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更新日:2020年7月1日

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ウィズコロナへ 誰一人取り残さない体制を継続

令和2年第2回江戸川区議会定例会 会期:6月22日(月曜日)から7月7日(火曜日)

 

 令和2年第2回区議会定例会の開会に当たり、ごあいさつを申し上げます。
 令和の時代が始まり、1年がたちました。振り返ると、台風15号・19号や、今まさにその渦中にある新型コロナウイルス感染症への対応など、区政における危機管理の在り方が問われた1年でありました。
 特に今回の新型コロナウイルス感染症については、いまだ予断を許さない状況が続いています。

新型コロナウイルス 一貫した支援体制を独自整備

 本区におきましては、区内で感染が確認される前から新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口を設置し、その周知のため広報えどがわを全戸配布いたしました。
 また、区内で感染が確認されてからは、感染が疑われる方にパルスオキシメーターを宅配する体制の構築から、ドライブスルー方式のPCR検査センターの設置、区立や民間のホテルを活用した軽症者の療養施設の設置、陽性者の症状に応じた入院先・療養先の確保、そしてその間の患者の移送まで、一貫した支援体制を独自に整備してまいりました。
 また、ホテルの活用に当たっては患者のみならず、子どもや高齢者・障害者など、一人では生活が難しい方の居場所も同時に確保し、誰一人取り残さない体制を整えました。
 区施設につきましては、国や都の考え方に準じ、多くは休館・休業の対応を取りました。区役所本庁舎など開館が必要な施設は、飛沫(ひまつ)感染防止のためのビニールクロスの設置や消毒液の配備、ドアや手すりなど多くの人が触れる場所の定期的な消毒など、感染防止策を徹底してまいりました。
 さらに、緊急事態宣言解除後には本庁舎をはじめとする主な区施設に、来庁者の体温を確認するサーモグラフィーや非接触型体温計を配備し、訪れる方々に安心していただける対策も取っています。

血中酸素飽和度を測るパルスオキシメーター

ドライブスルー方式のPCR検査センター

職員の提案を基に 60の区独自事業を展開

江戸川区特別定額給付金コールセンター また、そのような体制整備と併せて区民や区内事業者の生活を守るため、そして医療従事者を支援するための施策を区職員から募集し、集まった1000件を超える提案をベースに60の事業を展開しています。
 例えば、国民一人当たり10万円を給付する特別定額給付金につきましては、申請書が発送できるようになるまでに時間がかかることが当初から見込まれていました。そこで、国の補正予算が成立した翌日にはコールセンターを100人体制で立ち上げ、休日も休みなく対応するなど、希望する方に一日でも早く給付金をお渡しできるような仕組みを整えました。
 また、えどがわエコセンター、ボランティアセンター、シルバー人材センター、社会福祉協議会の4団体に登録している方々で結成された、マスクを手作りするボランティアグループもあります。メンバーの皆さまが一枚一枚丁寧に作ったマスクは、100円の協力金をいただいて区民の皆さまにお渡ししており、この協力金は材料費を除いて区内医療従事者への応援金として寄付をしてまいります。

