の皆さまの多様な知見や新しいアイデアを今後策定する「共生社会ビジョン」や本区の施策に反映してまいります。専用のウェブサイトも開設し、情報を随時更新しておりますので、ぜひご覧いただければと思います。

 また、東京パラリンピックで行われる22競技全てについて区内で実施できる環境を整備する「東京パラリンピック22競技〝できる〟宣言」についても、12月にスタートできるよう着々と準備を進めています。
 併せて、この取り組みを各部が所管するさまざまな事業と連携させ、幅広く展開していくことにより、経済、社会、環境の三つの側面をつなぎ、SDGsの達成につながるよう、全庁を挙げて検討を進めているところであります。
 さらに、共生社会実現のための取り組みの一つとして、1300を超える区の事務事業一つ一つについて、障害のある方、外国籍の方など、一部の方々にとって使い勝手が悪かったり、サービスが行き渡っていなかったりしていないか、現在総点検を行っています。点検の結果とその改善策については、まとまり次第あらためてご報告をいたします。

東京パラリンピック22競技の一つである車いすフェンシング(スポーツセンター)
東京パラリンピック22競技の一つである車いすフェンシング(スポーツセンター)

区の人口が減少に転じ始める

 ここまで共生社会の実現に向けた取り組みについてお話をいたしましたが、次に、今後注力していくべき課題について申し上げます。
 今年度、本区の待機児童数は203人と、平成30年度の半分まで減らすことができました。しかし、それでもなおこの人数は都内で1番多く、全国でも7番目に多い数字です。
 また国土交通省は今年8月、不動産取引時における水害ハザードマップの説明を義務化しました。本区で家や土地を購入しようとする方に水害リスクを正しく理解していただくことは重要です。しかし一方で、それにより購入を躊躇(ちゅうちょ)してしまう方もいるかもしれません。
 こうした状況に新型コロナウイルス感染症の影響も重なり、これまで増加を続けてきた本区の人口は、今年5月以降一貫して減少し続けています。23区の中で見ると、11月1日時点の人口が今年1月1日時点の人口と比べて減少している区は9区ありますが、その中で減少幅が2番目に大きいのが本区です。

区の魅力アップのためさまざまな施策を展開

 こうした流れに歯止めをかけるためにも、安全・安心なまちづくりはもちろん、さらに区の魅力を高め、そしてそれを区外の方々に広く知ってもらう取り組みに力を入れる必要があります。その一つが、「(仮称)江戸川区角野栄子(かどのえいこ)児童文学館」の建設です。
 建築家の隈研吾(くまけんご)さんによる基本設計もまとまり、ついに具体的な姿をお見せすることができるようになりました。建設地のなぎさ公園の美しい自然環境と、角野栄子さんならではの「ものがたりの世界」が調和する素晴らしい設計です。区内はもちろん、全国の子どもたちの豊かな想像力を育む施設となるよう、令和5年7月の開館を目指し引き続き準備を進めてまいります。
 また魅力を発信するための取り組みの一つとして、ロケーション撮影の相談窓口も設置しました。これまでテレビ局などが本区の施設で撮影を行いたいと思っても、手続きが分かりにくく煩雑になっていました。そこで、ロケ地として選んでもらいやすくするためにも相談窓口を一本化し、手続きが円滑に行われるよう支援する体制をつくりました。現在民放のゴールデンタイムで放送中のテレビドラマでも、旧中川の河川敷や一之江駅をはじめ、区内の風景が毎回登場しています。今後も区の魅力を内外に発信するため、積極的にロケ支援を進めてまいります。

「家族と手を繋(つな)いで歩いた経験がある」全国1位が表すもの

 さて先日、先ほど述べた「えどがわ未来カンファレンス」の委員より、区の魅力に関して興味深いデータをご教示いただきました。あるシンクタンクが平成27年に発表した「センシュアス・シティ~身体(からだ)で経験する都市ランキング」という都市の魅力度ランキングです。県庁所在地や政令指定都市、特別区など全国134都市の中で、本区は28位と比較的上位に位置しているのですが、特筆すべきは「家族と手を繋いで歩いた経験がある」という項目で全国1位になっていることです。
 とても江戸川区らしく、ぬくもりの感じられる結果ではないでしょうか。こうしたことを「区の魅力」としてどのように発信していけば広く人々に届けることができるのか、これからも研究と実践を重ねてまいります。

コロナ禍の秋も若者たちが活躍

 以上、本区の取り組みや今後の課題についてお話ししてまいりましたが、この秋も、本区にゆかりのある若者たちのうれしいニュースが舞い込んできています。
 まず、女子学童野球の区内選抜チームである江戸川エンジェルズが、東京都女子学童軟式野球大会で見事優勝を果たしました。全員野球で順調に勝ち上がり、決勝戦も18対3という大差での勝利でした。これで大会5連覇、通算7回目の優勝という輝かしい実績です。彼女たちの活躍は区内に元気と勇気を届けてくれました。

斉藤区長に東京都女子学童軟式野球大会の優勝報告をした江戸川エンジェルズの皆さん
斉藤区長に東京都女子学童軟式野球大会の優勝報告をした江戸川エンジェルズの皆さん

 また、関東第一高校は第99回全国高校サッカー選手権大会の東京Aブロックを制し、全国大会出場を決めました。大変な時期を乗り越え、晴れて全国大会の切符をつかんだ選手の皆さんには、自分たちの力を信じて、ぜひ年末年始の大舞台で関一旋風を巻き起こしていただきたいと思います。
 区政の行く先にはこれからもさまざまな困難が立ちふさがることと思いますが、議員の皆さま、区民の皆さまと手を携えてこの難局を乗り越え、目指すべき未来の姿に向けて、チャレンジを続けてまいります。引き続きご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
 さて、今回提案いたします補正予算でありますが、一般会計、特別会計合わせて、総額は69億8千万円余であります。
 本定例会には、これら補正予算や指定管理者の指定についてなど、合計で20件の議案をお諮りしておりますとともに、専決処分1件の報告事項がございます。それぞれご審議の上、ご決定いただきたいと存じます。
 以上をもちまして招集のごあいさつといたします。

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