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更新日:2022年4月20日

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2022年(令和4年)4月20日 自然動物園でブラウンケナガクモザルとワタボウシタマリンの赤ちゃんすくすく成長中

母親にしがみつく愛くるしい姿が人気

江戸川区自然動物園(北葛西3)では、3月4日(金曜日)に誕生したブラウンケナガクモザルの赤ちゃんと同月13日(日曜日)に誕生したワタボウシタマリンの赤ちゃんがすくすくと成長しており、母親にしがみつく愛くるしい姿で来場者の人気を集めています。

1983年に開園した自然動物園は、現在約60種・約680点の動物を飼育しています。同園は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、1月11日から臨時休園していましたが、まん延防止等重点措置の解除に伴い、3月22日から2か月ぶりに営業を再開しました。入園料が無料で、人気のプレーリードッグやフンボルトペンギンなどを近くで観察できるとあって、平休日を問わず家族連れが来園。感染症対策を講じながら営業しています。

ブラウンケナガクモザルの赤ちゃん「ブラウンケナガクモザル」は、主に南アメリカのコロンビアなどの熱帯雨林に生息し、他のクモザルと違い額に白い三角形の模様があるのが特徴。国際自然保護連合(IUCN)の絶滅の危険性が非常に高いとする「絶滅危惧種CR」に指定されています。同園では、今回誕生した1頭を含め18頭(オス8頭、メス10頭)のブラウンケナガクモザルを展示。国内で飼育しているのは同園と大宮公園小動物園、宇都宮動物園の3園のみです。

今回生まれた赤ちゃんは、オスの「ジゲン(11歳)」とメスの「レミ(11歳)」の間に生まれたメスの子どもで尾長を除いて体長約20cmで誕生。体毛は茶色の成獣とは異なり、全身白色が特徴です。現在、母親の母乳を飲んで、すくすくと成長しています。生まれて間もない頃は、日中ほとんど寝て過ごしていましたが、最近は目を開けて起きている時間が長くなりました。

今日(20日)赤ちゃんは、手足としっぽを上手に使って母親にしっかりしがみつき、時折、手を伸ばして木や岩を触る姿などが見られました。ブラウンケナガクモザルを担当する飼育員・萬羽貴史(まんばたかし/32歳)さんは「コロナ禍で遠出するのは難しい日々が続きますが、赤ちゃんの白くて小さい可愛らしい姿を見て、気分転換していただければ幸いです」と話しています。

ワタボウシタマリンの赤ちゃんまた、「ワタボウシタマリン」は、主にコロンビアなど中南米の熱帯雨林に生息するマーモセット科の小型のサルで、その名のとおり綿帽子のような白い毛が頭頂部に生えているのが特徴。ブラウンケナガクモザルと同じく「絶滅危惧種CR」に指定されています。同園では1993年から飼育しており、4年連続で繁殖に成功し、現在は誕生した1頭を含め6頭(オス2頭、メス3頭、不明1頭)を展示しています。

今回生まれた赤ちゃんは、オスの「サント(15歳)」とメスの「コニ(9歳)」の間に生まれた子どもで、尾長を除いて体長約6cmで誕生しました。現在、母親から母乳をもらってすくすくと成長中。親にしがみついて生活しているため、性別はまだ確認できていません。一昨年誕生した姉の「アン」の背中に乗せてもらう様子も見られ、家族で協力して子育てをしていることがわかります。最近は、親の背から少し離れて辺りを見回す様子が見られます。

今日(20日)赤ちゃんは、木々を素早く渡り歩く親から振り落とされないよう背中にしがみつく姿などが見られ、くりくりとしたまん丸な瞳で来場者を魅了していました。ワタボウシタマリンを担当する飼育員・初山瞳(はつやまひとみ/37歳)さんは「親の背中にしがみつく姿はあと2週間ほどしか見ることができないので、赤ちゃんが小さいうちに見てほしい。その後は兄姉と遊ぶ姿も見られるようになると思います」と話しています。

なお、同園の開園時間は午前10時から午後4時30分まで(土曜日・日曜日祝は午前9時30分から開園)。休園日は月曜日(祝日の場合は翌日休園)。入園は無料です。また、感染症対策のため、入園の際にマスクの着用と手指の消毒をお願いしているほか、園内混雑時には入場を制限する場合があります。

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