区民・事業者の生活を守る支援策を切れ目なく実施

 一方、区内事業者を守るための施策としては、新型コロナウイルスの影響により事業の縮小や休業を余儀なくされ、家賃やリース料、人件費などの支払いが困難な事業者向けに、固定費相当分の資金を支援する融資制度を新設しました。
 また、ウイルス緊急対策として、区内中小企業の資金繰りを支援する融資制度を国内で感染が拡大する前の3月2日から実施していましたが、締め切り間近の6月になっても多数のお申し込みをいただいていたことから、受付期間を9月末まで延長いたします。
 さらに、休業要請や外出自粛により苦境に立たされていた区内の飲食店を支援するため、江戸川区商店街連合会によるクラウドファンディングサイト「さきチケ江戸川ごはん」の立ち上げも支援しました。これは、店舗ごとの食事券を事前に購入する形で飲食店を支援することができる仕組みで、4月30日から5月31日までの1カ月の間に1300人以上の方々から、目標金額の3倍以上となる約1600万円ものご支援をいただくことができました。
 現在は、宅配サービスを行っていない区内飲食店のために江戸川区食品衛生協会に委託し、宅配サービス支援事業「えどがわたくめし」も実施しています。
 また、区民の皆さまのお手元に順次届き始めている特別定額給付金ですが、これはもちろんそれぞれのご利用方法で有効活用していただくものであります。しかし、もしお買い物をするのであれば、ぜひ区内でご利用いただきたいと考え、江戸川区商店街連合会が実施する「区内で使おうキャンペーン」を支援してまいります。
 今後も「区内共通商品券まつり」の実施など、区民の皆さま、区内事業者の皆さまの生活を守るための一連の施策を切れ目なく展開してまいります。

医療従事者を応援 メッセージと寄付金を募集

 さらに、新型コロナウイルス感染症に対し、最前線で日々頑張っている医療従事者の皆さまを応援するため、応援メッセージと寄付金を募集する「ありがとう!江戸川区医療従事者応援事業」を展開しています。いただいたメッセージと寄付金は、区内の医療機関・医療従事者の元にしっかりとお届けしてまいります。
 一方、区内の小・中学校においては5月中旬より登校日を設け、児童・生徒の心身の健康状態や学習状況の確認などを行ってまいりました。また併せて、給食用の食材納入業者から仕入れた食材を使用し、調理員が給食室で調理した「昼食」の配布も行いました。
 6月1日からは段階的な登校再開に併せて給食の提供も再開していますが、議員の皆さまより、保護者の負担軽減のため一学期の給食費の無償化についてご提案をいただきました。区といたしましても区民の皆さまの置かれた状況を考慮して、無償化を実施するべきと判断し本定例会にお諮りしています。

子どもたちの学習環境と行政のデジタル化

 そうした中、新型コロナウイルス感染症への対応により一気に顕在化し、変革の重要性が一段と認識されるようになった課題もありました。中でも大きな課題が「子どもたちの学習環境」です。
 お諮りしています補正予算の中にも、子どもたちのオンライン学習環境を整備するため、「GIGA(ギガ)スクール構想に基づく端末・無線LAN環境の整備費」を計上しています。これは、区内小・中学校の全ての児童・生徒に対して1人1台タブレット端末を貸与し、学校内はもとより家庭においてもインターネットにつながる環境を整備するものです。ICTの活用により、全ての子どもたちの学びを保障するとともに、これからの時代に即した新しい教育の形をつくってまいります。
 また、「職員の働き方改革」も対応が急がれる課題の一つです。今回の補正予算の中にも、「テレワーク環境の構築のための経費」を計上しています。
 職員が庁舎以外の場所でも働くことができるように環境を整備することは、すなわち、区民の皆さまが来庁しなくても手続きを行うことができる環境の実現につながります。「来庁しなくてもよい区役所」の実現を見据えて、今後もICTの活用と行政のデジタル化に一層力を入れてまいります。
 このように本区では区民の皆さま、議員の皆さま、江戸川区医師会をはじめとする各関係団体の皆さまと手を携え、新型コロナウイルスに対するさまざまな取り組みを進めています。

日常生活を支える全ての皆さまに感謝

 またこの間、子ども・高齢者・医療従事者のためにマスクや消毒液をはじめ、たくさんのご寄付も頂戴いたしました。ご寄付いただいた皆さまに改めて感謝申し上げます。いただいた寄付金や物品は大切に活用してまいります。
 依然として、本区の人口10万人当たりの陽性者数の累計が23区の中で最も少なく抑えられているということは、ひとえに皆さまのご理解、ご協力のたまものであります。心より感謝申し上げます。
 そしてさらに、感謝の言葉をお伝えしたいことがあります。
 緊急事態宣言中、本区は防災行政無線による呼び掛けを毎日行っていましたが、宣言解除後、最後の放送をお聞きになった方々から多くの温かいご意見や励ましのお言葉をいただきました。いただいた言葉に目を通し、江戸川区はやはり「良き住民性」に支えられてここまで発展してきたのだということを再認識いたしました。

