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更新日:2019年1月31日

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2016年(平成28年)6月26日 区指定無形民俗文化財「幟祭り」開催

長さ約22メートル・日本最大級の大幟が大空に翻る!

五穀豊穣を祈願し、幟(のぼり)が翻る向きでその年の吉凶を占う江戸川区指定無形民俗文化財「幟祭り」。篠崎浅間神社(上篠崎1)では、今日(6月26日)から幟祭りが始まり、氏子や地域住民など350名が長さ約22メートル、重さ約1トンもの大幟の「幟上げ」を行いました。

天慶元年(938年)に創建されたと伝えられる篠崎浅間神社は、区内で最も歴史のある神社。木花開耶姫命(このはなさくやひめ)が祀られており、約4,000坪もある境内には多くの樹木が茂ることから「せんげんさまの森」として親しまれています。

「幟祭り」は、富士信仰が盛んであった江戸時代の文化・文政期(19世紀初め)に始まったとされる神事。同神社の周辺には、かつて上之庭(上篠崎)、中之庭(中篠崎)、本郷、西之庭(西篠崎)、下之庭(下篠崎)の5地区があり、富士山の山開きである7月1日に合わせて各地区の氏子たちがそれぞれ一対の幟を奉納したことが始まりと言われています。前日の宵宮の未明に5地区・計10本の幟を立て、幟が翻る向き見てその年の五穀豊穣の吉凶を占っていたとされています。祭りでは、幟の土台を掘るための「枠埋け」で泥まみれになったり、梅雨時で雨が降ることも多いことから、別名「どろんこ祭り」とも呼ばれています。戦後は、人手不足もあり三年に一度の開催に縮小されたものの、現在は氏子や地域住民らにより結成された「幟会(会長:大塚誠/発足:昭和55年/会員数:約300名)」のメンバーが中心となり、隔年で開催されています。

今日行われた幟上げに参加したのは、幟会のメンバーや氏子、地域住民など350名。使われる幟竿は、長さ12間(21.72m)×直径25cm、重さ約1トンの大きな杉丸太に、幅約1.5mの大幟旗を結び、その先端に「くるり」呼ばれる竹筒に男竹をつけたもので、くるりを含め全長約25mにもなる「日本最大級」のもの。初めに「枠」と呼ばれる支柱に杉丸太を斜めに差し込んで固定し、太さ約5cmの「引き綱」2本と引上げのバランスをとる「舵綱」1本、直径25cmの大型の滑車2台を利用して、東西に分かれて引き綱を上下に揺らします。立ち上げ準備にかかる時間は、杉丸太の運び込みや綱の固定などを含め1本あたり約30~40分。大勢の観客らが見守る中、舵取り役の大塚会長が「もんで(上下に揺らして)!もんで(上下に揺らして)!」と声をかけると、参加者らは「ヨイショ!ヨイショ!」のかけ声で綱を東西に引きながら上下に揺らし、約2~3分で一気に立ち上げていきました。これを1本ずつ繰り返し、10本の幟は午後1時過ぎに全ての立ち上げが終わりました。

3回目の参加となるイギリス出身の40代の男性は「地域独特の祭りなのでこの日が待ち遠しかった。」と笑顔で話しながら「皆で一緒に力を合わせて頑張った結果が見えるので嬉しいです。」と笑顔で語りました。

「幟祭り」は7月2日まで。7月1日には「大祭」が行われ、近隣幼稚園児による「稚児行列」や雅楽「浦安の舞」などが催されます。立てられた大幟は、最終日の2日まで飾られ、同日の午前8時から「幟返し(幟を降ろす行事)」が行われる予定です。

篠崎浅間神社で大きな幟を上げる様子1

篠崎浅間神社で大きな幟を上げる様子2

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