男子高校生からの手作りマスクホルダーとお手紙 また、特別定額給付金コールセンターの対応に当たる職員のためにと、手作りのマスクホルダーを作成し、寄付してくれた2人の男子高校生もいました。未来を担う若者からの思いやりとアイデアの詰まった心温まる贈り物に、職員一同、大変感激いたしました。
 さらに、連日対応に当たっている保健所の職員をねぎらうファクスやお手紙も数多くいただきました。また、感染の恐れがある中、毎日ごみの収集に当たっている職員のために、ごみ袋に感謝のメッセージを添えてくれた方もたくさんいらっしゃいました。中には小さいお子さんからのメッセージもありました。
 また、区職員の中には「医療現場を支えたい」という熱い思いを持って、PCR検査を行う医師の感染リスクを下げるため「防護シールド」を独自に作った職員もいました。勤務終了後や休日にホームセンターへ通って素材の研究を行い、現場の医師の声も聞きながら改良を重ね、実用性の高い防護シールドを仕上げてくれました。この活動は新聞に取り上げられ、区民の皆さまからもお褒めの言葉をいただきました。
 職員を応援してくださった皆さまには、職員に代わりこの場をお借りして改めて御礼申し上げます。今後も皆さまのご期待に応えるべく、総力を挙げて取り組んでまいります。
 そして、何よりも全ての皆さまを代表して感謝の言葉をお伝えしたい方々がいます。それは、毎日命懸けで患者の治療に当たっている医療従事者の皆さま、そして日常生活の機能を維持するために頑張ってこられた全ての皆さまです。私たちが今こうして普段の生活を送ることができるのも皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。

「新しい生活様式」の実践

 さて、新型コロナウイルス感染症の第2波がいつ来るとも分からない中、本区においても引き続き十分な注意が必要です。今後も感染状況を注視しながら感染拡大を防止し、区民の皆さまの生活を守るため、適時、適切な対策を講じてまいります。
 また、区民の皆さまには3密の回避、小まめな手洗いなど、引き続き「新しい生活様式」を実践いただけるよう、今後も継続してお願いをしていきたいと思います。
 先日、小説家の村上春樹さんがご自身のラジオ番組で次のようにおっしゃっていました。
 「コロナとの戦いは戦争のようなものだ、そういう言い方をする政治家がいます。でも僕はそういうたとえは正しくないと思う。ウイルスとの戦いは、善と悪、敵と味方の対立じゃなくて、ぼくらがどれだけ知恵を絞って、協力し合い、助け合い、それぞれをうまく保っていけるかという試練の場です。殺し合うための力の戦いではなく、生かし合うための知恵の戦いです。敵意や憎しみは、そこでは不要なものです」
 今後もしばらくの間、私たちは新型コロナウイルスと付き合っていかなければなりません。「ウィズコロナ」です。そのために、これからも議員の皆さま、区民の皆さまと協力し合い、助け合い、知恵を絞って対応してまいりたいと考えています。引き続きご理解、ご協力をお願いいたします。
 さて、今回提案いたします補正予算でありますが、新型コロナウイルス感染症対策に係る経費をはじめ、一般会計、特別会計合わせて総額は80億7千万円余であります。
 本定例会には、これら補正予算や条例案など、合計で27件の議案をお諮りしていますとともに、専決処分など6件の報告事項、ならびに農業委員会委員の任命同意がございます。それぞれご審議の上、ご決定いただきたいと存じます。
 以上をもちまして、招集のごあいさつといたします。

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